★ ユニセフから世界を知る
世界のいろいろな子供たちのことを知ることによって、自分の生活を見直します。
それは自分が有難い環境で育っていることの自覚にもなります。
■授業
最初に「1日の40000人」板書する。
「何の数字ですか」と聞く。前時の続きということで、「何からの貧困に関する数字」
というのは子供たちはわかっている。
しかし、見当がつかない。それでも、「一日に死ぬ子供の数?」という声が出てきた。
「本当にそうだったら多すぎると思いませんか?」と切り返す。子供たちは、「うん、そう
だ」と頷く。
「でも、その通り。これは一日で世界で死ぬ子供の数なのです。宮古市で言うと7割
の人が一日に死ぬことになります。」
これには子供たちも驚きである。何せ一日にこれぐらい死ぬのである。さらに、日本の
人口以上の1億3千万の子が家のない生活を送っていることも伝えた。
「そのような人に対して手助けをしている団体があります。何ですか。」と聞いた。
これはすぐに「ユニセフ」「ユネスコ」と出てきた。すぐにユニセフのマーク(このホームペ
ージを参照)を黒板に貼った。
子供が抱っこされている地球が表現されていることを確認してから、子供たちに聞いた。
「この大人は子供にどう話しかけているのでしょうか」
・がんばってほしい ・生きていてよかったね ・幸せに生きようね
・ごめんね ・幸せになるんだよ
子供たちは親の気持ちになって考えていた。
ここで、ユニセフについて簡単に解説をする。
「世界の子供のために」というのがユニセフのキャッチフレーズです。そのために全世界
で活動をしています。特にアジア・アフリカの国でユニセフの活動は盛んです。実は日本も
30年ぐらい前までユニセフから助けられていました。ミルクやお医者さんの治療用機械など
を援助してもらいました。
この後に、ポスター等でユニセフの活動を紹介した。子供たちはユニセフの活動の大まか
な点を理解した。しかし、それだけでは「自分と関係ない」という意識になりがちである。そこ
で子供たちに次のように言った。
これからビデオを見せます。「世界子供白書」というものです。この中に君たちと同じくらい
の年のアジアの子供たちが出てきます。どんなことを思い、どんな生活をしているか考えな
がら見ましょう。
ビデオはユニセフの運動をしている地元のスーパーから借りたものである。(発行元は記録
していない。)次のような内容であった。
■10代前半の子供たちが、一日12時間働いて得られるお金はわずか55円。もちろん学校
へは行けない。(インド)
■「学校に行きたい。知識や技能を身に付けるんだ。」と明るく語るバングラデシュの小学生。
ふだんは貧困のため、就学できない。
■そのような子供たちに対してユニセフの具体的な援助・・・等々
「自分たちと同世代の子供達」ということで、子供たちのビデオを見る目は真剣であった。ビ
デオが終わった時に「ウーン」という声が出たほどである。そして、改めて自分たちの置かれて
いる環境を見つめ直した。
「では、みんなにできることは何ですか」と聞いたら、すぐに「募金」とでてきた。
「そうです。たとえば、君たちの100円で次のようなことができるのです。」と言って、下のよう
な例を示した。
| 栄養障害による失明を防ぐビタミンAカプセル | 11人分 |
| 肺炎やかぜの薬(抗生物質) | 4びん |
| 学校で教育を行うためのチョーク | 55本 |
この事実は子供たちにとってインパクトが強かった。なかには、「この学習は今まで1番説得力
があった」と言う子もいたほどであった。
■感想
・今まで100円をじゃんじゃん使っていたけど、100円でビタミンざいが買えるなんて知らなかった。
100円の使い道を変えようと思った。
・アジアの中で貧しい人たちは、小さくても働いていて大変だと思いました。私だったら、その中で
は生きられないないなあと思いました。
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