★教室を沖縄ミニ博物館にしよう。
  そこから見える沖縄の生活の特色は何か。


 沖縄の学習をする時に、沖縄関連グッズを教室に持ち込むのである。家族
はもちろん・親戚・同僚のお土産など集めると相当なものである。岩手の我が
学級でも半数以上の子が何らかの沖縄関連グッズを持ち込んできた。
 シーサー、黒糖、はぶ酒、三線、沖縄人形等、教室を囲むようにして沖縄グッ
ズが並んだ。異国情緒にあふれる教室になる。
 私自身は、沖縄の旅行パンフレット、沖縄に関連するインターネット資料、図
書、そしてさとうきびを持ち込んだ。すべてその後の学習の布石になるものであ
る。
 さて、その段階で終わってしまっては単なる興味づけに終わってしまう。
 そこで、一つ一つのグッズをいろいろな場面で使いながら沖縄の生活の特色を
さぐるようにする。
 たとえば・・・

■沖縄の家と自分たちの家の違いは何ですか。(シーサーと関連づける)
■沖縄観光パンフレットで沖縄文化を紹介します。あなただったら、どんな文化を
 紹介しますか。(食、伝統芸能関連グッズを用いる)


 後者の発問の前には、具体的に沖縄文化を感じ取らせる必要がある。インターネ
ット資料と三線を使った沖縄文化の理解を次のようにして行った。(学級通信「トゥモ
ロウ」より)

★琉球料理
 「琉球料理で代表的なものは豚肉です。豚の体のどこを使うと思いますか。意外
  なところを使うのですよ。」(子供たち勢いよく予想する)
 「はい、足です。」
 「足も使います。」(「足ティビチ」という料理です)
 「頭です。」
 「そうです。頭の中の耳も使います。」(エー!という声。「ミミガ―刺身」という料理
  です。)
 「実は、血を混ぜた炒め物もあります。『チーイリチー』というものです。」
  ここまできて、さすがに子供たちも少し騒然となってきました。料理を想像したから
 でしょう。でも、長時間煮込む料理が多く、消化にもいいということを聞いて、少しホッ
 としていました。最後に聞きました。
 「実は全部使うのです。では、なぜ全部使うのでしょうか。」
  ここでは、すぐに「生き物に対する感謝の気持ち」と出てきました。料理の種類は違
 えどもこの感謝の気持ちは全国共通です。
  (この資料のホームページはこちらです。)
★沖縄音楽
 「沖縄音楽で使われる楽器の一つが三線です。三味線のもとになっていると言われて
  いるものです。何の皮を使っているのでしょうか。」
 「へびの皮です。」
 「そうです。へびは沖縄の人にとっては身近なのです。さて、沖縄音楽では、よくレとラ
  を抜かして演奏をします。そうすると沖縄音楽らしい雰囲気になります。」
  こう言ってキーボードで「ドミファソシド〜」とひいてみました。子供たちは、「感じが出て
 いる」と言ってくれました。
  授業が終わってからさっそく試す子もいました。子どもたちも引きつけられる沖縄音楽
 です。

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