★期間限定・特別係
係活動をその学期内、ずっと行うものと考えていませんか。
もっと弾力的に考えていいと思います。一時係活動を中止して別のプロジェクト
を行ったり、学期途中で係を変えたり、はたまた希望者だけが係活動を行ったり
・・・というようにです。
目的は子どもたちに自主性を身につけることです。その力をつけるのであれば
方法は多様であっていいわけです。
この実践は教育実習生が学級に来ることになって、日常の係活動を一時休止
して、取り組んだものである。
その様子を学級通信で紹介をする。
学級通信 カルチェ・ラタン 第32号 5月26日より
教育実習生を迎えるにあたって、私は一つ考えました。「この機会に子供たちに何
かしらの力をつけたい」と。
そこで、H先生(実習生)の教育実習生の期間に、ふだんの係活動とは別に、「特
別係活動」を企画しました。
話し合いをしたのは、先週の火曜日です。そして、子供たちの希望から次のような
特別の係が生まれました。
■教え係・・・H先生に学校のことは何でも教える。
■集会係・・・歓迎の会、お別れ会等の企画・運営をする。
■遊び係・・・H先生を交えてみんなで遊ぶ。
■新聞係・・・H先生のことを記事にして新聞を作る。
■写真係・・・そのものズバリ、写真をとる。
写真係では、最初に「みんなから少しずつ集金する」という案も出ましたが、私の負担
としました(インスタントカメラ)。子供たちにカメラ・・・というのはなじまないと考えられる方
もおられるかもしれません。しかし、低学年の生活科では積極的に活用している学校もあ
ります。(注:佐藤、8年前の話です。今とは隔世の感があります。)
さて、昨日、これらの係活動が実質的にスタートです。まずは、改めてH先生を歓迎する
会が持たれました。
ようこそ5年1組へいらっしゃいました。
みんな、先生がくるのを楽しみにしていました。
私たちのクラスは、明るく楽しい元気なクラスです。
1ヶ月間、いっしょに勉強したり、遊んだりして、いい思い出をつくりたいです。
このようなSさんの歓迎の言葉から始まりました。(中略)
動き出したのは集会係だけではありません。
写真係はさっそく歓迎会の様子をパチリと写真にとりました。
教え係も、給食の時のこと、そうじ区域のこと、学校の案内と大忙しです。新聞係は、すで
に記事を書き始めましたし、遊び係も遊びの計画を立てています。
子供たちの特別係、楽しみです。
★期間限定特別係のよさ
1 短期間の活動なので集中してできる(マンネリはあり得ない)
2 テーマや目的が同じなので、他の係とタイアップした活動ができる
(この場合、新聞係が他の係によく取材をしていた)
3 何かしらの特別な活動の時に設定をするので、その活動への取り
組みがいっそう意義あるものになる。(たとえば、学習発表会)
例として教育実習を出したが、特別係はいろいろな場面で活用できる。
「学習発表会」「6年生を送る会」といった大きな行事での特別係、学級内
での集会活動でもできる。この場合には、「実行委員会」「プロジェクトチー
ム」といった名称になるかもしれない。
ただ、この係には前提がある。それは学級内の生活を維持させるため
の最低限の仕組みができていることである。それらは特別係の場合にで
も行うものである。
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