★ ノ―ト祭りで刺激しあう

 ノ―トウイークの最後は、「ノート祭り」をする。
 これは、ノ―トウイークの間に作ったノートの中から、自分が一番みんなに見
てほしいものを一つ選び展示するものである。
 といっても、ただ展示するだけではコピーの掲示とあまり変わりがない。そこ
で次のように交流が図られるような工夫をする。

1 学級をAグループ、Bグループの二つに分け、最初にAグループが展示発表、
 Bグループが見学になる。
2 一人一人が机の上に自分のノートを広げておく。そして、見学者に自分のノ
 ートの工夫点を言う。
3 見学者は誰のノートでも自由に見学できる。ただし、必ず全員分見るようにす
 る。
4 見学者が質問をしたい場合には自由にできる。展示者は質問に対して自分
 の工夫を答える。
5 一通り子供たちが見終わったら、ABそれぞれのグループの役割を交代する。

 このような説明をした後、「ではどうぞ」と始める。
 最初は、ノ―トを見ているので静かである。
 やがて、友だちのノ―トとの違いに、「わー」と声を出して驚く子も出てくる。同じ
学習をしているので、その違いが特にわかるのであろう。
 質問も次々に出てくる。
「どうしたら見やすくなるのですか」
「線を引くことを工夫しているからです」
「たくさん色を使って、つかれませんか」
「つかれるけど、色を使うと楽しいです」
 こんなやりとりがあちこちで聞かれる。
 見学者同士で感心しあっている子たち、キャラクターを指差して「これに吹き出しを
いれたら」とアドバイスをする子、見学者がいなくなったので、「いらっしゃい!いらっ
しゃい!」と呼びかけを始める子。
 にぎやかな声が「祭り」みたいな雰囲気になる。
 
 それぞれ見合った後、子供たちに「友だちのノ―トを見て思ったこと」というテーマで
感想を書かせた。(3年生)

    賞をあげたい
 今日はノート祭りなのでみんなのノートを見ました。
 はじめは、かなちゃんのノートを見ました。わたしはかなちゃんに「どうやったら、こん
なにぜいたくにかけるのですか」と聞いたら、「課題とかを書いたら一行あけるといいよ」
と言ったので、(そうか、「行」をあけるのか)と思いました。
 次に、えりちゃんを見ると、はこをいっぱい使っていました。とてもきれいに見えました。
私はえりちゃんに賞をあげたいくらいです。
 私もこれからは、行をあけたり、はこをたくさん使ったりしたいと思います。

   ノ―トは心が大切
 ゆりちゃんのところに先に行った時、質問したことは、「なぜ、はこを使うのですか」と
聞いたら、「先生やみんなが見やすいようにです」と答えていました。
 みんなに見せたい気持ちが初めてわかりました。
 次にひとみさんのところに行きました。びっくりしたのが、字のていねいさです。わたし
もあんなふうにきれいに書きたいです。
 わたしは、ていねいさだけではなく、心も大切だと思います。これからもていねいにやさ
しく書き、みんなに見せたいです。

 このようにして友だちとのノートの交流を通して、自分のノート作りの考え方を文章化す
る。その中で子供たちのノート作りへの関心は、どんどん高まっていくのである。


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