★ 発見!テレビコマーシャルの工夫と影響
この授業は5年生社会の情報の学習の中で、テレビCMの工夫と自分たち
に与える影響を考えさせたものである。
事前の準備・・・子供たちへの事前アンケート(どのテレビCMが印象に残り
ますか?)とCMランキングベスト5の作成。1位のCMを録画しておく。
■ 授業
■説明・君たちのテレビコマーシャルランキング発表です。
第5位「NTTドコモ・アイは私を救う」
第4位「ピレパラアース」
第3位「めんたつ」
第2位「ポッキー」 (それぞれのCMの台詞や歌が自然に出てくる)
そして第1位が「ジョージア」のコマーシャルです。
■発問・ジョージアを選んだ人はどんな点が印象に残ったのですか。
・歌がいい ・やっていることがおもしろい ・続けて作っている
等の反応が出る。ここは簡単にすます。
■発問・では、これから「ジョージア」のコマーシャルで工夫している点を
ビデオで見ます。工夫で気付いたこと、わかったこと、思ったこと
をノートに書きなさい。時間は5分です。
・ジョージアのコマーシャル(フランス語を習うもの)を3回繰り返す。子供
たちがノートに書いたあと発表。
・短い時間でいろいろな場面を出している。
・楽しい歌があって、覚えやすい。
・有名な芸能人を使っているので、おもしろい。
・楽しいというイメージにさせてくれる。
・最初は何のコマーシャルかと思うが最後にコーヒーを出している。
・短い時間でパッとわかる。
・音楽がコマーシャルを明るくしている。
・お金がどれくらいかかっているか知りたい。(きっと多い)
・コマーシャルを作るのに、時間がかかっていると思う。
・よくこんなに楽しいものを考えると思う。きっとテレビニュースと同じように会議
をしているのだろう。
■発問・テレビコマーシャルはお金がそんなにかかるのですか。(子供た
ち、「はい」と反応)。その理由は何ですか。
・有名な人を使うとその分、お金を払わなければいけない。
・テレビ番組と同じでちゃんと会議をしてから作るから。
・小道具といったものも作らなければいけない。
・メークさん、美術さんといったいろいろな係も必要。・・・等
(教科書や資料集でテレビ番組の作り方を参考にさせた)
■発問・そのようにお金がかかるのなら、商品が売れても得はしないので
はないでしょうか。何のためにテレビコマーシャルを作るのですか。
・いや、それでもコマーシャルをした以上に売れるから損はしない。
・資料集にあるようにテレビは一番みんなが情報を得るものだから、コマーシャル
を作る。
・テレビは大量に情報を伝えるので、その商品を知ってもらえるから得。
・テレビコマーシャルはおもしろいので、はやりになる。すると商品も売れる。
・自分もコマーシャルを見て買ってしまう。そういう人は多いと思う。
・新聞よりもテレビの方が見やすい。・・・等
・コマーシャルのある民放で一番多いのは娯楽番組。それを自分たちもよく見て
いる。するとコマーシャルをよく見ることになるので、買う量も増える。
(一部、教科書や資料集を参考にした発言が出た。)
■説明・これはみんなにも聞いた方がいいですね。テレビコマーシャルを見て、商
品を買ったことがある人?(全員が挙手。実際に買ったものを次々に答え
させる。)
このようにみんなも影響を受けています。コマーシャルを作る方も「ターゲ
ット」と言って、買ってくれる人を絞り込みます。君たちも実はターゲットに
なっている場合もあります。(その例もやりとりする。)
■発問・テレビコマーシャルは人々にとってどんなものと言えますか。ノートに
書きなさい。(発表)
・テレビコマーシャルは人々にとって情報を出してくれるものである。
・テレビコマーシャルは役立つ情報を見せるものだ。
・テレビコマーシャルはえさのようなもの。人々は魚のようにえさを食べ、会社はもう
ける。
・テレビコマーシャルはお得な情報を得るもので、自分たちも買っている。・・・等。
■指示・今日の授業のまとめを書きなさい。
★今までコマーシャルはおもしろいテレビを見ているときにはじゃまだなと思っていた
けど、けっこう面白いし、いろいろな情報を出していることがわかった。
★生活の中でコマーシャルのことを気にしていなかったが、多くのお金をかけている
ことがわかったし、自分たちもたくさんそのものを買っていることがわかった。
★テレビコマーシャルは見ている人のために歌を作ったり、有名人を使っている。そ
して自分もその影響を受けている。もしかしたらなくてはならないものかもしれない。
テレビコマーシャルは社会の教科書(教育出版)の中にはない。しかし、指導要領
の中にある「通信の国民生活に与える影響の例」としてはかなり大きいものであろう。
特に子供たちにとっては身近なものである。
それだけに、この通信の学習ではテレビコマーシャルをもとにした実践が多く出る
ことを期待する。
なお、この実践をするにあたり、事前に子供たちには「テレビ日記」を書かせている。
(別サイトにアップしているものと同じです。)
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