■2000/07/03 (月) ゾロアスター教とか ◇今日買った本
*短歌研究7月号 1000円
ほんとは昨日買って新幹線ので読みたかったのだが、なかったのだ。
えっと穂村さんの新作短歌が印象強いですね。この印象強さはなんでしょう。
*島田輝子句集 俳句文庫(海程新社)100円
*セントメリーのリボン 稲見一良 130円
*ぱらいそロード1 管野博士 150円
◇ちょっと前に買った本
*ヒマラヤ・すばらしき教室 立川女子校山岳部の記録 高橋清輝著
けやき出版 200円
筒井康隆が新田次郎の山岳小説を、「筒井の小説を読んでへらへらになったら
こういう新田次郎のような本を読みなさい」とかいってたけれど、新田次郎の山
岳小説というのはほんとにおもしろい。で、山の本、というジャンルがあるみた
いで、日本百名山なんかもこういうものですね。登山記録なんかもそうで、この
本は、立川女子高校の山岳部がヒマラヤはチュルーという峰(6558メートル!)
を制覇したときの記録。夏休みを利用して、現役高校生メンバー、OB(OGね)
メンバーとあわせて30日ほどかけていくわけです。著者はこの部の顧問の先生
で、文章はそんなにうまくないです。おもしろいけどね。
えーと、まずシェルパのリーダーの「ペヌリ」というネパール人が出てきます
がこれが変です。なんかこう、いいかげんなんですね(^^;)。
でも最後の方で、実はこのシェルパが家を二軒以上持ってる、結構儲けがしら
であるという描写もあったりします。ヒマラヤを前に家二軒。
で、ヒルに血を吸われたり、高山病でくるしんだりしながら山登りは続くわけ
ですが、なんか急にこの著者は「ゾロアスター教の神に祈ろう」とかいいだすん
ですね。なんでゾロアスター教なんだよ! 雪が止むと、「ゾロアスター教の神
も、私の祈りをかなえてくれたのだ、ありがたい。」ってそうか? そういうも
んか?
あとこの登山行は1989年におこなわれて、結構マスコミでもさわがれたみたい
なんですが、私の記憶にはないし、インターネットでも関連ページをうまくみつ
けることは出来ませんでした。でもヒマラヤってゴミだらけなんだよね、いま。
このパーティーも50人以上が何日間も野外で食事するわけで、それはそれで
絶対ゴミ出してるとおもうなー。どうするんだろうこれから。23:07 00/07/03
■2000/07/05 (水) 雨のステーション・タワー ◇奈良は4時ごろからすっげー雨。
電車もとまった。たーいへん。
◇「かばん」の掲示板で枡野浩一さんがほむらさんとやりとりをしてる。
読んでるとだんだんせつなくなってくるようなやりとりだと思う。
◇年下のおとこのこに、みやぎくんという子とうしみずくんという子がいて
基本的にどちらも「人とのつきあいかたを知らない」(Fromエバンゲリオン)
感じの子である。別に不良っぽいとかそんなんじゃないんだけどそれだけに
始末が悪い。こういう子って枡野浩一も読まなきゃ千葉聡なんかまったく縁が
ないんだよね。いやあたり前なんだけど。あたりまえなんだけど、なんかなー。
なんかこうなー。目の前のこの生きるのが不器用そうな若い男の子たちと
「短歌」や「俳句」の「話」(作品じゃなくて)の距離ってなにかなーとか
考えるんだよね。うーんなにかなー。これって。
◇藤原さんの本は小包になってたみたいで、配達人にもって返られてしまった。
明日とりにいかねば。いかねばの娘。そりゃイパネマ。
◇穂村弘の短歌研究7月号の歌は、彼が気に入っている飯田有子の歌の「助けて姉さん
西川布団店たすけて」とかの穂村弘的展開なんじゃないのかな。ところで、
豊咲き耕一(めんどいのでそのまま)がエピステーメーの昔の号で、ソシュールが
「一般言語学講義」のもととなる原稿や手稿を書きながら、同時に詩的言語に頻出
する「アナグラム」の研究に長期間真剣にとりくんでたことを書いてるけど、この
一連もある種の「非−アナグラム」がめざされてるような気はするなー。
加藤治郎「残ったのはたとえば穂村弘というある個人の異様な閃きがきらきらひかる
ような」うーん、でもなー。なんかそういう時代のとらえかたもいやだな(笑)。
◇藤原龍一郎さんから「短歌の引力」をいただく。
わかりやすい90年代短歌近過去史論ともいえる。
わかりやすい、あるいはなじみやすいとすれば、どこかで藤原さんが歌人へ向かって
語ると同時にその向こうの「層」へも語る方法を見つけだせてるからではないか。
◇ときどき人の悪口とかも書こうと思ってあんまりこの日記のURLを流して
なかったけどほむらさんにかばんのMLで引用されてしまった。うーん。
ま、いっか。
◇ちょっと前に買った本
*朝倉喬司「電子・少女・犯罪」現代書館 2200円
犯罪の本というのはいくらでもあるけれどやはり朝倉さんのはおもしろい。
集中柄谷を引用して灰谷健次郎を批判した個所とか、なるほどと思う。
◇哲学総合メーリングリストというのに入ってみた。184もメールアドレス
の登録があるのに発言ゼロ(笑)。一通自己紹介を流してみたが反応なし!
うーん。ま、いっか
0:36 00/07/05
■2000/07/07 (金) 林檎の木の下で ◇今日買った本
*黒沼克史『少年にわが子を殺された親たち』草思社 1600円
前からちょこちょこ立ち読みしていたが、枡野さんの『漫画嫌い』を
さがしてもどこにもなかったので買った。最初の、田本さんという人の
息子が殴殺される状況を書いた部分が、ほんとに、息がつまる。
あと裁判の課程とか金額とか。書類に張る印紙代だけで百万。民事裁判
だと訴えたほうが相手の−加害者の−交通費まで出さないといけない。
息の詰まるような話。
◇今日もらった本
*池田澄子句集『ゆく船』 ふらんす堂
第三句集である。そういえば先日の三宅さんの会で、山口可久美さんと
高原さんの句集のはなしをしてて「同世代からの返事が少なかった」と
いってたとか。それは・・・・しかし・・・・・なあ(^^;)
◇うしみずくんが髪の毛をブリーチしてた!
私もそのうちしよう(笑)。
どうでもいいけど、一時期から抜け毛がはげしくなったので、
遠からずわたしははげることでしょう。ひー。ま、いっか。
■2000/07/08 (土) スーパードライなわらいかわせみ ◇実は、昨日の日記で以下の部分を一度アップして、
削除してしまった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
歌集を出そうか、とかそういうことを考えていると頭が煮詰まってくる。
かばんの掲示板で千葉さん枡野さん穂村さんがほんとにうつくしいやりとり
をしている。わたしは誤解してたみたいで、枡野さんは千葉さんの歌集を
評価してたのね。これで千葉さんの歌集をおもしろいと思えない人は
私とあと一人になってしまった(^^;)。
かばんの掲示板に「ほんとうを言えば、千葉さんでもほかの人でもすぐれた
新しい世代の歌集に目を通すと、ああもう私−正岡がおもしろいと思えるような
歌を作るような人はもうあらわれないのかなと思うと本当に死にたくなることが
実はあります」とか一瞬書き込みそうになってしまった。ここに書いても似たような
ものだがまあそれでも人にあたえる不快度は少ないような。それはそれで自分のこころ
のなかに荒涼とした部分があるからであって、それが死ぬだのなんだのみたいなとこへ
つながるのは歌の問題ではなくて単なるエキセントリックさの問題だとは思うんだけどね。
もうちょっといろんなことをさらっと考えるようにならなくちゃな。(本当に)
新聞の過労死の特集で、ある主婦がバレンタインデーの朝に仕事に行く夫に「はいこれ」
といってチョコレートをわたすと「子供にはやったのか」といって仕事に出かけ、その
日に高いところからぽんといってしまった、とあった。残された主婦は「いまも忘れる
ことが出来ない」という。それはそうだろう、と思う。1:15 00/07/07
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◇削除したのはあたりまえのことだが、ひとはこういう理由で死んだりはしないものだ
という「原理」に気が到ったからである。ひとはこういう理由では、死なない。
◇今日のかばんの掲示板で枡野さんが(自分が歌を作るのに)「心がけている」こと
という言葉を使っていた。こういう言葉から浮かび上がる枡野さんのイメージは、
ヘヴィメタ系のギターの子、(もうほんとうにギターの練習ばかりしてる)とか、
ドラムを叩くスピードの速さの極限をみずからにかそうとして見せたことのある
元マリミゼのガクトとかに似てる。
◇自分は歌でなにか心がけてることがあるかというとこれが、ほとんどないように思える。
あるとしたら、自分の中の無意識の欲望に逆らわずに書くということぐらいである。
あとは、現在ほとんどわたしはウエブで歌を人に見せているから、「ルビ」を出来るだけ
使わないようにしてるかな。でもこういうのは枡野さんの心がける、というのと実は違う
のではあるまいか。
◇藤原龍一郎さんの短歌散文集「短歌の引力」はわたしにはすごくおもしろい(というか
読みやすい)もので、穂村弘の「短歌という爆弾」はわかりにくい(読みにくい)もの
だった。穂村のは、文学界か何かの穂村本人へのインタビュー、かばんの座談会等という
結果としてサブテキストとなるものがすでに出てるので、それを読むとかなりわかりやすく
はなる。今思うのはドナルドバーセルミの『死父』みたいだな、構成が、とかかな。
藤原さんの本の読みやすさは、「短歌」と「短歌の話」というのがはっきりと別れてる藤原
さん本人の作家性から来ていると僕には感じられる。これを短歌韻文と短歌散文と仮にいって
みる。これは論と作ということとはまた違うと僕は思う。短歌というのは短歌作品だけでなりた
っているものではなく、短歌の話−言説があってはじめて成り立つ詩なのだと思う。おそらく
ここでいう言説とは批評のことではなく、むしろ無責任な噂話に近いものだ。問題はその両者
の距離ではないかな。おそらく穂村弘を起点として、短歌を書くことと短歌の話をすることが
相互侵犯しあうような資質が、「短歌」の現場にあらわれはじめたということなんではないだ
ろうか。◇枡野浩一と千葉聡が同い年とは思わなかったが、おそらく二人とも作歌においては、ほとんど
日常語に見えるようなタッチで歌の中に言葉を「置いてくる」ように作っているのではないか。
もちろん、同じように日常語に見える言葉で自分の歌を構成する作歌人もほかにはいる。彼ら
がきわだっているのは、「それが歌であるという<理念>」を、歌を構成する言葉のひとつひ
とつに、ものの見事に溶け込ませていることではないか。彼らの歌がわかりやすい、のではなく、
わかりやすい言葉の流れや雰囲気や意味内容そして字面が、歌であることを主張している、
のではないか。
◇だから、枡野浩一にとって「歌をかくときに心がけること」があるともいえるが、歌そのもの
が実はひとつの「心がけ」なのだといってよいのではないか。そこに、藤原さんが掲示板で、
「(穂村さん枡野さんのやりとりに)言葉が出てこない」という根拠があると思える。この
考えは間違っているかも知れない。が、藤原さんが枡野穂村のやりとりを見たときに、感動に
近い物を抱いただろうが「手におえない」という感覚もまた持ったのではないか、というのは
当たってると思う。「心がけ」からみびかれる「こころざし」という言葉については、明日書くか
または書かないでいようかと思っている。以上今日の日記終わり。3:08 00/07/08
■2000/07/08 (土) ロング・ロング・ノリマキ ◇朝5時ごろまでうずらさんのページで前句付けチャットを
していて、10時ごろまで寝てしまった。非生産的(^^;)?
◇本や服やらを整理している。
読んでない本が出てくるとついチェックしてしまうのですすまない。
そのうち一日が終わるか、なにか別の用事にいかないといけなくなってしまう。
これって不毛かなあ。
◇出てきた本
*「ガロ」1997年5月号
たぶん、青林がなんだかややこしいことになるまえのガロ。マンガ評論賞が
読みたかったのだろうがほかのマンガをまったく読んでなかった(爆)。サ
ブカル誌のコラムみたいなものを読みふけってしまう。しりあがり寿のペー
ジに来ると異常にほっとしてしまうのはなぜでしょう? 四方田犬彦のコラム
でピエール・ギョタの『売淫』の翻訳を鈴村和成にたのむ話を書いてるがこ
れって出たのかな? わたしがこの世で一番おそろしいと思う本ベスト5の
なかの一冊に伊与田良治詩集『牛を殺す人』というのがあって、本をひらくと
ソープ嬢かなにかに局部をみせてもらっているという描写が50ページくらい
行換え詩形式でえんえんと書かれている。せめて散文詩にしてくれってそういう
話でもないよな。実は彼のほかの詩で全部おぼえてるものもあるのだがあまりにも
あんまりなので人にいったことがない。でも東京の古本屋さんなんかありそうだ
けどな。真っ赤なカバーに白抜きで「牛を殺す人」と書かれていて、なんかやべえ!
という本なんだけどね。で、このギョタの本もゲイ同士のプレイが何十ページにも
わたって続くんだとか。でも日本ってほんとになんでも翻訳本が出る気がするのは
わたしだけ?
■2000/07/09 (日) でもやるんだよ! ◇ゆうべはたむら、ひがしお、おおきたさんと明日香へ24号線を。
国道24号線は、奈良県内を南北につらぬく必要不可欠な幹線道路。
何度走ったことかと思うと、ときに泣きそうになる。
◇買ったのをすっかり忘れていた本
*福田和也「日本人の目玉」 900円
カッターシャツといっしょに買って、袋から出してもいなかった(^_^;)。
◇『少年にわが子を殺された親たち』という本で、息が詰まるのは、「復讐」
ということに関するものすごい禁制である。殺害相手がわかっている。話を
きくためには教師の「絶対殴りませんね」ということにうなずき、それを実行
しないといけない。しかしその相手は、何時間もかけて自分の子をなぐり、
血でぬるぬるしたら顔を公園の水飲み場で顔を洗わせ、また、なぐり、という
ことをした相手なのである。恨み、をなんとかして、「こういうことが二度と
おこらないようにしないと」という建設的なほうへむけていこうとすること。
息が 詰まる。
◇古い短歌研究を整理しながらみてると、千葉さんが究太郎名義で、東直子さんと
新人賞に出して、5首掲載の欄にのってるのをみつける。90年代といっても、
後半は少ないながらも短歌を読んでいる気が自分でするのだが、それでも
つかみどころのない空気を感じるのは、結局一種の「部外者」の場所にいるから
かな?
◇私の歌集がカバーのいたんだ三冊を残して手持ちがやっとなくなった。
実は過日、実家においていた分を処分したのである。その冊数はいうと
誰かに怒られそうなので言わない(^_^;)。14:49 00/07/09
■2000/07/09 (日) おっかったっづけーおっかったづけー ◇ちょっと出かけたので買った本
*「ぼっけえきょうてえ」 岩井志麻子著 500円
うんっと。つい買っちゃった。
*「軽蔑」中上健次 200円
*「言霊の天地」鎌田東二 中上健次対談本 200円
中上が生前企画していた熊野大学の資料集みたいなのが
新刊で出ているが、そこの柄谷行人の序文がふるっていた。
中上が死んだころ、本屋に中上の本がほとんどなかったので、
急いで全集を作った、そのために人選とかで恨みを買った部分も
あったがそれがどうした、というような内容であった。今でも宮本輝のほうが
はるかに読まれている、というのが実感ではあるなあ。
◇ちょっとだけ片づいた(^_^)。
古いマンガと古いパソコン雑誌を捨てる。
短歌雑誌は整理をあとにしてとりあえず棚に並べる。
読んでない本は前に置く。
だいたいこんな感じ。かばんのMLに
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
アナグラム的
自転車に空気加へて麥秋のこの世ならざる穂波を漕げよ
「天變の書」 塚本邦雄
自転車に乗りたる少年坂くだる 胸に水持つ金森光太
不明(^^;) 葛原妙子
アナグラムと散種的
自転車のペダルに片足かけている女友達はいずくへいくか
「人生の視える場所」 岡井隆
非−アナグラム的
<自転車に乗りながら書いた手紙>から大雪の交叉点の匂い
短研 7月号 穂村弘
(前三首 表記未確認)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
というようなことを書いたら、穂村さんが「塚本の歌いいね」といってくれた。
これは昭和52年?か53年?かの角川の「短歌」が馬場あき子塚本邦雄岡野
弘彦とあと二人の5人にそれぞれ百首詠させてのせたときの奴ね。あの号は豪華だったよなあ。
■2000/07/11 (火) 「未定」78号が出来た! ◇昨日来た雑誌
*「かばん」7月号
よく見るとかばんも通算196号で、これってすごいなあ。
いつぞやの「ガロ」の評論賞の評で、米澤よしひろが、
なぜなら「今面白いマンガはない!」と言ってしまったら、
終わりだと思うからだ。
と書いていた。
あたりまえだが、「終わっていない」
とそう思いながら、「かばん」を読みたい。
◇今日来た雑誌
*「未定」78号
やっと、出た。やっと。
それにしてもことわられた原稿もあるのかも知れないが、
沖積舎の沖山さんの原稿まであるのに、歌人の原稿が
なんにもないのはさびしいというよりも、うーんなんだかなー。
◇あるメーリングリストに、
配信は慎重に! 受信は寛大に!
とあった。なかなかいいスローガンじゃないのー。1:14 00/07/11
■2000/07/12 (水) 竹内まりやがコンサートをするそうな ◇今日のタイトルはまったく本文と関係ないからね。
◇今日もらった本
*岡田幸生句集『無伴奏』
はっきりいってびっくりした。こんな自由律のほんとうに評価され
そうにもない場所でこういう言葉をつむいでる人がいたとはね。
評価だけが人生でも詩でもないがそれでも人は評価を求めるんだよ。
がんばっていい作品を残してほしいとこころから思う。
あと自由律の冊子もいくつか。二十代女性らしい益田潤子さんの句も
おもしろい。
益田潤子 作
またあえそうな手をふる
スカートをはいた風であいにゆく
◇みかわくんと打ち合わせ。みかわくんは現在クロネコヤマトの宅急便で
バイトをしている。「はっきりいっていやっすねーもー」。うんうん。
バイトは一件につき150円で、車ガソリン代はこちらもち。一日平均
50件くらいしかまわれないとか。うーん7500円かー。きついよなー。
でもがんばれ!うーんよくわからんが。
◇前に買った「俳句・花の歳時記/夏」なんだが、どうも「春」のと選句
の雰囲気が違うんだよね。気のせいか、それともほんとに違うのかなあ。
夏・向日葵 より
向日葵の裏へゴッホの郵便夫 有馬郎人
向日葵に剣のごときレールかな 松本たかし
春・菜の花 より
菜の花や近江に多き観世音 成瀬桜桃子
菜の花の匂ひがすると誰かいふ 今井つる女
春の選句がずっとずっといい。0:33 00/07/12
■2000/07/13 (木) 三好潤子 ◇眠いー。
すずきさんの家にAOLの接続をしにいった。
無事つながってほっとした。
◇ねむいー。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ寝ちゃった。
なんか暑くて目がさめた。
◇だいぶ前にいただいた本
*『イメージの女流俳人』宇多喜代子 弘栄堂書店
高屋窓秋さんが、いる限りは「未定」をやめない、ということで、
なくなられたので、「未定」をひかれた宇多さんである。
これは女流俳人に関する短い評伝的エッセイを、10編集めたもの。
なかでこのごろ思い出すのが三好潤子である。とりあえず作品のみを引用。
三好潤子 作
青梅雨に吾が死ぬ自由許されよ
余生なし苺の紅に唇を染め
吾死なば虹を柩の通路とす
死蝶の仰向き吾の身代わりよ
命得て一筋ごとに髪洗ふ
腐る身を入れてより霧腐りゆく
耳きこえざれど行手に曼珠沙華
死ぬときの吾が簪よ曼珠沙華
行きずりに聖樹の星を裏返す
玉手箱開けば雪の日本海
■2000/07/14 (金) わからないうしみずくんをしりめに ∞⌒~⌒∞ あいかわらず、場の空気が
( ノ///ハ ) わからないうしみずくんをしりめに
(八^_^ハ) `☆ 夏の日はゆっくり
() > < () ` すぎていくのであった・・・・
/)vvv(\
◇今日買った本
*『gasbook4』エーアンドピーコーディネータージャパン 4500円
枡野さんの掲示板にも書いたが、「漫画嫌い」という本をさがして
いかにもサブカル大好き少年少女よっといで的ブックチェーン「ヴィレッジ
ヴァンガード」というとこへいきました。当の本はなかったですが「バーフアウト」
とか「モンスーン」とかのバックナンバーとかそんなんがいっぱいありました。
血迷ってこの本、というかCDROMと書籍的なものを買ってしまいました。
いやーアートワークをしてる人たちのCDROMによるコラボなんて、ろくなもの
はなかったはずなのに、いやしかし、しかしなー。一番思うのはこういうアートワーク
はどこかで企業文化と密接につながってるわけで、「広告」というものが攻撃的だったり
魅惑的、慰藉的だったりするのもその部分で、そこに無頓着な感覚っていうのは、
いくらお金儲けだからといっても見るに耐えないですねえ。
一時期こうした「ディレクターでつくったCDROMコンテンツ」というのがはやり
ましたよねえ。これをかっこいいと思う人はものほんにはやく死んでほしいですね。
◇今日もらった本
*歌集『玻璃の伽藍』大湯邦代 雁書館
封をあけて書籍をみたとたん「おーきれー」といってしまった。
雁書館かなと思ったらやっぱり雁書館。うまいねどうも小紋さん。
グレーの布調の壁紙クロスのような落ち着いた色調のカバーに白抜き
L字の書名の配置。帯の紙も同じで大きめの文字で藤田さんの推薦文
を白抜き。決まったね!歌は、うーん字面に音調が負けてますね。
そういう歌は印象があわいですな。0:39 00/07/14
■2000/07/15 (土) 益田潤子 ◇益田潤子さんの自由律俳句がほんとにすばらしい。
・きみの指にかぶりつきたい手袋だ
・皮ジャンを着ているバッハニ短調
・ひとりのテレビ歌っていたのか
・プランターから飛んでいきたい風船葛
・ブラインドの風も今日は事務的
・ひとりきりの廊下の音たてる
・ブラインドで途切れ途切れの秋空
・無口な掲示板の緑だ
・アスファルトに雨の王冠だよ
・くしゃみも居眠りしている
・たちどまっても上り坂だ
・晴れてトラックの白まぶしい
・珈琲飲む手帰ってこない
・部屋のペンキ匂いきえていた
・袖口朱肉をつれてきた
・ボンゴ叩いて手の垢が鳴る
・透かし彫りの雲にひときわ高い月だ
・逆行を燕とびゆく
・つぼみのあざみ猫の手のような
・あるけばふゆのはやさのビーチ
・またあえそうな手を振る
0:34 00/07/15
■2000/07/16 (日) 蝶たちの時間 ◇近所の子供会の役員のようなものを四月からまたやっている。
人がいないからである。今日の午前中、13人ほど子供たちが
集まったので、夏休みの話をしたり風船をふくらましてあげたりする。
ふくらますのはいいけど結ぶのが難しいんだよね。
私のこどもに対する接し方のおもなものは万引きは仕方ないが
恐喝はやめとけ、である。私もレコード屋をやってたときに、万引き
をつかまえたことがあるから、店側のもんからすると万引きを「される」
とすげーーーーー「嫌な思い」をするのはわかっている。でもなあ。
それでもわたしは「かつあげ」のほうがいやだし、やってほしくない。
でも今年、わたしが昔みていた子供が中学生になって、グループで
かつあげでつかまって、送検されてしまった。いろいろな学校が
あるが、ここの中学の先生はとてもいい人だったと思う。本人は
鑑別所から特別に高校受験も出来て、無事高校生にはなれた。
そこから先は、そうわたしが簡単にタッチ出来るところではない。
こどもたちに対しては祈るようなおもいであるがどこまで真剣か
と聞かれたりするのはごめん被りたいところもある。
◇松浦寿輝が芥川賞で船戸与一が直木賞。まだ船戸にあげてなかったのか。
三島由紀夫賞をとってから芥川賞ってのもすげーよなあ。船戸を批判する
ものもあるが、少数民族や被抑圧民族の持つドラマトゥルギーをエンターテイメント
として小説化した功績は大きいのではないか。「山猫の夏」「砂のクロニクル」
等を読み耽ったのは短歌をやめてたころだったかな。「蝦夷地−」あたりからは
読んでないけど。松浦寿輝は船戸と並ぶと(朝日新聞の写真)背が高いなあ。
鏡明みたいだ。船戸は佐藤がじろうみたいだ。今回から村上龍が選考委員だそうだが
村上は松浦の小説はおさなかったのではないかな。
◇吉本隆明の短歌論の新刊が出たようで。
いまから天王寺までいって枡野さんの本といっしょに買って帰ろう。
沼谷さんたちの朗読劇を聞く時間はあるかなあ。うーん。
とりあえず、ひるめしだな。何食おう。12:23 00/07/16
■2000/07/17 (月) パスワード五回まちがうとロックされるんだって ◇みわくんよしかわさんみねくんやまぐちくんなかおくんみきたくんにしがきくん。
あのさんほかこどもたち十数名とおかあさんがた56名。
いわもとさん。電話でまつださん。実家の父母姉。
と、短歌関係の数人と今日はしゃべったことになる。
◇それにしても。なぜこんなにみんな川柳のことをあんまり知らないのだろう。
と書くと気分を悪くされる方もおられるかもしれないが、日記ということで
勘弁してね。私が川柳にくわしいと自分で思ってるかというとそういうつもりも
ほんとはないのだ。定金・中村の両句集をいまでこそなかはらさんのおかげで
読んでいるけれど去年までは未読なのである。それで自分が川柳にくわしい
などという馬鹿がどこにいるか。
◇とはいうものの、北宋からの本が出れば、たとえば「すばる」が現代詩の特集を
やったときに、ばーっと詩があって、ぱっと短歌があって、ちょちょっと俳句が
あって、終わり、ということではなく、きちんと、するするっと何人かの川柳が
ある、という風になるのかも知れない。それにしても、北宋の本の解説に、荻原
・堀本はいい人選だと思うが、どうして詩人の名がここにつらならないのだろう。
この選集を読んで「川柳にもいいものがありますね」というのが詩人の役割だと
いうのか。なんだかなー。
◇加藤治郎が「個人の異様な感覚の閃きしか残らない」時代というようなことを
座談会でいってて、そういう言い方もいやだな、とか書いたけど、枡野浩一の
本を読むと、確かにそうかもなあ、とか思ったりもする。ではそういう時代に
どうやって生きていくべきなんだろう? ? ????? ? うーん。1:59 00/07/17
■2000/07/19 (水) ほうせんか・ぱん ◇今日いただいた本
*高橋龍 年刊行誌 『龍年纂』1999年 第三号
なぜか、2号はもらえなくて3号はくれた(^^)。
在りし日が樽転がしの坂に来る
少年の枕詞は殺されぬ
いまひとたび柩に入れる野のひかり
この号では、加藤守一という少年俳人ーおそらくは20才前にて死亡−
の俳句を掲載。おりしも中新田賞の恩田皓充13才の童話と俳句集『青空の
指切り』が本屋に平積みされているときである。
馬のかたちして七月の雲飛ぶよ 加藤守一
春浅し家族の顔が風になる 恩田皓充
いかにも歌人でいえば田中章義風に育ちそうな恩田だが、さてどうなるか。
◇たむらくん来てくれる。なんと来週はずっと出張なそうな。
東京で40件取引先をまわるとか。
◇紙パックを変えて、掃除機をかける。がー。
◇かばん関西歌会詠草届く。歌は一回目よりよくなってるように思える。
◇また寝てしまった(^^;)変な時間に更新する。4:48 00/07/19
■2000/07/20 (木) 二日分 ◇たむちゃんと先日の200パーセントの話をする。
明日はみかわくんのお引っ越しである。
みかわくんはよめさんの実家にいくことになる。
家賃浮くしね。
◇今日買った本
*アスキー8月号
*ウインドウズ100%8月号
あんまり興味ないが、なんとなく。
*『コイズミ学習ブック1』こいずみまり 白泉社
枡野浩一の『漫画嫌い』で、ぐれいすという人の東京ヌード学園という
のが紹介されてるページにこの本の紹介もあって、実はこのぐれいすと
いう人はグレイス石川という名で漫画を書いていて改名したのだが、わたしは
このこいずみまりという人に改名したと思っちゃったのよ。
ということで買ってしまったが、内容はいわゆる女性のオープンなセックスの
話ね。うーん。「かばん」の掲示板で、ほむらくんが「チップ全部」がぼくには
ある、とか書いてたからぼくには「ち*ぽ全部」がある、とか書こうかと思ったが
これこそ「悪しき下世話(高原英理さんの評論より)」かもね。
◇ここまで昨日の日記。
引っ越しの手伝いが終わった。
つかれたー。
◇朝倉喬司の「電子・少女・犯罪」をまだ読んでいる。
枡野浩一さんの掲示板に紹介されてたページに、爆笑問題の太田さんの、
「最近の少年犯罪は”表現”なのではないか」という内容の発言が引用
されていた。しばらく前に、「詩と犯罪は同根なんじゃないか」とか
考えてたのだが、どうもどこかで、そういう考えには違和が残ってしまうなあ。
19:14 00/07/20
■2000/07/21 (金) なんか「短歌朝日」の編集って変だよなあ ◇なんか急に予定がつまって来た! ではいままでつまってなかったのかと
いうとぉーん、そうでもないかな。ああっ、でもデートとかエッチとかは
ないー。ま、いいか。
◇「ラエティティア」で「周波数」と「念写」の話をしてる。難しい話だというのは
わかるんだが、柄谷のいう「わかっている話を言葉にするととたんにわかりにくい
ものになる」、というとこでもあるように思える話である。
んでもー。なんかほかの「短歌」や「俳句」の道ってないのかなー。
◇えええっとーきょうはあんまり書くことないやー。
おやすみー。23:17 00/07/21
■2000/07/24 (月) ゆず、ねー。 ◇なぜかこのごろあとまわしになる日記の更新かな。字余り。
◇法事。かばん関西歌会。たむらひがしおいまにしおかざき。帰宅。
◇かばん関西歌会6名出席。歌会をまともにやるのは何年ぶりかで、
新鮮なところもあるけれども、なんていうか、批評とコミュニケート、
雑談の配分、時間を経るにつれてのちょっとしたみんなの疲労感の
ほぐしかた、等々は、昔だったらあんなもんではないかという自信みたいな
ものがあったが、はっきりいって自信なし(^^;)。
わたしはよくおもしろくないとかいうが、あれってつまり「他人の幸福」が
わかってないのかもなあ、と考えた。
◇土曜日に買った本
*「ミュージックマガジン」 2000:1月号 古 100円
2000:4月号 100円
雑誌というものはどんなものでも読むところはあるもんだ。
街で歌ってる連中が、尾崎豊みたいなのから急にゆずになったとか
つんくとモーニング娘。の「loveマシーン」以降がいかに
話題であるのかとか。7:07 00/07/24
■2000/07/25 (火) 「松林図」はNHKでやってたな ◇枡野さんの掲示板で、アクの強そうな人に話しかけられてしまった。
なるほどね、という感じで1日様子をみましょう。
◇たださんのページをみると、なんか1学期の終わりに大変だったみたい。
と、加藤千恵さんとか掲示板メンバーが書き込みにきていてほっとする。
かきこみしなかったけど許してね。
◇かばんの関西歌会の会場では講堂やダンススタジオも借りられる。
マイクピアノとか一式借りて、日曜お昼で4万弱。キャパは80〜120名。
ああ、いいよねえ。朗読会やろうかあ。
とかばんのMLに流した。まあかばんのことはいいとして、沼谷さんは
出る? といったらからだがあいてたら出るのではないか。あとは前の
詩のマーケットのラルクアンシェルっぽい男の子はどうだろう。
川柳のせいのちさとさんとかっておもしろくないのかな。
出来るなら、朗読というのもひとつのエンターテイメントなんだと思える
人を選んでイベントくみたいなー。
聞くのは連続で二時間が限度。それ以上はもう頭に入らないと思う。
ビデオやスライドも借りられるから、はじめて「フェス律」みたいなことも
出来そう。岡井さんや福島やその他の人の朗読のビデオとかカセットテープ
とかをまとめて見聞くとかそういうのでもいいんだよね。
ほむらくんを呼んで「ホムレット」とかいうのはどうでしょう?
◇時は矢のようで、夏の光は魔術のようだ。あーもーかなんなー明日。
◇がんばろ。2:24 00/07/25
■2000/07/27 (木) あー「松林図」は加山又造がー ◇ねむいー。今日は時間あるとおもったのにー。
◇ひぐまの色のノートから
タンホイザー序曲序曲の次に来る音は嵐の星の鳥か
何ひとつ残らなかった柿の枝たわめば苦行のかのあばら骨
ジェラシーとさわやかにいう唇が星の光でただれはせぬか
染色体ってとても不器用な呼び方ね 水吐いて泳ぐ貝みたいよね
鉄骨で去年(こぞ)つくりたる藤棚の影にわたしたちは坐らない
三月の坂本冬美ショー 猫は猫柳をたぶん気にしないのだ
うーん2:03 00/07/27
■2000/07/28 (金) なかなか松林図の話が書けないー ◇こやまくんがヤマハのAVアンプを買っていた。あとエリッククラプトンの
アンプラグドのDVDも買っていた。くらぷとんはかぷかぷ笑ったよ。そりゃ
くらむぼん。レベッカのDVDをみせてくれる。確かにちょっと動きがエッチかも。
◇益田潤子さんが「ラエ」のMLに入っていたとはしらなんだ。
いやー悪口書いてなくてよかった。「かばん」にも「颱」にもいかない、とか
書いたが、いまそういう人は枡野さんを読むのかも知れない。ではいま「短詩人」
にいる若い人というのはいったいなんなのだろう?
◇たださんとこの掲示板にロフトの朗読イベントの感想あり。
なるほど、わたしみたいにごちゃごちゃ書かなくてシンプル。名指しの批判も
ないし。園田惠子の感想もないし(^^;)。
◇秋に関東でかばんの朗読会をやるみたいなので、いつのさんと二人の男声女声朗読
をひさしぶりにやろうかと思う。「詩」も「朗読」もひとつの「流れの線」上のもので、
そのどの線にのるかで、どういう「詩」に引き付けられ、結果としてどういう朗読を聞く
のかが決まるのではあるまいか。だとしたらあんまり深く考えてもしかたあるまい。
◇それにしても今月の「短歌研究」の特集記事のレイアウトはあまりにも読みにくい
のではあるまいか。3:25 00/07/28
■2000/07/29 (土) たださんの掲示板に書いたこと ◇田中康介さんはじめまして。正岡といいます。以前食中毒にかかって入院
したときに、「現代詩はカルト」という詩で田中さんの文章とかを黙って引用
してました。どうも申し訳ないです。あんまりいい詩じゃないですが。
◇吉松隆は知らなかったです。検索かけるとニフティに三曲ほど短いMIDI
があったので落としてみました。紹介によると反現代音楽とでもいう、非常に
聞き易いタイプの音楽のなかで、「現代」を表象してる作曲家、みたいですね。
立風書房から出てる著作を今度読んでみようかな、と思いました。
◇以前「現代詩手帖」が「90年代の詩人たち」という特集をやったときに買って
読んだのですが、あれほど「90年代詩人」というのがさっぱり誰だかわからない
特集も珍しかったですね。高岡さんの詩集も田中康介さんのも、そのうち読んで
みようと思っています。ではでは。
というのを書いた。ではでは。
■2000/07/30 (日) 今日は歌合わせをききにいく ◇昨日の日記の田中康介は庸介のまちがいであった。赤面。
◇昨日買った本
*「ユリイカ」与謝野晶子特集 1300円
*「君の鳥は歌を歌える」 枡野浩一 1200円
*「酒とたたみいわしの日々」 浜口乃理子 588円
奈良ビブレのビレバンで、三冊購入。
ほんとは「カンフースーツ」を買って今日行く歌合わせに着て行こうか
と思ってたんだけどもお。
で、ユリイカ。座談会が穂村さんほか歌人六人、吉増松浦石井3人の二本。
わりとおもしろい。というかやっぱ歌人て大変だなあ、とか思う。
それぞれの荻原さんとかの口調が見えると耳鳴りのように彼らの実際の
ボイスを感じてしまう。これだけは気色悪いが、感じるのは自分だけか。
枡野さんの本は、これはもう完全に90年代後半の空気をとじこめた
カプセルみたいな本。再構成の度合いがすごくいい。レイアウトとか。
90年代後半というのは、日本人の半分の5000万人ほどが、全部コラム
ライターになった時代だったのだろう。ではコラムライターにならなかった
残りの半分は、どうなったかというと、「選挙」にいったのだという気がする。
「酒たた」は一巻のほうがずっといい。漫画は難しい。8:10 00/07/30
■2000/07/31 (月) 歌合わせ2000の感想とか ◇名古屋へのいきがけは「ユリイカ8月号」を、帰りは「君の鳥は−」を読みながら。
おお、なんと90年代決算的なゆきかえりであることよ。
◇歌合わせ会場はマックスで200人ぐらい入る椅子長机ありのいいホール。
最初120人で最終160人とか。内容は、おもしろいようなちょっと
退屈なような。それは、えーと、うーん本質的に実作短歌をめぐるやりとり
で、なんというかみんな何かが乗り移ったような状態でする歌会、みたいな
ものだから。以前松井くんの「カタッって」という会で、かばんのメンバー
がやったら詩人から批判の矢がすごかったというが、自分の中の(旧詩人−
「あんかるわ」読んでいたとかそういう意味のね。)の部分は、冷めますね、
ああいうイベントは。じゃシンポジウム、パネルだったらよかったのかというと
それは私も飽きています。だから歌集の批評会を中心に臨時のコミューンが
出来ては消えて、全体的に短歌民族があらぬほうへ移動していくというの?
なんかそんな感じですね。
◇「妻には恋人が出来
別れるといい
10年も前にあの人は死んでいた」(大島弓子)
会場ではラエの人とかにはたくさん会うんだけど、短歌をやめる前の知人という
のはもう誰もいなかったですね。水原さんが12年ぶりくらいでお話出来たくらい。
センチメントになるわけではないけれど、人の流れや動きの差を感じますな。
◇懇親会に出席。ほむらくんの疲れがはげしくてちょいびっくり。でも10分くらい
したら顔色も戻ったのでよかった。奥村こうさくさんのページにこういうパーティー
会場で話した人の名前がずらずらっと書いてあって、重要な話をした、という人に
「*」をつけてある、というなんかわかりやすいけどそういうのってあり? みたいな
書き方があるんだけど、それをまねてみましょー。
桝屋よしなりさん、加藤治郎さん、ほむらひろしさん、水原紫苑さん、荻原裕幸さん
くろせからんウイズじゃんぽーるごるちえに身を包むさん、藤原龍一郎さん、勝野
かおりさん、青柳守音さん、鈴木竹志さん、ひぐらしひなつさんウイズひまわりプリント
ワンピース
こんな感じ?
最近の「まひる野」の女性はなんかみんなきれいですね。
あと会場へは吉野亜矢さん横山みきえさん三宅やよいさん芹沢茜さん富田睦子さんかな。◇いただいた本
*パピエシアンの7月号
*短歌人の結社内同人誌「柑」の5.5号と6号
*青柳守音さんの歌集『眠りの森に』
青柳さんとは、短歌人でわたしがやめたころに入会したみたいで、歌集をみると
作品に圧倒的なすれちがいを感じる。青柳さんはどう思うのだろう。
自分は89年に短歌人をやめてしまったが、もしいたら、このあたりの人たちに
何かしてあげることが出来ただろうか。なにひとつ出来なかったろうか。
というより指向性がもうまったくちがったかなあ。
◇「活字倶楽部」が買えなかったので買った本
*「ミッドナイトプレス」8号
詩人とインターネットという座談会がてーめーらみんなバカじゃねえか? と
いいたくなるような内容なのがすごい。あと杵子さんは広島で大学の数学の
先生なんだそうな。それであんなに忙しいのか。
◇あげたもの
安井浩司の色紙を桝屋さんにあげた。短歌詠みで、安井に惹かれてるという人は
桝屋さんがはじめてだったから。
◇それにしても「君の鳥は歌を歌える」はいい本だ。**の短歌化、というのはこの
本のものすごく小さな側面(大事だがそれも)で、その素材のセレクトのあまりにも
あまりにもあまりにも90年代後半的であることで、ほんとに感動的な一冊の本に
なっている。それはたとえばユリイカの座談会の石井辰彦がチャールズオルソンを
取り上げてみたりするのと全く対照的。オルソンはイギリス詩壇の重要な詩人だが
ほとんど誰も知らない。私は彼の詩「かわせみ」の冒頭を暗誦できる。故鍵屋幸信
氏(漢字自信なし)がこの詩を「あれはいい」といっていた。いつのまにかミシェル
・ドウギーの本も出てる。これは現代フランス詩の、田村隆一みたいな位置の人かな。
ちがうかな。こういう人たちの詩がおもしろいかどうかは抜きにして、現在出版という
形でオープンになる「連載原稿」の集積、またはリミックスという形には入って
いきにくい。でもほんとうはどこかでクロス出来るのではないか。◇結局、いまわたしたちが読んでいる「本」というのはどれもゲームの「スーパー
ロボット大戦」のように、基本としての「世代文化のリミックス」があって
その放射能汚染熊がせめてもせめてもくだけないような基礎の上に、それぞれの
「幸福」をうち立てているように思える。うんうん。幸福は大事だ。・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大事か?
◇藤原さんに、「活字倶楽部」を見せてもらう。ああ、いった本屋にあったのに。
あの店員はわからなかったのだ。(しかし本屋の店員ってそんなもんだとは
思う。)私の歌集にはますのさんもほむらさんも「少年の」と書いてあって、
ある意味でほっとする。なぜそういう言葉が出てくるのかというと、たぶん
二人とも「ぽえむ・ぴすとる」を読んでなかったからじゃないかな、とか
考えたりする。でも誰も読んでないからそれでいいんだろうな、とほっと
したのである。さ、仕事にいくか。6:34 00/07/31
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