★ プレゼント
日本にいる時に、ホームスティー先が決まるはずだったが、なぜか私は
決まらなかった。
そして、そのままアメリカに行かざるをえなかった。
そこで、スティー先や学校へのプレゼントには何がいいか、いろいろと迷
った。スティー先の家族が何人で、何才ぐらいの人がいるかわからなかっ
たからである。
そこで、どんな人でも受け入れそうな無難なものをいくつか買い揃えてい
くことにした。
☆ おみやげリスト
■スティー先へ
・きり絵の壁掛け ・浮世絵コースター ・浮世絵ハンカチ
・風鈴 ・岩手の絵葉書
■小学校へ
・きり絵の壁掛け ・子供の作品(絵、習字、手紙、折り紙) ・そろばん
・風呂敷 ・各種ガイド(市のもの) ・日本の教科書 ・日本の地図
■両方に共通
・日本のおもちゃ(けん玉、おはじき、こま、竹とんぼ、万華鏡)
これらの他にスティー先の人に日本食を食べさせようと、しょうゆやインス
タントみそ汁、のり、本だし等を持っていったものだから、行きの荷物は重い
ものとなった。
もっとも帰りも今度は日本のおみやげで重くなったが。
さて、アメリカに行き、ようやくスティー先が決まった。
アンという女性の家であり、3人家族ということがわかった。ただし、二人の
子供たちは、今100kmはなれたユージーンという市で、大学の講師と大学
生をしているとのことである。
そこで、アンには壁掛け、ハンカチ、絵葉書を、講師である娘のベッツイには
風鈴を、息子のスティーブンにはコースターを送ることにした。
3人にプレゼントをして驚いたのは、渡された瞬間にもうパッケージをはがし
て、中身が何かを見ているところである。
日本だったら、「あけていい?」と聞くか、あるいはプレゼントした人が、「どう
ぞ、開けてください」と言うところであるが、すぐに中身を見るのがこちらの礼儀
のようである。
そして、3人ともおおげさに喜んでくれた。
「オー、ワンダフル」「ビューティフル」というように。
特に、ベッツィは、「プリティサウンド!」と言って、風鈴をさっそく部屋のどこ
にかけようか動き回っている。
ここがいいと言って、すぐにネジを差し込み始めた。そして、風鈴を付けて、
「リンリン」と一緒に歌っている。
ちなみにベッツィは25才。25才の女性に200円の風鈴では申し訳ないと
思ったが、どんなささやかな物でも、こちらの人は大喜びすると知った。
プレゼントのもらい方にも文化の違いが出るものである。
その後、ベッツィに2度会ったが、そのたびに、「マサ、リンリン、グッド!」
と言われた。たった200円なのに、恐縮する思いだった。
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