去る1月11日、学生寮において成人式を行い、理事長先生、同窓会会長をはじめとする多くの方々にお祝いしていただきました。ご祝辞は、今年の新成人六人だけでなく、寮生全員がこれからの人生において心しなければならない示唆に富んだ内容で、式典は非常に有意義なものとなりました。
理事長先生のご祝辞(要旨)
本日成人を迎えられた皆様、本当におめでとうございます。成人を迎えると色々な権利が生じると同時に、義務も生じます。そこで今日は成人としての責任・義務というお話をさせていただきます。昨今では、数年前からの建築の耐震偽装にはじまり、食品に関する偽装など「偽」という字が世の中を賑わせており、私たちが何を信じて生きていくべきか疑問に思う事件が多く起こっています。こういった事件の起こる原因というのは、日本人が自分の職業に対して、責任感を欠いているからではないでしょうか。家庭における親、教育者、企業人それぞれが、本来備えているべき責任・義務の意識を欠いていることが、今日の状況を引き起こしたのではないかと思います。本日成人を迎えられた方々にも、一人の成人として、学生として、寮生としてなすべき責任・義務があります。自分のなすべき責任・義務をしっかりと踏まえて、松尾育英会学生寮での生活を過ごしていただきたいことを切に願い、お祝いの言葉とさせていただきます。
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同窓会長のご祝辞(要旨)
本日成人を迎えられた皆様、おめでとうございます。これまで70年間生きてきた私と、今の20歳とは半世紀の隔たりがあります。私どもが最初にこの寮にお世話になったのが1957年、これから日本の高度成長がスタートする時期であり、日々豊かになっていく生活を実感できました。ただ、日本において現在も続いている、物質的豊かさのみを追い求めるという価値観には疑問を感ぜずにはいられません。生活自体の豊かさや心の豊かさ、地域社会の豊かさにもっとエネルギーを割くべきターニングポイントが過去にあったのではないでしょうか。物質的豊かさのみを追い求めた一つの帰結としてのバブル期が終わった後に生まれた皆さんは、高度経済成長期やバブル期を経験した私どもとはずいぶん感覚が違うかもしれません。
昨年から続く世界経済の大波乱を鑑みても、私は今の時期が100年に一度の転換期であり、誤解を恐れずに言えばアメリカ一極支配の終わりの始まりかもしれないと感じています。このような転換期は、逆に言えば若い世代にとってチャレンジングな時代とも言え、いい学習の機会でもあると思います。歴史的対極の中に自らを位置づけ、決して歴史に翻弄されることなく、時に歴史の波に抗して、自分の力で時代を切り開いていって欲しいのです。そして50年後に松尾育英会のOBとしてこの壇上に立ったとき、自分の人生が実りあるものであったと言えるようにしていただきたいと思います。私は、50年前に松尾國三先生に言われた「私に恩を感ずることがあるならば、その恩は広く社会に返して欲しい」という言葉が、50年間私の中の軸であり続けました。これからの皆さんも、全世界の平和のために、この言葉をそれぞれの国、社会に持ち帰り、今後活躍していって欲しいと思います。
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在寮生代表お祝いの言葉(要旨) 第50期 柏木 匠「大人」と「子供」の差は「自分の身を自分で守るかどうか」であると私は考えます。大人になると、他の大人の影響力よりも自分の力が強くなります。大人は大人である以上、自分が社会に与える影響の大きさや、さらには自らに跳ね返ってくるものの大きさを適切に評価した上で行動しなければないと思います。今年成人を迎えるみなさんにはこの「大人」と「子ども」の差を十分に理解し、自分の身を自分で守れる大人になって頂きたいと思います。 |
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成人者代表お礼の言葉(要旨) 第51期 大谷 育生本日は私たちのためにこのような盛大な成人式を開いていただき、誠にありがとうございます。成人を迎えた私たちは、これから自分の発言や行動に責任を持たねばなりません。大人になった自覚と責任感を常に心に刻んで、松尾育英生の名に恥じない立派な大人になれるよう日々精進していくことを誓います。 |
寮長先生お祝いの言葉(要旨)
今年は選挙の年です。投票率は50%くらいですが、現在の政治の混沌とした状況は選挙に行かない人の責任でもあります。選挙権を持っている人はぜひ選挙に行ってください。
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理事長先生から成人祝の授与 |
理事長、寮長先生と語らう新成人者 |