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音の出る仕組み

リンガー(演奏者)はどうやってベルを鳴らしているのでしょうか。実は単純な動作の繰り返しです。

ハンドルを握って体の前、胸の高さにベルを立てて持ち、手首のスナップを使い、ベルの内部のクラッパーを手前から向こう側へ倒してキャスティングに当てると、その振動によって音が出ます。ハンドベルは一回振ると、クラッパーが前後方向に一回だけ往復するようにスプリングで調節されているので、音が出るのは一振りに一回だけで、呼び鈴を振った時のようにリンリンリンと鳴り続けることはありません。

一度出た音は自然にだんだん音量が小さくなり、いつかは消えますが、楽譜上では音の長さは決まっていますので、演奏にはリンガーの意志で音を消すことも必要です。音を消すには、鳴らしたベルを立てたまま自分の体の方へ引き寄せ、ベルの先を肩の下 あたりに触れさせます。こうすることによってベルの振動が止まり、音は消えます。

さて、ベルを鳴らしてからその音を消すまでの間、 音を保っている状態ですが、この間のリンガーの動きがハンドベル独特の音色を生み出しています。 ベルを鳴らした後、リンガーはそのまま動きを止めてしまってはいけません。すぐさま上方に円を描くようにしてベルを動かします。長く音を保つ時はゆっくりと大きな円を、短く音を出す時は素早く小さな円を描いてから音を消します。 ベルを鳴らすための腕の運動はボクシングのような 直線的な運動ではなく、回転運動なのです。

この一連の鳴らし方は、演奏の基本となる方法でリングと呼ばれています。

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Merritt Bell Ringers