線形微分方程式

■ 線形

定義(同次線形,非同次線形) n個の未知関数 x1,x2,...,xn に対して,
の形の方程式系は,右辺がx1,x2,...,xn に対して線形であることから,b(t)=0のときは同次線形(homogeneous linear)であるという(または斉次(homogeneous)であるという).また,b(t)≠0 のときは非同次線形(inhomogeneous linear)であるという.
定義(同次線形,非同次線形) y, y', ... ,y(n) についての常微分方程式
y(n)+P1(x)y(n−1)+・・・+Pn−1(x)y=Q(x)
n階線形微分方程式(n-order linear ordinary differential equation)という.ここで,Q(x)=0 のときは同次線形(homogeneous linear)であるという(または斉次(homogeneous)であるという).また,Q(x)≠0 のときは非同次線形(inhomogeneous linear)であるという.

定数変化法

 1階の同次形
y'+P(x)y=0
は変数分離形であり,一般解は
という形になる.非同次形の場合,すなわち
(1) y'+P(x)y=Q(x)
となるときは,同次形の解におけるCをxの関数とみなすとなぜか解を見つけることができる.すなわち,
として,上の(1)式に代入すると,
が得られる.従って
となり,y の一般解が得られる.このような解法を定数変化法(method of variation of constants)という.