★ 写真
映画やテレビでこんあシーンを見たことはないだろうか。
「アメリカで働くエリートビジネスマン。エレベーターを颯爽と降りると、彼はオフ
ィスに向かう。ドアをあける。彼の目に真っ先に飛び込んでくるのは家族の写
真・・・」
日本人だったら照れがあって仕事場で家族の写真を掲げている人は少ない。
ところがアインソワ―ズ小学校ではそのような人が珍しくない。
ポーリン先生。私と同じくらい(注:7年前)の年の女性である。ちなみにこの先
生がアインソワ―ズ小学校では、一番若いように見えた。
その彼女の教室の机の上には、ハズバンドの写真。
それだけではない。教室の壁面にも、スキー姿のツーショット写真。堂々とした
ものである。
彼女だけではない。他の先生方でもやはり家族の写真をかざっている人が何
人もいた。
そもそもスティー先のアンの家もそうだった。
すべての部屋が写真だらけである。
たとえば、私がよく使った部屋(6畳ぐらい)には、本棚の中に5枚もの大きな写
真が飾られている。そして、机の上にも様々な6枚の写真。それが珍しくないので
ある。
一番多く貼られている場所は冷蔵庫。とっての部分を除いてはほとんど写真で
埋め尽されている。おかげで、サンフランシスコにいる娘のジェニファーに会わない
うちに、すっかり顔を見たような気になってしまった。
その国民性を反映してか、店には写真立てを売っているところが実に多い。私も
その気になって、写真立てを買った。
しかし、帰国後に教室ではそれが使われることがなかった。やはり、国民性の違
いなのだろうか。
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