
バーバラ・リー議員イラク攻撃に関する声明(98年) 日本語訳
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下院議員 バーバラ・リー カリフォルニア 第9区 イラク攻撃に関する声明 1998年12月17日 |
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昨日、大統領と英国の同盟者らによって、イラク国内の軍事・防衛目標に対する空爆命令が下されました。この命令を受け、ペルシャ湾に派兵された多くの勇気ある米軍、英軍の兵士たちに、希望と祈りを捧げます。私たちは、彼・彼女たちが一日も早く無事に帰還するためのあらゆる手立てを行使しなければなりません。 昨日、この発表を受け、国連事務総長は次のように語っています。「今日という日は、国連にとって、そして世界にとって、悲しい日になってしまいました。今宵、私の思いは、イラクの人民、イラク国内で人道的活動を続けている 370人の国連職員、そして生命を脅かされている全ての人々と共にあります。」私は、平和と非暴力を支持する一人として、この言葉に込められた悲しみと苛立ちに、心から共感します。 国連が何ヶ月もかけて、イラクとの外交手段による解決を図っていたにも関わらず、国連主導のこうした外交的方策に対して、合衆国が真剣で誠実な支援をなんら行わなかったことに、私は深い憤りを禁じ得ません。中東や北アイルランドでの紛争とは異なり、私たちの知る限り、大統領はイラクとの外交交渉に向けて専任副官を派遣したことがありません。また、中東紛争、北アイルランド紛争の折は自ら何度も当地に赴いたにも関わらず、大統領は、イラクを訪ねてサダム・フセイン氏と会見し、紛争解消に向けて交渉するという努力を一切行っていません。これでは、合衆国はこの紛争の平和的解決のためのあらゆる手段を探求し行使し尽くしたとは、とても言えません。このことからも、私は、今回の空爆が事態の好転や発展につながるとは思えないのです。 更に、私は、主権国の政府を壊滅すべきであるという解決策には反対です。このような解決策が、各国の主導者との交渉を介して外交的な解決を図ろうとする努力とは、全く相容れないことは明らかです。去る10月、イラク国内の反体制派グループの軍事トレーニング・プログラムと武器調達のため、9,700 万ドルの軍事支援を大統領に許可する議案が提議された際、私は反対票を投じました。それと全く同じ理由により、私は今日の下院での決議にも反対します。 私は、現大統領も歴代大統領と同じように、下院での議決、即ち合衆国国民の承認を得ずに、戦争を開始するための 戦争権限法を行使したのではないかと懸念しています。私は長年、戦争権限法には反対してきました。そして今日も、ここに反対の意を表明します。今回の空爆命令が戦争行為であることは疑いようがありません。これは、下院での公正かつ活発な討議を保証するため、合衆国憲法では下院の承認なしには発動できないとされている行為です。 最後に、空爆によるイラク民間人への影響を考えると、この作戦にはどうしても賛成できません。この攻撃により、多くの非戦闘員が、またも、負傷し、恐怖に怯え、殺害されることは間違いありません。1981年の湾岸戦争時の攻撃目標の分析からも、大規模な空爆で民間人の被害を回避できないことは明らかです。 こうした状況において、私たちには、あらゆる外交手段---アイルランドや中東紛争の折に大統領が行使した、個人的な外交手段も含めて---を行使し尽くすという、特別な緊急の任務があるはずです。クリントン大統領は、アイルランドと中東において、反対派勢力との仲介や交渉の成功に主要な貢献があったとされています。私は、イラクに対しても同じ機会を与えることを大統領に依頼します。 合衆国は偉大な国です。悪意と怒りに満ちた一人の暴君に翻弄されながらも、私たちは、この途方もなく大きく複雑な挑戦に対し、慎重で理性的に、人道に則った方法で応答しなければなりません。私は、軍事行動を停止し、国連と協働すると共に、この危機に対する平和的な解決策を模索すべく同盟国を領導するよう、大統領に要請いたします。 ありがとうございました。 |