★ ネーミングを考える

 4年生の算数で、「5.2kgあったさとうのうち、3.76kg使いました。残り
は何kgですか。」という問題で、次のような発表が出てきた。

■ 解き方1

   520   →    5.20    5.2−3.76を520−376と考えま
  −376      −3.76   す。520−376=144.それに小数点
   144        1.44   をつけて、1.44。答えは1.44kgです。

■ 解き方2

5.2の小数第2位に0を書き加えて、5.20とします。    5.20
そして、そのまま筆算をします。計算すると、1.44     ー3.76
です。答えは1.44kgです。                    1.44

■ 解き方3

私は、そのまま筆算でするしかたでしました。3.76の    5.2
6の上には何もないけど、0があると考えて引きます。    −3.76
そうすると1.44になるので、答えは1.44kgです。      1.44

 この場合には、「それぞれの解き方に名前を付けよう」と、学級全員で
考えた。そうしたら、次のようなネーミングになった。

  ■ 解き方1 → 整数直し法
  ■ 解き方2 → 0(書き加え法)
  ■ 解き方3 → 一発法


 
このようにネーミングすることのよさは、それぞれの解き方の特徴が
端的に表現されるということである。

 また、特徴が生かされるネーミングは、その後の話し合いの場面でも
効果的である。
 「それぞれの解き方のよさは、どんなところですか。」という発問に対し
て次のような反応が出てきた。

・整数に直すと、2年生の計算のようになってわかりやすいです。
・一発法は、その名前の通り、一発で解くことができます。そして、早く
 計算できていいと思います。
・0を書き加えるという考えは、自分と同じ考えでしやすいと思いました。

 このようなネーミングの由来を聞いてみると、「なるほど」と思うことがし
ばしばある。単元の学習を進めていくと、今度は発表した友達の変形バ
ージョンが出てくる。
 それくらい、ネーミングは子ども達にとって興味を引くものなのである。


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