★ 学校のトイレの水はどこへ行くのだろうか
水とくらしの学習では、数字にちなんだ発問をすることによって子供たちは意
欲的に追究活動を行う。たとえば、次のようにである。
1 この〇〇小学校には水道の蛇口はいくつあるだろうか。
2 水は何種類のことに使われているだろうか。
3 〇〇小学校全体では、1ヶ月でバケツ何杯分の水が使われているだろうか。
1では実に多くの蛇口があることがわかる。中には「?」と思うような場所に蛇口が
ある時もある。その時にさらに突っ込んで考えさせるのもおもしろい。
2の発問で、実に水の用途が広いことがわかるであろう。「手洗い」「飲む」が一番
多いであろうが、「図工の絵の具の勉強」「便を流す」「花を育てる」「机を拭く」「掃除
の時」・・・と次々と子供たちから出てくるはずである。
3では、実際に学校に来ている水道料金表をもとにして考える。予想以上の数値に
子供たちは驚くはずである。
このような学習をした後で、下水処理場のことを学習するために、
■学校のトイレの水はどこへ行くのだろうか
と問う。
ふだん何げなく使っているトイレでも、こう問われるとどこに行くのか、皆目見当が
つかない。予想を立てると、「川」「海」といった答えが出てくるが、「汚い水」なので、
そういうところには流さないと反論される。
そこで、下水処理場の存在が浮かび上がってくる。
これを最初から、「下水処理場のしくみはどのようになっているのでしょう」と発問して
も、子供たちの乏しい経験から反応は鈍いであろう。
先の発問で子供たちは実際にトイレからの水の流れを、校舎裏側等に見にいく。楽し
い追究をするはずである。
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