なるほど健康講座![]() |
| 『在宅医療の必要性とその対応』 |
| ハーモニークリニック 院長 中根 晴幸 |
健康、医療は大切と思っていても、問題が起きて初めて関心を持つものです。最近ではインターネットなどで医療情報が得易くなりましたが、逆に多くの情報のうちどれが本当に必要で役立つか判り難い点もあります。 明医研のクリニックには在宅医療を希望される方が時々来院されますが、本稿では、私たちの目指す医療サービスの内容をご紹介してご参考にしていただければと思います。 ●在宅医療が必要な理由 在宅医療が求められる理由のその一は、病院だけでは対応しきれない医療需要があるからです。病院には医師、看護師をはじめ、医療に必要な機能が集約され、様々な病気に対応できます。多くの人に役立つ便利で強力な施設、それが病院です。 一方、そうした機能が果たせるように入院日数には限度があり、入院した患者さんはどこかで 退院しなければなりません。急性期疾患に対応するため入院日数を制限すると、回復不十分なまま退院となる患者さんが生じます。病気からの回復力が不足する高齢者などでは特に、栄養管理、リハビリ、薬物療法など長期間にわたる外来または在宅でのけいぞくが医療を退院後も必要となります。また比較的若年の方でも、治療が長期にわたる癌などの難しい病気に対しては、病院で対応しきれない医療上の必要が生じます。 ●在宅医療に必要な地域連携 在宅医療は医師一人では十分に対応できません。病院医療の延長線上の医療には、看護師をはじめとした医療チームが必要になりますし、病院との協力体制も大切です。 地域かかりつけ医が病院と連携をとり退院後の医療に対応する方式が、浦和地域では平成2年以来進められています。病院と診療所の連携(病診連携)を在宅医療と結び付けて地域のサービス体制にしようとしたのです。私は市立病院に勤務していた時期からこの企画に関わり、訪問看護事業の推進と、薬局との協力体制を育てようとしていました。 こうした経緯から、私自身が平成7年に明医研を設立して、さらに地域サービスの中核をつくろうとしたのです。ですから、明医研は設立当初から、「病院機能を地域の診療チームが補って、在宅でも医療サービスが続けられるように」という考えで育てられたのです。また、ほか地域の在宅医療専門クリニックの多くは外来に重点を置いていませんが、明医研では外来診療の充実が医療機関の信頼の原点と考えています。 ●在宅医療に必要な要素 在宅医療に必要な要素としては、 @在宅での主治医、かかりつけ医 A重症度に応じた訪問看護の提供 B24時間対応と緊急時の入院施設 C薬局など地域医療サービスとの連携 D介護保険などによる介護支援 などがあり、在宅医療実施にはこれからのポイントを満たさないと、医療を提供する側も受ける側も苦労の多いことになります。医療が必要な状態を望む人は誰もいません。しかし、病気になったらそれに負けないで、かなう限りご家族ともども余裕を持って幸福な時間を過ごして頂けるように、私たちは応援します。電話等でご相談に応じておりますのでお気軽に。 |
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| ハーモニー便り 掲載 |