3 21世紀の教育に向けて
州では、2010年までという長期的展望にたった教育改革を、1991年からスタートさせた。
その改革の内容には、現在180日前後の授業日数を段階的に増やし、最終的には220日
にすること、自己学習力・思考力・表現力を高めること、コンピュータ教育をさらに充実させる
こと等が盛り込まれていた。州教育でも、その改革を遂行するために、各学校で訪問してい
るが、実際の現場では、古い型の教育と新しい型のものが混在しているとのことであった。
ただ、この教育改革にも大きな問題が一つある。州の教育予算が、十分ではないというこ
とである。財源確保のために消費税導入の投票がホームスティー終了後にあったが、75%
の反対で導入は見送られた。その改革も予算の規模が縮小されたら、小さな形でやらざるを
得ないという話であった。
しかしながら、限られた予算の中で、各地区の特色を生かしながら教育改革を進めようとし
ているオレゴン州の教育から学ぶ点は多かった。日本も新指導要領の全面実施にあたり、
新しい教育を模索中である。
今後の我々の教育実践の参考にしたい。
(この報告は1993年のものである。)
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