きもの生活のことなど私の趣味の世界です。

私の着物生活


大井川鉄道の9600形蒸気機関車と。

「南さん、どうして着物を着るの?」
それは、ネクタイを締めるのがきらいで、スーツ姿が似合わないと思っていること、
なによりも、きものが大好きだからです。着慣れればこんなに楽なものはありません。
私は自宅にいる時はほとんど着物で過ごしています。
お正月といわず、日頃からきものを着ることが、きものに親しむ第一歩です。

        私の仕事はほとんどが地方や外国へ出かけての写真取材がほとんどです。
正直言いまして、重いカメラを担いで何キロも歩くことは、そろそろ苦になりつつある歳ですが、
それでも好きな仕事です。なんとかがんばって今日も思いカメラを振り回して撮影に出かけています。
そのような仕事のなかで、家にいるときは仕事の服装をかなぐり捨てて、すぐ和服に着替えます。
これが楽なんですねぇ。何かほっとした気分にもなりますし、
今までのカメラマンスタイルから着物への変身は、文字どおり身も心もすっかり入れ替わり、
気持ちを新たにして、原稿執筆に取りかかれるのです。
東京新聞に連載中の「名水の旅」の取材では和服でハンドルを握って出かけることもあるのです。
名水の取材の後は、近くの古刹を巡り、地方の美味しいものを食べて帰る・・・。
仕事に息抜きということはありませんが、この自然湧水、名水の旅では
少しリラックスして、自然を見つめながら取材を続けています。
この時は、着物は私の必須アイテムでもあるのです。

皆さんも一度、和服に袖を通してみませんか?
きっと着物のリラックス感と、心地よい緊張感のミスマッチに魅了されるでしょう。

           


  着物生活を楽しむ。

仕事以外はほとんど着物で過ごしています。
仕事でも打ち合わせや、パーティなどには着物姿で参加し、海外取材でも着物は欠かせません。
こんなにリラックスできる衣服が一般には着られないことは残念です。
一度着たら病みつきになるのが着物の魅力なのです。

私と着物のきっかけは、やはり子供の頃の思い出につながります。
夏祭では、白絣の浴衣を着て屋台を覗きこんだり、村芝居に高じたりしていました。
そして、子供の頃見た、時代劇映画の影響もあったのかもしれません。
 はじめて本格的な着物を着たのは、成人式の前、母がウールのアンサンブルを作ってくれたときです。
自分にぴったり合った着物がこれほど着易いとは思いませんでした。
以来私の着物好きが続くようになったのです。
ですから、「南さんの着物歴は?」と問われることがありますが、この答えには窮します。
なにしろ、幼児の時から浴衣やネルの寝間着を着ていましたから・・・。
今では、着物生活と普段の写真家スタイルの二通りのうち、
着物生活のほうがウェイトを占めているかもしれません。
そして、通常のカメラマンスタイルから着物生活へのいわゆる「変身」への妙も、
楽しいもので、これは一種の快感でもあります。
これがスーツ姿から着物姿への変身だったら、そんなに「快感」もないかもしれません。
ちなみに、私の着物生活は「普段着」の着物で、正式の場所へは着物では出ません。
着流しの良さと粋さに引かれていますから、あの窮屈な袴は付けたくないのです。

ちなみに着物の下着は、当然越中褌(ふんどし)。
どうせだったらそこまでこだわりたいと思っています。
「古きを知って新しき物に目覚める・・・」 50過ぎの私はこの言葉通りの生活をしています。
日本の伝統文化、着物と越中褌、そしてパソコン、デジカメ、超高速列車しかりです。

 
江戸東京たてもの園にて。
この日のいでたちは黒地の紬に、髭紬の羽織でした。
(撮影・江上潔さん)



きもののつどい・浅草「貞千代」にて

浅草、旅館「貞千代」で、幇間(太鼓持ち)呼んでの宴会でした。このような遊びも着物好きの楽しみのひとつでしよう。
マルチメディアの最先端インターネットで知り合った、ミスマッチともいえる日本の伝統衣装の妙。
私がインターネットの世界にどっぷり浸っている原因のひとつなのです。


女優で着物、染の専門家でもある磯村みどりさんも「男のきもの」ファン(写真左)
男の着物大全忘年会で、右から磯村みどりさん、中川さん(大阪・仲一店主)、深大寺さん、私。
右の写真は浅草「貞千代」。粋な江戸情緒の宿です。(TEL:03-3842-6431)
人力車を引くのはご主人の望月友彦さん。写真右は幇間(ほうかん)の第一人者桜川米七師匠
着物姿でこれらの芸を楽しむと、また格別の趣があります。

きもの大好きな人たちと・・・。

   

きものが大好きな人達との小旅行です。思い思いのきものを着ておでかけです。
左から、まるで「細雪」の世界に私は満足。だれですか「ボタン雪」だなんて言う人は・・・。
竹薮で姉妹と密会!?、それにしては明るい表情ですね。
下町の家族って感じ。小津安二郎の世界を真似てみました。
わが愛すべきD51の前で、きもの美女が横にいると照れますね。



秩父四番札所・金昌寺

夏のきものでくつろいでみました。
ここでも、きもの美女に囲まれてすっごくいい気分でした。
一番右の写真・江上潔(深大寺)さん撮影

着物で講談

このところ、講談をよく聞きに行っています。
ごひいきは神田一門の女流講談の神田紅さん、北陽さん、陽司さんがお気に入りです。
着物を着て、下町の小さな寄席に出かける・・・ちょっとマニアックな世界ですが、テレビでは
味わえない独特の雰囲気があります。


神田紅さんと。
飛鳥山公園でのお花見のスナップです。

神田紅さんのホームページ
公演のご案内、紅さんの紹介など掲載されています。
http://www.asahi-net.or.jp/~kg3a-unzw/
神田陽司さんのホームページ
http://www.t3.rim.or.jp/~yoogy


私の好きなバー
大阪・オーシャンバー「キーンチャック」


左からママのセツちゃん、マスターの伊藤さん、杵屋佐喜三郎さん、
前進座の横澤寛美さん、常連の太田一彦さん、私。

懐かしいオーシャンバーです。
もうこの店に通い始めて25年になりますが、店もマスター、ママとも何も変っていません。
昭和30年代で時間が止まったようです。
マスターのカクテルを味わうのもよし、メルシャンのソーダー割を飲むもよし、ここは私の大阪での憩いの場です。
楽しい飲み友達とこの店から知り合いになれました。

時代劇役者に変身・・・!

ある旅行雑誌の企画で、東映太秦撮影所で一日時代劇役者体験をしました。
時代劇映画は大好きなので、この日はもう夢心地。
本格的な扮装で、メイクさんいわく「あなた、悪役ならいけるデェ・・」
   
着付けをして下さったのは、大川橋蔵さん専門の衣装さん。
本格的な時代劇扮装にわくわく気分でした。


友を偲ぶつどい

     
撮影・宮崎 駿                      撮影・南正時

スタジオジブリのアニメーター近藤喜文さんの一周忌法要に着物で出席。この写真は宮崎駿さんが私のデジカメで撮ったものです。
一番左の写真は「カメラを持った噺家」と宮崎さんに言わしめた着物姿で、私のお気に入りの写真です。
中央の写真はお返しに私が撮った宮崎駿さん。
宮崎さん、堂々とした貫禄がありますから、きものもいかがですか?
右は夕暮れの武蔵野の森を散策、右からプロデュサーの鈴木敏夫さん、高畑勲さん、宮崎駿さん、私、色彩設計保田道世さん。


前に戻る   目次へ戻る    2000・ヨーロッパのきもの旅

南 正時の自己紹介  BOOK 話題と最新情報 日本の新しい鉄道 懐かしい鉄道 名水の旅 温泉の旅
南正時の季節の旅 南正時の道具箱 世界の鉄道 BR−103形機関車特集 海外の鉄道インフォメーション
2000年「南正時さんと行くヨーロッパ鉄道写真講座」の旅
アニメーションの話 南正時の生活
2000・ヨーロッパのきもの旅