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コンタクトとめがね


このページの内容
◆コンタクトレンズ初めてのかたへ
◆コンタクトレンズ経験者の方へ
◆コンタクト直行目次
◆海とプールとコンタクト
◆どこがいいのかカラーコンタクトレンズ
◆1999年コンタクト界(古い話です)
◆2002年コンタクト界の動き
◆2003年コンタクト界の動き
◆2004年コンタクト界の動き
◆2005年コンタクト界の動き
◆2006年コンタクト界の動き
◆2007年コンタクト界の動き
◆2008年コンタクト界の動き
◆2009年コンタクト界の動き
◆円錐角膜
◆遠近両用コンタクト
◆メガネは永遠
◆対決!100円老眼鏡と3万円老眼鏡
◆大きなメガネを応援します
◆ソフトコンタクトで目に障害、大阪での損害賠償の事件
◆メニコンが1ヶ月交換ソフトコンタクト
◆コンタクトで血糖を測る
◆30日連続装用コンタクト(チバとメニコン)
◆シリコーンハイドロゲルコンタクト

別ページに[コンタクトレンズ用語集]あり

これからコンタクトレンズを始めたい人はぜひこのページで予習して下さい。 今のコンタクトを変えようという人もじっくり読んでみて下さい。きっとお役にたてます。



コンタクトレンズ初めての方へ:
「まず予習して、時間とって、早い日に」
コンタクトレンズが始めての方は、眼科で目の検査と充分な説明と装用練習を行うため、 たいていは30分から1時間くらい時間がかかります。時間の余裕を持って眼科に行きましょう。 眼科に行く前にコンタクトについて予習しておくと賢い選択ができてお金の節約になります。 検査と処方を受けてからレンズ手渡しまで数日かかる製品もあるので 就職、進学などの前に作る場合はお早めに。 旅行前など、急ぐ時にコンタクトを作るのはトラブルの元です。 新しいレンズは慣れるまで練習期間が1週間かかることもあります。 [コンタクトレンズ用語集]も参考にどうぞ。

レンズの種類

レンズの種類は、おおまかに
●1.通称「ハード」酸素透過性ハードコンタクトレンズ(O2ハード、RGPL)---例:メニコンEX、シードS-1
●2.通称「ソフト」ソフトコンタクトレンズ (SCL)---例:メニコンソフトS
●3.通称「ディスポ」ディスポーザブル(使い捨て)ソフトコンタクト(DSCL)
と、三種類あります。なお、
(3)は厳密に1回つけたら捨てる「ディスポーザブル」---例:ワンデイアキュビュー
と昼付けて夜はずして消毒、数週間で捨てる「頻回交換」(FRCL)---例:メダリスト
に分けられます。
コンタクトレンズはそれぞれに長所短所がありますので、 レンズの特徴をよく理解したうえで使ってください。 (なお、酸素透過性のないハードレンズ(PMMA)は現在生産する会社が少数となり、通常扱っていません。)

レンズの長所と短所

●o2ハード(酸素透過性ハード)は..
ある程度乱視の強い人も可。手入れ簡単。手入れ用品は3000円程度。寿命1-2年。違和感ややあり。 ソフト系に比べてよりシャープにはっきり見えることが多く、「見え方の質」で人気。 レンズ直径は小さめなので目を大きく開きにくい、つまり目の細い人でも装着簡単。 格闘技など激しいスポーツでは落ちやすい。角膜に病気ができたときもすぐ気がつくので安全ともいえる。
●ソフトは...
ある程度乱視の強い人では不可(乱視向けソフトもあり)。99年からほとんどの製品がコールド消毒可となったので以前より手入れは簡単。手入れ用品は3000円程度。寿命1年程度。違和感少ない。角膜に病気ができたとき気がつきにくい。スポーツ向き。
●ディスポ(使い捨て)は...
手入れ簡単、または手入れなし。乱視の強い人では不可(乱視向け商品フォーカストーリックもあり)。寿命は1日から2週間。違和感少ない。初回は数日間ためし装用の日が必要。購入は3か月おきなどにまとめて購入します。角膜に病気ができたとき気がつきにくい。スポーツ向き。費用は、昼だけつける2週間タイプなら経済的(消毒剤を合計してもさほど高くない)、それ以外は年間通 して使用するとやや高価。特に1日交換のワンデイアキュビュー、デイリーズは毎日使うと高価なので 週1日か2日使う人に向いています。
[コンタクトレンズ用語集]も参考にどうぞ。

「結局コンタクトどれが一番いいの?」
「結局どれが一番いいの?」という質問はよくあります。答えを言うと、あなたにとっての最高のコンタクト、 というのはありますが、全員にとって最高のコンタクトというのはありません。 近視の強さ、生活のしかた、仕事、スポーツ、乱視の強さ、目のかゆみ、予算、 などいろんな条件を考えて医師と相談して自分にとって「一番いい」レンズが決めましょう。 筆者は主にo2ハード、2週間頻回交換、1日使い捨ての3種類をすすめています。



コンタクトレンズ経験者のかたへ:
  ひらの眼科での、 コンタクト継続の方への一般的なアドバイスを書いておきます。 (1) 1日タイプ使い捨てレンズ利用の方:---そのまま続行。いいでしょう。 (2) 1週間タイプ使い捨てレンズ利用の方:---なるべく1日タイプか2週間に変えるようおすすめしています。 (3) 2週間頻回交換レンズ利用の方:---アレルギーなどなければそのまま続行で結構です。 (4) o2ハードレンズ利用の方:---たいていそのまま続行でいいでしょう。 (5)カラーコンタクト(カラコン)利用の方:なるべくカラコンをやめるようすすめています。 少しでもトラブルの経験ある人は他のコンタクトにすすめます。
...以上(1)-(5)までが基本の方針で、 (2)の1週間タイプ使い捨てレンズは経験上、 アレルギー性結膜炎や細菌性結膜炎などの合併症を起こしやすいため現在すすめていません。 またレンズ経験年数の長い方には角膜内皮細胞の検査なども安全のために行っています。 [コンタクトレンズ用語集]も参考に。

コンタクトレンズ製品への直行目次(2000年編集、2008年更新)
どの会社のサイトも画像の多い派手なページばかりで製品を探しとったら時間かかってしゃあないがな。...とまあ2000-2002年頃は使いづらいサイトが多かったのですが 2006年あたりから各社改善されたようです。
ジョンソン社...表紙に製品一覧が出るので合格。
ボシュロム社...表紙に製品一覧が出るので(サーバ反応やや遅いけど)合格。
チバビジョン社...コンタクトレンズ一覧でほぼ解決。
メニコン社(96年は重く2000年軽く.2002年重く2004年軽く2008年やや重く) ...表紙に製品一覧が出るので合格。
シード社...表紙に製品一覧が出るので合格。
ニチコン...表紙に製品一覧が出るので合格。
サンコンタクト社 ...表紙から探しにくいけれど、製品紹介で解決。(2008)
ホヤ社... 製品一覧で解決。


海水浴、プールとコンタクトレンズ
2000年5月,めだまカフェあてに、「サーフィンをする時におすすめのコンタクトは?」という質問をいただきました。筆者はサーフィン経験がありませんが手元の眼科書籍を探してみました。海水と目とコンタクトレンズについての説明をしている文章はごくわずかです。
 一番おすすめできるのは1日タイプ使い捨てコンタクトです。次に、2週間タイプの使い捨てコンタクトレンズでしょうか。どちらの場合も海からあがって数時間で目からはずすのがよさそうです。2週間タイプの場合、はずしたら消毒をします。
 コンタクト選びで気になるポイントは「海水がかかってCLが落ちるか?」「落としたら値段は?」「消毒は?」という点でしょう。
 海水が目に入ってもさほど痛くないことを考えると、使い捨てコンタクトをしたままの目に海水が入っても、おそらく数時間なら大丈夫ではないか、と僕は想像しています。しかし想像だけですので根拠や証拠がなくてすみません。「コンタクトを つけて、海にはいり、その後一日コンタクトつけたまま」だとしたら問題はありそうです。 コンタクトが海水を含んで、その中にはいったままの雑菌が気になります。 1日タイプの使い捨てコンタクトでも、できれば海からあがったあと、はずしてメガネ にするのが安全と思います。 眼科の医者が考える事とサーファーの現場の意見が食い違ってもいかんな、と思ってlycos, infoseek, gooなどでサーファーの意見を探してみました。ネット上の情報を探すと:
**WindSurfin Diary---この方は使い捨てコンタクトをすすめています。
**「海でのお役立ちグッズ 」---サーファーのnao氏が仲間に向け使い捨てコンタクトをすすめています。
** 「My Diving Page Q and A回答」---ページ下方の Q「コンタクトをしていても,ダイビングは,出来るのですか?」---A「コンタクトレンズについては、使わない方がいいと思います。」というアドバイスです。
**「眼鏡かわら版」http://www.ne.jp/asahi/ogi/homeはサイト消失。残念です。
 なお、書籍では。金原出版、コンタクトレンズ診療最前線「改訂第2版」湖崎 克他編集、ISBN4-307-35102-9、6200円+税、p124にはプールで水泳をする人に毎日使い捨てのCLを処方する話がのっています。もう一冊英語からの翻訳本で「スポーツ眼科」にも若干だけCLの話がのっていました。

 以上から、筆者の海水浴でのおすすめコンタクトは1日タイプの使い捨てコンタクト、次に、2週間タイプの使い捨てコンタクトレンズというところです。また筆者の知り合いのダイビング経験者(女性、コンタクト使用中)は「海からあがってソフトサンティアなどの人工涙液タイプの目薬をさすと快適」と語ってくれました。
プールの場合:
海とプールではコンタクト事情がまた違います。大腸菌を殺すためにプールでは塩素消毒が使われていますが、これは少しずつ角膜をいためてしまいます。プールからあがって時間がたてばまた徐々に角膜は回復しますが、コンタクトをつけたままだとプールの水の塩素がより長時間目に接すると思われますので、できればコンタクトをはずして泳ぐのがよし、そうでなければコンタクトと普通 のゴーグル、という方法か、度つきのゴーグルでコンタクトなし、というのが良いかと思います。 (2000.6.18-2008.4.10)

どこがいいのかねえ...カラーコンタクトレンズ
◎眼科医として:
カラーコンタクトレンズ(通称カラコン)は、みなソフトレンズです。 で、どれも虹彩の「色」をはさんだ部分が、酸素を通しにくい宿命がある。 すると酸素透過が悪いレンズになるから、結局長時間つけると目は充血して疲れてくる。 たまにカラーコンタクトを使う人はたいていレンズの消毒がおろそかになって細菌感染のトラブルも多くなる。 中でもトラブル率が高いのは「近視がないのにカラーコンタクトを使う」人です。 こういう人はたまにしかコンタクトしないからまず消毒をまじめにしない。 瞳孔大きめの人だとコンタクトのわずかな上下ですぐ見え方がくもって見える。(色つき虹彩が瞳孔にかかるから) 問題だらけのカラーコンタクト、つけても得しないですよ。僕はちっともすすめません。
◎男の視点で見て:
 男からみて瞳の色なんて興味ないです。女の子が服変えたり髪型変えたら気が付きますが  目の色はほとんど見たことないです。女性のおしゃれは、男に見せる要素半分、女に見せる要素半分だろうけど、  男の視点でカラーコンタクトで女が魅力的に見えたという話は聞いたことないです。  その上、ここぞという場面で顔を近づけて目を見ると、カラーコンタクトは宇宙人みたいで変なんですよ。  女同士で美を競うなら勝手にどうぞというところです。 一方、男が着けるカラーコンタクトが似合うとしたらホストぐらいですかね。
◎また一人カラーコンタクトのトラブル...
 上の文章を2日前に書いたばかりですが、今日もさっそく診察室で出会いましたよ。高校生。女の子。  「なんか目が赤くて、目やに出て、涙出るんです...。」よくきくとカラーコンタクトを昼夜つけっぱなしで使用。  「そりゃ目も赤くなりますよ!」白目(結膜)は真っ赤。さいわい角膜の濁りは少ないものの立派な細菌性角膜炎。かなり危ない。  やっぱりカラーコンタクトは危険がいっぱいですなあ。  なお、チバビジョン社の2週間交換タイプ(FreshLook) カラーコンタクトなら、多少は安全かなと思いますが注意は必要です。 (1日使い捨てワンデーカラーは約3年販売していましたが2007.6.30で販売終了です。)
◎MRI検査では、はずすべし。カラーコンタクト。
全国国立病院療養所放射線技師会サイトの記事 で『関東の総合病院にてMRI検査を受けた23歳女性が眼瞼痙攣また眼球吸引様違和感があった。検査終了後にも若干の違和感があり眼科にてフォローを行った。』『コンタクトレンズの中に酸化鉄などの金属を含むものがある』 という項目があります。長野県放射線技師会サイト記事を見ると、シード、チバビジョン、ジョンソン・エンド・ジョンソンの3社が、 長野県放射線技師会の質問に答えて「自社製品に酸化鉄等が含まれている」と回答しているようです。 販売数の多いワンデーアキュビューディファインに酸化鉄等が含まれている点は(カラーコンタクトをふだん扱わない眼科医も)知っておいた方がよさそうです。(07.03.24)

(2003-2007)
カラーコンタクト アップで見るとこんなに
不気味なのにどうして
カラコンにする人が
いるのかねえ。


1999年コンタクト界の動き1:頻回交換FRCL新製品(古い記事)

 1999年はコンタクトの新製品がいくつか登場しました。99年時点で発売されている2週間交換コンタクトレンズは、 J&J社のシュアビュー、 ボシュロム社のメダリスト、 チバビジョン社 のフォーカス2ウィーク、フォーカス2ウィーク・トーリック、 シード社のフォーティーンUV、 セイコー社の2ウィークアクエア、 ウエスリー&ジェッセン社 のプレシジョンUV と、6社7製品です。その数年前までは2社でしたからかなり増えたと言えます。
1999年コンタクト界の動き2:化学消毒剤の新製品
ソフトコンタクト用のコールド消毒(化学消毒)の製品が増えて、またほとんどの消毒剤が、「どのソフトコンタクトにも使えます」という承認をとっています。厚生省の方針が、1999年6月から、アメリカ方式の「ソフトコンタクトを4グループに分けてグループ別 に承認をする」方式に変わったためです。消毒剤はほとんど米国の製品の輸入版です。日本での選択肢はずいぶん増えました。眼鏡店、眼科医の関係者のかたがたは商品知識をふやすのに大変かと思います。めだまカフェでも近く商品一覧を作りたいと思います。今わかるだけで6種類あります。過酸化水素タイプがコンセプトF 、エーオーセプト、そして1液タイプ(MPS)がレニュー、コンプリート、オプティフリー、アイネス、の6種類です。


2002年コンタクト界の動き1:遠近両用の2週間交換レンズが増えた
 遠近両用のレンズで、2週間頻回交換タイプのものが増えました。 ジョンソン社の2ウィークアキュビュー・バイフォーカルと、チバビジョン社のフォーカス・プログレッシブです。いずれも筆者はコンタクト経験のある人にだけすすめています。
 
2002年コンタクト界の動き2:乱視度数入りの2週間交換レンズが増えた
 従来から販売中の フォーカス・トーリックに加えて、ジョンソン社の2ウィークアキュビュー・トーリックと、ボシュロム社のメダリスト・トーリックが販売となりました。今のところ筆者はメダリストの側が軸の安定性が高いと感じていますがその人によって2wアキュビューやフォーカスの方が安定する例もあります。
  
2002年コンタクト界の動き3:ソフトレンズの消毒剤、各社改良品登場

2002年夏、 日本アルコン から、コンタクトの消毒剤(洗浄すすぎ保存)のオプティフリープラスが発売となりました。 従来のオプティフリーと併売。「テトロニック」 という界面活性剤を追加し脂質に対する洗浄の能力を高めたという能書きです。 価格は従来品より少し高くなるそうですが今後店頭で下がるでしょう。 360mLが(レンズケース1個付属)2700円。 360mLの2本セット(レンズケース2個付属)はオープンプライス。 ライバル製品には ボシュロム社 レニュー、 アラガン社 コンプリート(中身同じでメニコン社アイネス)などがあります。 なぜか米国内向け宣伝文(英語)では「こすり洗い不要= NO RUB」と宣伝する製品が多いのですが、 筆者はどれを使う場合も「こすり洗い」を勧めます。(アメリカ人は無精者が多いかも) (オプティフリープラスの説明書もこすり洗いを推奨。) 日本では糸井眼科の糸井素純医師 が、「こすり洗いしないと消毒効果が低い」という事実を各種の実験データを根拠に発表しています。 また、タンパク除去剤は、2週間タイプ頻回交換レンズではあまり必要ない場合が多いですが 人によっては2週間タイプでもタンパク除去が必要です。 「1ヶ月交換」や「90日交換」という頻回交換レンズはほぼすべて、タンパク除去剤が必要になります。 「1ヶ月交換」や「90日交換」はむしろ分類の上では頻回交換と呼ぶより従来型ソフトコンタクト、の 「まとめ買い」に近い存在と考えて良いでしょう。 なお、過酸化水素タイプの消毒剤、コンセプトF 、コンセプトワンステップ、エーオーセプトなどもありますが 上記のMPSタイプ(オプティフリー、レニュー、コンプリート)とは使い方が別 ですのでご注意ください。 (02.06.05-02.06.11)
●オプティフリーに続いて、コンタクト消毒剤「コンプリート」が 改良して新発売。こちらは「newコンプリート」という名前になって、 新成分「ポロクサマー」(粘稠剤、湿潤剤)を加えています。 箱の上には「乾かない1本ケア」の文字あり。 アラガン社サイトエイエムオー に会社が変わってもやはり旧製品(うるおいアップ)を掲載している模様。(02.06.14-02.07.02)
●アラガン社が2002/7/1から分割で2社になりました。 アラガンエイエムオーです。
●コンタクト消毒剤「クレンサイド」のご注意(2002-2005年)。 オフテクス社「クレンサイド」が(2004年年末ころ)新パッケージになり内容も「日本国内販売の全ソフトコンタクトに使用可能」となりました。店頭在庫のうち、旧パッケージ(オレンジと水色の斜め線)の製品は、一部コンタクト使用不可(不可の製品は東レ社 ブレス・オー、ブレスオー2、・シード フォーティーンUV、チバ社 プレシジョンUV、ボシュロム社メダリスト66トーリック )であり、 新パッケージ(赤い三日月マーク)は全コンタクト使用可、と考えてください。(05.02.15更新。)
クレンサイド
(2002.08.08-2005.02.26)


2003年コンタクト界の動き:
2003年秋。 チバビジョン社 から乱視用1日使い捨てコンタクト「デイリーズ・トーリック」が発売になりました。価格は通常のデイリーズの約2倍で、 両目で毎日使うと一ヶ月1万円前後です。筆者の予想では乱視用1日使い捨てレンズを 必要とする人は少数派なので、取り扱い店は一部になるでしょう。 通常はHCLやメガネを使っているという乱視強めの人に向いているかと思います。(03.07.03-03.10.30)


2004年コンタクト界の動き:
2月。1日使い捨てカラーコンタクト
「ワンデーアキュビューカラー」登場。ジョンソン社サイトへ。 (2004年2月は地区限定発売、4月から日本全国発売) カラーコンタクトの中ではこの「ワンデー...」が合併症を起こしにくいのではないか、と筆者平野は期待しています。2005年春までの観察では幸い強い合併症症例に出会っていません。
10月。チバビジョン社からシリコンハイドロゲル素材のコンタクト「o2オプティクス」登場。この素材は将来性有望です。説明は下記の「シリコンハイドロゲルコンタクト」へ。 なおジョンソン社とボシュロム社からも同じ素材の物が将来発売されそうです。


2005年コンタクト界の動き:
2月。ジョンソン社 の「ワンデーアキュビュー、ディファイン」が2005.2.23発売開始。 通常のワンデーアキュビューより高価でワンデーカラーより安いという位置付けです。「瞳を大きく見せる」ために黒い輪は大きく、かつ中央の無色の部分も大きめ。カラーコンタクト一般の「酸素透過性が低いため長時間つけると充血しやすい」性質はおそらくこの「...ディファイン」にも あてはまるだろうと予想していますが他のカラーコンタクトよりは 酸素少し通りやすいデザインのようです。

3月。ボシュロム社から「メダリストII」(2)が発売開始。従来の初代メダリストと併売です。初代と違うのは材質が変わって高含水、非イオン性の「グループ2」になった事です。(2ウィークアキュビューは高含水でイオン性、初代メダリストは低含水で非イオン性)制作範囲は2005.4月時点で-0.25から-9.00まで、ベースカーブは8.6mmの一種類です。

3月。ジョンソン社の「シュアビュー」2005年秋で販売終了と決定。(10/31で販売レンズのメーカーへの受注終了。)影響は少ないだろうと思います。

4月。エイエムオー社のコンタクト消毒剤(MPS)「コンプリート」に4月から「コンプリート・テンミニッツ」が追加予定。「短時間での消毒効果」をうたっているので海外発売のComplete rapidcareに相当する物かと想像しています。 またコンセプトワンステップ(過酸化水素)は「コンセプトワンステップII」に順次おきかわるようです。(2005.03.01)。
7月。メニコン社から「メニコン1DAY」発売開始。
9月。ジョンソン社から 「ワンデーアキュビュー モイスト」が発売になりました。 従来のワンデーアキュビューと併売で、「うるおいを保つ」というメーカーの主張です。 やや高めの値段設定になりそうです。(承認番号:21600BZY00408000 ) (2005.09.22)
10月。ジョンソン社の 2週間交換終日装用コンタクトレンズ「シュアビュー」が2005.10.31で販売終了。 1994年4月の日本発売開始から11年でした。(2005.10.31)


2006年コンタクト界の動き:
2月。 ジョンソン社 の「ワンデーアキュビュー」に、乱視用レンズ、発売開始。
ワンデーアキュビュー、モイストに、ベースカーブ850が追加。

2006年2月「ワンデーアキュビュー」乱視用が発売されるとジョンソン社から書類が届きました。 円柱面度数、円柱面軸も複数選べて、近視度数は-9.0Dまでの範囲が選べる点からチバビジョン社の 「デイリーズトーリック」より広範囲の乱視に対応できるようです。 (もっとも1日使い捨て乱視レンズは高価なので販売量は少ないのですが) まだ2月の時点でJJ社サイトには掲載は無く、発売月日も未確認です(追記。広島県では3月中旬予想とのこと)。
2月。
シンガポールでの真菌性角膜炎発生の件は、"renu Fusarium fungal keratitis singapore "などで検索すると英文記事がみつかります。記事の例
シンガポールの真菌性角膜炎発生の件はアイヨーなblogScreenshots をどうぞ。ReNu,やCompleteが関与しているかも知れませんがまだ原因は不明な部分が多いようです。
3月。
メニコン社からコンタクトケア用品 エピカコールド発売開始。
チバビジョン社から一日使い捨てカラーコンタクトの 「フレッシュルック・デイリーズ」が発売開始。

6月
ワンデーアキュビューモイストBC850制作範囲は-12まで拡大。。
ワンデーアキュビューモイストBC900制作範囲は+5から-12.0まで拡大。
ボシュロム のメダリストワンデーは9/29で販売終了。後継商品が 「メダリストワンデープラス」
7月
ジョンソン社 「ワンデーアキュビュー・ディファイン」にS-6.50DからS-9.00Dまで0.5Dステップが追加
9月
ボシュロム社の1週間連続装用レンズ「シークエンス」が販売終了となります。2006.9.16出荷が最後になります。
11月
メニコン社の 酸素透過性ハードコンタクト、「o2-32」が2007年3月末で販売終了となります。 なんと1987年に発売していたそうです。歴史の長い製品でした。


2007年コンタクト界の動き:
(時期不明)
シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズと保存液(レンズケア用品)との相性に ついての解説サイトがStaininggrid.comstaininggrid.jpです。(おそらく2007年開設のサイト)
3月
JJ社が2007年3月5日、 シリコンハイドロゲル素材のコンタクトを二種類(どちらも二週間頻回交換型) 「アキュビューアドバンス」「アキュビューオアシス」と二種類発売しました。 (米国で多分1年前から販売中。今回は日本の厚労省で正式認可となりました) 実売価格は現状の旧素材2ウイークアキュビューよりやや高いですが 差は一箱で数百円程度みたいです。 価格は「...オアシス」がやや高い製品となります。 ライバル製品はチバo2オプティクスですが、私の触った実感では(装用せず指で) アキュビューアドバンスの方がやわらかめです。 すると3ヶ月あたり価格でo2オプ...が割高に見えるので o2オプは値下げする可能性もあるかと思います。 ボシュロム社のシリコンハイドロゲル素材製品はいつ認可がおりるか未確認です。 メニコン社のシリコンハイドロゲル素材製品が出るかどうかは未確認のためなんともいえません。
4月。シードの2週間交換コンタクト、14UV(フォーティーンUV)が販売終了。 後継は2ウィークピュア。

5月。ボシュロム社からシリコンハイドロゲル素材コンタクト(一週間連続装用タイプ) ピュアビジョン が発売されました。一週間連続装用の問題点を指摘する意見も眼科医の一部にあります。
2007.5.17日の日経新聞サイトに 「米ボシュロム、買収ファンドに45億ドルで身売り」の記事が掲載。(07.05.17)

6月。ジョンソン社ワンデーアキュビューカラーを2007.6.30で販売終了します。(ディファインは継続) ジョンソン社からの販売店むけお知らせ(印刷物)が届きました。 詳しくはジョンソン社サイトでどうぞ。(06.12.22掲載記事)

AMO社のケア用品、コンプリートアミノモイスト自主回収お知らせを参考にどうぞ。筆者はメーカーの慎重な姿勢での自主回収だなと感じています。筆者の知る範囲ではコンプリートアミノモイストが原因と考えられる感染症の報告は日本国内で起きていないようです。(07.06.02)


2008年コンタクト界の動き:
1月
チバビジョンが2004年から日本で発売しているコンタクトレンズ「o2オプティクス」がこれまでの「1ヶ月昼だけ装用」の承認に加えて新たに「1ヶ月連続装用」でも承認を獲得しました。 僕は夜もつけたままの連続装用レンズには慎重派です。決して「すべての人が連続装用」できると考えないでください。「使ってみたら連続装用は痛みかゆみが出てきた」となる例もしばしばです。 なお、同じシリコンハイドロゲル素材のレンズは、JJ社「オアシス」「アドバンス」、メニコン社「プレミオ」ボシュロム社「ピュアビジョン」などがあります。(08.01.25)

5月
ボシュロム社の 従来型ソフトコンタクトは大半が2008.11.28で販売終了となります(メダリストやピュアビジョンは当然継続、またプラノB4は継続、ハードのボシュロムEXo2も継続です)。(08.5.2)
medama cafe
2008.5.19朝NHKニュースでアカントアメーバ角膜感染症の事が放映されました。 1970年代のアメリカのように一気に感染症が多発することはないでしょうが引き続き「正しいケア、こすり洗いの指導、レンズケース頻回交換」の教育が大切かと思います。日本CL協会のアメーバ記事gooヘルスケアのアカントアメーバ角膜炎記事を参考にどうぞ。(08.7.16)
7月
カラーコンタクトレンズでおきる合併症についてテレビと新聞で 報道がありました。これをきっかけに「度無しカラーコンタクトが雑貨として無制限に販売されている」状態に厚生労働省が規制を検討するでしょうか。 (7月10日NHKテレビ  ニュースウオッチ9「カラーコンタクトレンズの被害の実態と今後の課題」)(7月10日(木) 毎日新聞 (全国版)夕刊「度なしカラーコンタクトレンズ(カラコン)のトラブル」)(08.7.16)
2ウィークアキュビュートーリックは、 2008年7月に販売終了となりました。後継品はアキュビューオアシストーリック(オアシス乱視用)です。
8月
(度の無いカラーコンタクト)。 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会が 2008/8/22、度無しカラーコンタクトを「高度管理医療機器」に指定することを決めました。 yahooニュース記事や、 時事ドットコム記事など参考に。日本眼科医会が長年、厚労省に運動をしていたのがやっと実った(もしくはNHKニュースウオッチ9の影響か)と感じます。
9月
チバビジョン社が、2008.9月16日から シリコーンハイドロゲル素材2週間交換終日装用のソフトコンタクトレンズ 「エア オプティクス」を発売。
コンタクトレンズ成分変更問題で、シード社が埼玉県と東京都から処分を受けました。記事は 日経「東京都、シードに業務停止命令」などあり。
10月
メニコン社 の酸素透過性ハードコンタクト、「セレスト」は2008年10月から発売中です。 (参考は「セレスト販売開始おしらせ」


2009年コンタクト界の動き:

2月
ボシュロム社から 「メダリスト プレミア 1週間」が発売。 「メダリスト プレミア」(単焦点近視用)も発売。 以前の「メダリスト プレミア 乱視用」は継続発売。 なおピュアビジョンは販売停止ですが「メダリスト プレミア 1週間」に 名前を変えた形です。 (09.01.20)

メニコンから2008年に酸素透過性ハードレンズ、「セレスト」が発売され、 そのかわりに「スーパーEX」は2010.3.31で販売終了されます。(09.1.27)

3月
シード1dayPure(ワンデーピュア)新発売 。純国産一日使い捨てコンタクト。


円錐角膜
コンタクトに縁の深い病気、円錐角膜については、ひらの眼科「円錐角膜」のページをどうぞ。

遠近両用コンタクトレンズ

 コンタクトレンズは一般にメガネよりも老眼を早く感じるのですが、30台、40台の人を対象に、  老眼を感じる人のための遠近両用コンタクトがいくつか出ています。  ただし遠近両用メガネと大きく違うのは、  (a)遠く用レンズと近く用レンズがひとつの軸の上で同心円状で並んでいる。 (一部には上下で焦点を変えたコンタクトもあります) (b)回りの明るさによって瞳孔の直径が変わり、焦点の合いかたが変わる。 (c)まばたきでコンタクトが大きく上下する人では見え方が安定しない。などなどです。 筆者は、コンタクト経験のない人には遠近両用コンタクトはすすめません。 レンズつけはずしの手間が増え、遠近メガネほどクリアに見えない現状では、満足度が低いからです。
 2000年4月ジョンソン社からは、2ウィーク アキュビュー・バイフォーカルが発売中。チバビジョンでも2週間交換型遠近両用レンズあり。 その他シード、メニコン、旭化成アイミー、ボシュロムなどからも発売されています。
参考:「遠近両用コンタクトとの割り切った関係」「コンタクトレンズ用語集」も参考に。

メガネは永遠に不滅です

派手な広告が多いコンタクトレンズにくらべてちょっと地味なメガネの存在。 ですが、どんなに良いコンタクト、便利なケア用品が登場しても、古くから続いているメガネに勝てないところもあります。 「コンタクトとメガネどっちも手放せない」という人も多いですね。さて、そのメガネの良さとは:

1.遠近両用はメガネが大活躍。
30才代、40才代の方がコンタクトをつけて事務作業をすると手元がかすむことが多いと思います。 メガネに比べて、コンタクトレンズは目の調節力の低下(つまり老眼)をはっきり自覚しますから、 ある程度の年齢になると、近くをはっきり見るために度数を下げるとかメガネを併用するという工夫が必要になります。 コンタクトにも多焦点レンズはありますが、メガネほどシャープな見え方には得られない場合が多いです。

2.結膜炎、角膜びらんなどの病気はメガネでは起きない。
コンタクトレンズはなにかと目に病気を起こす物です。体調の悪い日、目にほこりが入りやすい日、 ひどく充血する日にはコンタクトをはずす必要がありますがメガネにはそんな悩みはありません。

3.手入れがいらない!値段も安い、長持ちするなどなど
メガネはたまに磨くことさえすれば消毒や蛋白除去とかいう手間がかかりません。 コンタクトにくらべてメガネはずっと簡単な扱いで続けられます。

ということから、メガネの良さはコンタクトでは代用できない部分があります。 当院ではメガネの経験なしにコンタクトレンズを希望する人には、コンタクトも作り、 メガネも作るという方法をすすめています。手元にメガネがないために痛みをがまんしてコンタクトを続けると 必ず目の傷や感染症などをひどくする結果になります。

オマケ1:映画登場、俳優使用のサングラス
映画登場やドラマ登場のサングラスを多数紹介した 「石川時計眼鏡店」 を参考にどうぞ(2003-2008)

対決! 100円老眼鏡と3万円老眼鏡(1999-2008)
困ったものです。不況で人気の100円ショップに行ってみると100円の老眼鏡がたくさん並んでます。プラス1D(「1度」)から3Dまで、フレーム種類も豊富。みんな中国製で100円。喜ばしいことなんでしょうか。  古くからまじめにメガネを作っている職人からもベテラン眼科医からも「老眼鏡が100円とは何事か!」と怒りの声がきこえます。ちゃんと視力測って度数を合わせてフレーム選んで老眼鏡作ると2万円から5万円くらいするのが本当です。(高級品は10万円20万円と限りがないですが)
 結論をいいましょう。
「100円メガネ 長く使うと 頭痛のもと」(字余り)

いったいどこが違うのかをチェックしましょう。大きな違いは、100円メガネは作ったままで検査なしで、顔と目に合わせてない、というところです。つまり大きな足も小さな足も皆同じ靴、というようなものです。(ここでメガネ処方を眼科医が書くか、メガネ店が独自に作るか、 の争いは別ページ 「目をめぐる熱い戦い」を参考に) めがねをお店で作るときには、その人の目と顔に合わせて、下のような項目をチェックして一人ずつに「特注で」メガネを作っています。
**目の間隔(瞳孔間距離, pupil distance, PD)
**目とレンズの距離(頂間距離)
**はなあての高さ
**耳のつるの長さ、曲がり
**フレーム材質、レンズの材質、レンズの表面の処理
これをしないと、メガネを使っているうちに、目の疲れ、頭痛、肩こり、といった症状が出てくるわけですね。さらに遠近両用の二重焦点メガネとか累進多焦点メガネだともっとチェックする項目がたくさんあります。メガネの値段というのは材料の値段よりも作る職人の技術にお金がかかっているんです。ここをぜひぜひ利用者のみなさん、わかってくださいね。100円メガネは、メガネがこわれた時の代用品か旅行中だけの利用とかに考えておいた方が無難でしょう。
 100円メガネ、僕は売るなとかいうつもりはありませんし、メガネ店のみなさまは、「ちゃんと調整したメガネは100円メガネとはぜんぜん違うよ!」というところを職人の意地にかけてアピールして欲しいもんです。自由競争、自己責任の世の中になってきたわけだし、100円メガネで頭痛をおこして病院に向かう人も多少はいるでしょうが、まあそれも自己責任ということかもしれません。「なんでも自己責任」という風潮もあまり良くないわけですが。

大きなメガネを応援します
 まず一言。「細いメガネが似合うかどうかと、美形かどうかは関係ない!」 めだまカフェ平野は、上下の大きなでっかいフレームのめがねを応援しております。 美人だが顔が大きい、という女性は細いメガネはやめて、ぜひ大きなメガネでもっと美しくなっていただきたい。顔の大きい美人は舞台女優に向いているそうですが。
  さてどうもこの5年(この10年か)上下に狭い細いメガネが流行して困ってます。 流行だけならいいけど、メガネかける本人が「大きなメガネが欲しい」 と言うのにメガネ店の側が「大きいのはやめてぜひ細いフレーム」とすすめたり 「大きいのは在庫がなくて」と細身フレームを買うようにしむけるのはいかんです。 で、結果として顔の大きい(上下に長い)人が細いメガネを買って 顔に似合わないメガネという悲劇になるのです。 もちろんきちんと技術知識のあるメガネ店なら顔に合わせるわけですが どうも世の中、転職の多い新米店員ばかりになると、 浅い知識で流行のメガネを単純に売るという事が増えてくる。 メガネの上下幅は顔の「まゆ」からあごまでの距離をはかり、 その3分の1に合わせるのが基本です。 上下に狭いメガネのデメリットは「鼻当てが少しずれても見えづらい」 「遠近両用メガネで見える範囲が狭くなる」「視界が狭い」などいろいろ。 詳しい図解を見たい方のためにメガネ選びの参考サイトを少々並べます。
(1)セイコー快適視生活応援団「似合うメガネの選び方」
(2)「メガネの春田」「大きいメガネ」 上下幅55mmの製品など
(3)「メガネのヤガミ」「間違いだらけのメガネ選び」 ... という事で大きなメガネを当サイトは応援しております。  (2003-2008)

ソフトコンタクトレンズで障害残し訴訟
「ソフトコンタクトレンズを処方され目に障害が残った」として、 大阪府堺市の主婦(25)が医師とコンタクトレンズ販売会社に、約800万円の損害賠償を求めた訴訟で、 2002年7月10日に判決がおりました。会社と眼科医に425万円の支払いを命じる判決です。 「8月には角膜の炎症による混濁が見つかり、視力も低下したが、眼科医はコンタクトレンズの使用をやめさせず、 別の使い捨てレンズを処方した。」という記事を読むと、筆者は本当にそんな事があるんだろうか、 実際は医師が患者をみていないのではないか? と想像してしまいますが、 ともかくコンタクトレンズは使用方法を誤ると事故が起こるものだ、という意味では教訓を残す事件です。 (たとえば、これが内科研修医のアルバイトで、眼科経験ゼロで コンタクト店に雇われていたと仮定しても、「見えにくいです、痛いんです」と訴える患者を目の前にして 「コンタクト続けていいです」と言う医者はまずいないと思います。) また蛋白除去の事と、角膜の混濁との関連は新聞記事では不明ですし 角膜の細菌感染症が起きていた可能性も高いと思います。 通常はコンタクト上の蛋白付着だけではアレルギー結膜炎は起きますが、 直接角膜に損傷を与える可能性はあまりありません。
蛋白除去については大きくわけると
**使い捨て1日タイプ、1週タイプ---蛋白除去が不要
**頻回交換2週間タイプ---蛋白除去が通常不要。
**定期交換1ヶ月、3ヶ月タイプ---●蛋白除去が必要!●
**従来型(1年もつ)ソフトコンタクト---●蛋白除去が必要!●
となっています。 なお、私がその後きいた情報では、この患者の使用していたのは カラーコンタクトレンズを1年間で12枚交換できるというタイプの商品だったようです。 (頻回交換に似た仕組みですが従来型ソフトレンズのまとめ買いという事です) (02.07.11-02.7.17)

メニコンが1ヶ月交換ソフトコンタクト
メニコンは 2002年9月5日、 1カ月交換の頻回交換ソフトコンタクト「マンスウエア」を 発売すると発表しました。以前は地域限定販売でした。 会員制サービス 「メルスプラン」への加入が必要。 月会費1800円という新しい購入方法ですが、 詳細はメニコンにお問い合わせください。(02.09.07)

コンタクトで血糖を測る
コンタクトレンズで血糖を測定しようという実験がここ数年進んでいます。日本語記事は 日経ヘルス2003年の記事と、 all about japan2002年の記事 を参考に。英文記事だと ABCnews記事MedTech1記事 を参考に。 ピッツバーグPittsburgh大学のSanford Ascher教授のチームの研究です。 (03.05.08)

30日連続装用コンタクト(チバとメニコン)米国承認、日本発売2004?
米国で「30日間連続装用」として2001年-2002年に承認をうけたコンタクトレンズが2種類(3種類?)出ています。ひとつは日本製の メニコン Zレンズ。(o2ハードレンズ) もうひとつは CIBA Vision社Focus Night and Day です。(Baush Lomb社のPureVisionもそうだったようです) Focus Night and DayとPureVisionはシリコンハイドロジェル素材(silicone hydrogel)という新素材です。 2003年7月の日本コンタクトレンズ学会でもシリコンハイドロジェルのレンズ についての講演がありました。これまでの30日間連続装用(昼も夜もつけっぱなし) の報告では合併症は少ないようです。Focus Night and Dayの日本での発売は未定ですが、 筆者は「誰でも全員30日間連続つけられる」事態にはならないだろうと予想しています。 アメリカはコンタクト素材では極端な方向に突っ走る傾向があるので 日本では慎重に構えるのが賢明でしょう。ボシュロム社PureVisionがチバビジョンの特許侵害だという判決が2002.6.26に出て、その後訴訟和解をしたようです。 「ボシュロムとチバビジョンの訴訟和解の記事」を参考にどうぞ。
(以下2004年に追加記事) 当「めだまカフェ」では2003年から順次、紹介記事を書いています。(すぐ下の「シリコンハイドロゲルコンタクト」を参照。)(03.07.19-04.09.04)


■シリコンハイドロゲル素材コンタクト■

シリコーンハイドロゲル素材レンズが2004年以降各社で販売中です。 2004年10月にチバのo2オプティクス発売、2007年3月JJ社アキュビューアドバンスが発売、2007年5月ボシュロム社ピュアビジョン発売、2008年4月メニコン「プレミオ」が発売。(以上は日本での発売時期)今後この素材(シリコーンハイドロゲル、SH、silicone hydrogel)のコンタクトは(o2ハードと並んで)主流になりそうです。(2008年すでに主流?)めだまカフェでは2003年から紹介しており、今後も見守っていきます。くだいて言えば「かわきに強く、充血もおこしにくい」シリコーンハイドロゲルですが、特徴をまとめると
1.低い含水率でありながら高い酸素透過性を持つ素材
2.親水性が強く汚れがつきにくい表面加工(各社、各方法で処理)
3.USAでは30日間連続装用(睡眠時も)で承認の商品もあり。日本では2008年時点で連続装用、二週間終日装用など。
4.価格は従来の2週間交換レンズよりやや高価で、一日使い捨ての毎日使用よりは安い。
5.従来の(旧素材)「一ヶ月交換」というレンズとは全く違う物。
というところです。どういう人に向くかというと、従来のレンズで充血や乾燥感の強い方、とでいえますが、ただし充血なり乾燥感の原因がどこにあるかは一人一人違いますのでコンタクト利用者の人は眼科医に相談の上で選んでください。 なお写真入り記事ひらの眼科、コンタクトひとこと紹介もどうぞ。
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(98.1.26作成、09.09.03更新。)コンタクトレンズ用語集も参考に。 [目次へ]