どうしてわかったの?
僕は新聞記者をしている。
今回は心霊関係の記事を載せるために
霊能力者に取材を頼んだ。
心霊スポットといわれる踏切りを渡りながら尋ねる。
「霊っていうのはどんなときに見えたりするんですか?」
すると
「霊は人間と同じ姿をしているんだよ。だから普通の人間にはわかんないんだ」
「そうなんですか」
僕には難しい話しのようだ。
キンコンキンコン
踏切りが鳴った。
「見分けるのは難しいですね。例えばほら、線路の向こうの女性と手を繋いでいるあの女の子いるでしょ」
「はい、いますね」
ガタンゴトン ガタンゴトン
「あの子も霊なんですよ。実際には昔に亡くなった人ですね」
姿形は全く人間と変わらない。
「僕にはわかりません」
「つまり、霊能力者っていうのはそれに気づくかの違いなんですよ。
だから霊なんてそこらへんにたくさんいるんですよ」
電車が通り過ぎ、また歩き始める。
すると、さっきの女の子が僕たちの前に来て言った。
「どうしてわかったの・・・?」