デジカメ 水没後復旧せず、だめということで新しいのを交渉して一割減で買った。そのカメラ 一体どんな風に写るのか、感覚を確かめるために山に行く。目的が目的だから、新しい所ではなく、手軽に入って手軽に帰れるのが良いと大滝沢周辺を徘徊することにする。

 夏の盛り 水位は二週間前より2mは下がっている丹沢湖畔では高校生が暮れの予選に向けての合宿中らしく、何グループかが群れなして走っている。バスの乗客は平日と言うこともあるんだろう二名と少ない。

 大滝橋で降りて歩き出す。キャンプ場方向から二名が付いてきたけど直ぐに見えなくなる。峰山橋を渡り、杉の林の中を通り過ぎて砂防堤を二つばかり数えたら大滝に着く。滝の落ち口には既に朝日が当たり、下の流れとコントラストが強すぎて、まともな写真は撮れないなと思いながらも二回三回とシャッターを押す。
 旧のヤツより本体は小さいが画像サイズは大きい。なのに画像格納時間は格段に短く、これでイライラとレンズが沈む込むのを待つのは無くなった。イイネ。古い物に何時までも郷愁を持っていてもろくな事はない。たまには壊れるのも良いかな、とシャッターを押しながら感じた。ただし、どんな風に撮れているかは液晶ビューでは分からず、家に帰ってのお楽しみである。

 マスキ嵐沢にかかる砂防堤の下から登山道に別れ、本流に進む。
 沖箱根のF1を見てから、地獄棚を見て、更に雨棚(仲間内でのよみ:あまんだな)を見学してから沖箱根に戻る予定である。
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地獄棚
 地獄棚:


 雨棚へ:


雨棚
 雨棚


 沖箱根
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沖箱根F1(ここは巻き道) 上にF2F3が続く
 さて雨棚・地獄棚を眺めたら沖箱根沢に入る。F1はさっき眺めたからカットし、出会いからの尾根を登る。仕事道くらいあっても当然の位置の尾根だが、取り付きは急で不安定な灌木帯に僅かな踏み跡が付いているだけだ。本来の仕事道は地獄棚よりから斜面を登って合流してくる。取りつきから100m程登った地点から沖箱根沢方向の踏み跡に入るとF1(20m)の上に着く。
 F2は5m程だが、傾斜がやや強い。それで流れの右に打たれたボルトを足がかりにして、丸いホールドにすがるようにして上に抜ける。落ち口の上の岩に打たれたハーケンにかかる新しい赤いシュリンゲを回収する。
 F3はF2を登ったところから始まる約20m、傾斜度60度ほどのナメのスラブである。 この部分は夏にはナメスラブ滝の登りに限るヨと実感できる快適な登りである。岩の上には薄く水が流れ、岩を掴む手も靴も流水にサラされヒンヤリとし、水に磨かれたい岩はフリクション感が良く、ちょっこっとでも岩が出っ張っているところの上に靴を置けば、これはもう絶対に滑ることはないと思えるのだ。渓流靴などは不要だ。マシラの靴はアッチこっちに穴が開いているので水はけが良いのも涼味をいっそう増してくれるだろう。
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F2とF3(快適なナメスラブ)
 滝の上もナメの岩床がずっと続く。全てが磨かれてすべすべした岩とは言いかねるが、所々不規則にうねる石英閃緑岩の上をぐんぐんと歩くのは区分がよい。思わず歩く速度も速くなる。ただし、歩いて気分が良いのは水が岩を磨いている部分であり、靴が濡れるのがイヤがって流れ横の部分を歩くと岩にこびり付いた水苔に足を取られてスリップする事が多いので、水の中に入って歩くことを勧める。
 途中、ナメに傾斜が付いて滝状になった部分もあったように思うが、次はF4
 12m 落ち口の上から広がった水流が漏斗の底を目指してなだらかに降るような傾斜度70〜80位の滝である。よーく見れば、岩にはホールドがあって登れるようにも思えるけれど、途中で行き詰まったときに困ると思えばトップロープなしでは取り付けない。今日は自重だ。右手の小ガリー状を登って落ち口に出る。この部分は浮き石だけに注意すればよい。

F4 漏斗状の滝(右手に見える小窪を登って落ち口にトラバース)
 滝の上は再びナメの岩床が続く。右手に小窪を二回位分け、尚もナメ状を歩き、やがてその岩床が知らないうちに小石に変わるころに水の流れが細くなる。稜線も近くなる。そして丸太製小型の砂防堤を三個四個と乗り越え、石を下に敷き詰め、両側面を丸太と鉄パイプで作られた幅2mの流水溝状を200m程歩くと必然的に稜線
 (屏風岩山東峰1050mから大滝橋方向に降って笹子沢方向と大滝橋への分岐まで100m程手前の位置)
に出る。本日の目的であるカメラチェック用の撮影は、これで終わった。
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岩床のナメをヒタヒタと歩く
 山には薄く雲がはり、近隣の山々は見分けがつくが遠方の景色は雲の中で分からない。
 尾根に着いたのは9時40分だった。10時に乗るの無理だが、11時のバスなら余裕の時間が持てる。どこを通って下降すると一番快適に、且つ待ち時間無く快適に下降できるんだろうか。この地点からなら大滝橋への尾根、笹子沢への尾根、イデ入沢左岸尾根道(P666m経由)、一軒小屋への下降路、それ以外に登山道とよりどりみどりである。
 どうしようかなと考えても、どれも似たり寄ったり、代わり映えはしないが、前回下降の最中に方向間違いを何回かしまった悪沢と箱根屋沢の分界尾根って、通常ならどれくらいで下降できるんだろうか。それを確認しようと決めた。

 その道は前回迷った路である。その分だけ進む方向はしっかりと覚えている。時間的には余裕がありそうなので急ぐことは無い。金属板の方向版 (標高850m程度の小ピークに立つ) までは、境界石も打たれているし、踏み跡もしっかりとしていて間違うことは無いだろう。方向版は支えの杭が腐って地面に落ちていたのを拾い、付近を見渡してから『ここが良い』と立ったまま幹の部分が腐り始めていた部分を掘って突き刺した。これで一年くらいは持つだろう。再び地面に落ちるまでの間に、この標識を見る人は五人〜10人いれば多い方かなと思う。
 そこからは、左手の尾根状に引きずられてはならない。上の稜線からほぼ一直線に杉の林を下降する。杉の林は途中に一箇所短く草原を挟むが、急な斜面をまっしぐらに路であろうと思われる木立の間を縫って下降する。この下降は急である。登るのは勘弁して欲しいくらい急だが、でも岩がゴロゴロしているとかは全くなく、砂地の上に杉の枯れ葉が腐葉土になって均一に広がっている斜面だから、下降する速度は降っている本人が思っている以上に早いのかも知れない。急斜面が収束するとそこからは苫道が先を導いてくれる。そうして10時3分には箱根屋橋横の窪に降り立った。沢の終了点から下降時間は≒20分。10時のバスはおそらく3分前位に通過したあとだ。もしも、最初に10時前に、箱根屋橋に降り立つと決めていれば十分にそれに間にあった余裕の下りだった。屏風岩山頂からなら間違いなければ25分程度あれば下降可能かと思うが、勘が利かないと間違いやすいルートであることを言っておこう。

 余った時間は箱根屋沢出会いからF1迄の間の支流や窪地の偵察に費やす。
 F1の滝壺で衣服に付いた泥を全身水に浸かって洗い流すのが、何とも気持ちよかった。

 ところで写真どうだったかって
 よくて普通
 月並みに言えば、びみょ〜
 って言うところです。



自宅4:55〜本厚木5:16〜新松田5:55バス〜大滝橋7:00〜大滝7:20〜沖箱根F1 7:40_45〜地獄棚7:55〜雨棚8:05_20〜地獄棚〜8:30〜沖箱根F2 7:40〜F3上8:50〜F4 8:55_9:05〜稜線9:40〜悪沢と箱根屋沢の分界尾根入り口9:50〜箱根屋橋へ下降終了10:03〜箱根屋沢F1とその手前の左に入る支流見学して出会いに戻る10:40〜中川橋11:12バス〜谷峨11:47JR〜新松田12:04〜本厚木〜自宅12:55 2007/08/17 晴れだが山では晴れているような雲があるような ともかくも暑っ苦しい陽気だったね。
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