爆弾はいらない 子ども達に明日を!



新刊「イラクとともに30年」
イラクとともに30年
 イラク侵略戦争で、米国は軍事的には圧勝した。「湾岸戦争」と同様、それは戦争というより虐殺に近い。しかし、バグダッド「陥落」後の報道は、米軍を歓迎する市民の映像や、復興の2文字に埋め尽くされ、この戦争はイラクの人たち自身が期待していたかのようだ。
 そんなことがあるのだろうか。
 私たちは、イラクの人たちについて、「これでよかった」などと言えるほど、何を知っているというのだろう。

 イラクは人類の文明発祥の地だ。そこには豊かな知恵や文化が今も息づいており、屈託なく笑い、正直に生きる人たちが生活している。また、イラクは米国の侵略をうける前は、中東でいち早く政教分離を実現し、男女平等や、教育・医療の無料化、石油の国有化など先進的な政策を行った側面もある。

 イラク・アラブとともに長い年月を生きてきた阿部さんの新刊「イラクとともに30年」は、私たちが知らなかったイラクの美しい姿を伝え、この戦争が破壊したものの大きさに改めて気づかせるだろう。そして、「復興」が米国の占領軍ではなく、このイラク人たちによってなされなければならない、という思いを実感として湧き上がらせるだろう。

 多くの方が、立ち止まって著者の思いに触れ、そこからイラクを見つめ直してほしいと思う。(2003.4.26 管理人)
「イラクとともに30年 〜 誇り高き文明の国」
阿部政雄著 出帆新社刊
2003年4月22日発行 定価(1300円+税)



阿部政雄さんのイラクレポート


イラクがアメリカに堂々とものを言う原動力はどこから生まれてくるのか

あの湾岸戦争に、イラク国民はだれ一人負けたとおもっていない

アメリカやイスラエルにこそ武器査察団を

アラブにとっての「まだ見ぬフィアンセ」が「銃を持った悪鬼」に変身 new!



 「日本・アラブ通信」編集長、日本ペンクラブ国際委員の阿部政雄さんがML[noforce]に投稿された文章から、明らかにML向の内容のみ割愛しました。各章のタイトルは、どすのメッキーがつけたものです。



 長年にわたり、アラブと日本の友好を願い、日本が再び戦争加害者にならないよう平和を訴え続けてこられた阿部政雄さんが、去る6月24日、虚血性心不全のため急逝されました。77歳でした。

 阿部さんは、

 3月にBLOG「アラブにかける虹の橋」を始められ、4月長年勤めたイラク大使館を辞された後も、5月の齋藤さん拘束殺害事件の際に、朝日新聞の取材にも応じられる等していました。まだまだアラブ文化の紹介のためにやらなければならないことが沢山あると仰っていました。

 今年2月名古屋緑・大高「九条の会」のお招きでイラク問題の講演をさせていただいた際も、貴重な写真を貸していただき、私の報告のお返事では、「新政権の樹立も、色々難航していますが、次第にイラクの政治をイラク人の手にという力が台頭してくるような雰囲気を感じます」「小生もこれから、日本の官庁を含めあらゆる層との接触を嫌でも深めて行かざるをえず、それだけに慎重に行動し、日本の路線は憲法に沿っ多中東が聞こうを推進していくべきだと言うことを訴え、その方向に進みたいと思っています」と明るく語っておられました。

 阿部さんは、アラブへの知識と愛情がずば抜けていただけでなく、生涯、若者のような純粋な気持ち、ある意味無邪気と言っていいような気持ちを失わなかった人でした。
 私が、911以来、何の専門性も人脈も行動力もないまま平和運動を続ける中、阿部さんの一途さに励まされてきました。

 阿部さん、ありがとうございました。無念でしょうけれど、ゆっくり休んで得意の歌でも楽しんでいてください。

 また、アフガニスタンやイラクに1日も早く、市民による平和が訪れるのを願い、そのために努力することを誓って。

 アッサラーム・アライクム

(2005.8.1)



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