V 新家庭科PR作戦

 保護者の中には、自分の記憶に残っているイメージから、「家庭科は裁縫と調理の技能
を習得する教科」ととらえている方がいる。
 また、教員でも「家庭科の研究授業を見たことがない」という人は多いし、「家庭科は女の
先生に任せておけば」という男性教員もいる。
 「よりよい生活人」を目指すためには、家庭との連携は不可欠であるし、家庭科教育のよ
さをあまり知らない教員へのPRも必要と考える。その活動の一環として、次のようなことを
行っている。

1 保護者に直接的、間接的に学習活動に参加してもらう
 保護者の家庭科教育に関する理解を深めるには、授業に参加してもらうのが一番である。
日常の授業に参加してもらうのが大変なのであれば、授業参観の時に家庭科の授業を行い、
その中で「家庭での工夫」について話をしていただくことも可能である。
 また、子供たちの家庭での聞き取り活動や、学習したことを保護者の協力のもとに家庭で
実践してみることは「間接的」な学習活動への参加となる。
 工夫次第で保護者の学習活動への参加は可能なのである。

2 学級懇談会および学級通信を最大限利用する
 懇談会で話をするだけではなく、家庭科の授業の様子をビデオで見せる。学級通信を通じて、
授業の様子および家庭科教育に対する考え方等を保護者に知らせている。
 家庭での話題に一つになっている。

3 地域人材活用は教職員への理解へのチャンス
 地域人材を活用した授業は、日常あまり家庭科教育に関心がないと思われる教職員への理
解を図るチャンスである。授業終了後にその成果を、職員集会等で発表することにより、教職員
の関心も高まるであろう。

4 ホームページによる発信で、実践の共有財産化を
 自分の実践を公開する有効な方法の一つとして、ホームページによる発信がある。私自身もホ
ームページを作成し、今までの家庭科実践を掲載している。


W おわりに
 この1年間、岩手県家庭科教育研究会の授業者として、家庭科教育についてたくさん学ぶこと
ができました。今まで自分なりの教材研究はしてきたものの、本格的に研究をしたことは初めて
でした。学べば学ぶほど家庭科教育の面白さ、奥深さを感じました。その点で、たくさん学ばせて
もらった県家研下閉伊地区の会員の皆様に感謝いたします。
 また、1年間の実践をまとめる貴重な機会を与えてくださった筑波大学附属小学校の町田先生
にも感謝申し上げます。ありがとうございました。
 むろん、家庭科教育の実践についてはまだまだです。自分が学んだことをさらに今後の実践で
生かしていきたいと考えています。

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