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〜心の琴線〜
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1話「小児科閉鎖」より

中村 「経営の問題ばかりじゃない。我々小児科医の激務の実態だって、君はイヤと言うほど思い知らされているだろう。年々小児科の医師は減り、仕事は益々激務になり、24時間どころか50時間60時間のぶっ続け勤務の中で、一体どうターミナルケアを施せって言うんだ。精神的にも肉体的にも限界に来ている小児科医は、ただひたすら、医療過誤を引き起こさないよう身を守ることすら難しいんだよ。目の前にいる患児や、低次元な親たちをさばいていくことだけで、それだけで精一杯なんだよ」

美乃里 「・・・(略)・・・小児科を存続させるために病気の子供たちがないがしろにされるなんて、そんなことは本末転倒です。私たち小児科医がこの状況を打開していかない限り、誰が小児医療を変えていくんですか!」

中村 「だからそれが理想論だって言ってるんだ!」

美乃里 「・・・・・・」

中村 「それが出来れば苦労はしない。それが出来ないから、過労死や自殺にまで追い詰められる小児科医が後を絶たないんじゃないか・・・」

美乃里 「・・・・・・」