ニュルンベルグ裁判所関連資料

ロバート・H・ジャクソン判事(米国代表)の米大統領宛報告書からの抜粋

 今次の世界戦争が、世界の文明に対して衝撃を与えたのちに、初期の、また、より健全な国際法の法理への顕著な復帰が見られた。ナチスが政権を獲得したころまでに、侵略戦争をはじめまた裏切り行為によって戦争をはじめるのは違法であるということ、及びそのような企図に従事した者については、それが合法的な戦争であるという弁護はもはや成立しないということは、完全に確立していた。いまこそ、われわれが、侵略的な戦争遂行は非合法であり、犯罪であるという裁判原則に立って行動すべき時期である。(1945/6/6)


判決文の「侵略戦争または条約違反の戦争の計画・準備・開始および実行」に言及した部分の抜粋

 起訴状における被告人が侵略戦争を計画しかつ実行したという告訴は、最も重大な告訴である。戦争は本質的に悪である。その結果は、交戦国のみに限定されず、全世界に影響を与える。それゆえ、侵略戦争を開始することは、国際犯罪にとどまらない。それは、それ自体に全体の累積された悪を含むという点で他の戦争犯罪からのみ区別された最高の国際犯罪である。(1946/10/1)

以上は、藤田久一著「戦争犯罪とは何か」(岩波新書380)から引用させていただきました

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