シュガーへの道 2003-04シーズン/NCAAフットボール主要試合結果

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ホームヘ]

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第9週] [第10週] [第11週] [第12週] / [第1週〜第4週] [第5週〜第8週] [第13週〜第16週]

+ チーム名右横のカッコ(XX)は、試合前のAP順位。行頭が本拠地チーム。赤字は番狂わせ(番狂わせの基準は、ランキングの高低ではなく、予想オッズ=ポイント・スプレッドが1TD差超だったかどうかに基づく)。
+ このサイトではプリシーズンウィーク(NFLと違い公式戦に含まれる)を第1週として表記している。
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印:自分が"College Game Day"のホストなら、ぜひ現場にお邪魔したい試合(仮定法絶対的過去ですが)。
+ このページのコメントは、主に日本国内で試合速報、スタッツ、ラジオ放送の印象などをもとに書かれていますので、予めご了承下さい。
 ---オッズ(ポイント・スプレッド) @MSNBC / @USATODAY


第12週 11/4-11/8

+ いよいよ今季も終盤戦に突入の第12週。全米1位のオクラホマ大は今週も記録的圧勝だったものの、マイアミ大FL)フロリダ州立大など、これを追う1敗の二番手グループで番狂わせが続出し、『ビッグマックデイ』(第5週)以来の荒れ模様となった。マイアミ大(FL)、フロリダ州立大の撃沈により、第1回から続いていたフロリダ州勢のBCS全米王座決定戦(BCS National Championship)連続出場は困難な情勢になった。


+ 先週のマイアミ大敗北で俄然注目が集まったビッグイーストは、シュガー戦線復帰を図るAP5位のヴァージニア工科大(VT)とリーグ初優勝及びBCS(Bowl Championship Series)初出場を狙う古豪ピッツバーグ大(Pitt)が激突。注目のハイズマン賞候補対決は、VTのエースRBケヴィン・ジョーンズ(3年生)がPittの弱体守備陣相手に30キャリー241Yds/4TDsと大暴れすれば、PittのエースWRラリー・フィッツジェラルド(2年生)も8キャッチ108Yds/1TD(15試合連続TDパスキャッチ)で応戦。互いにがっぷり四つの大接戦となったが、Pittの攻撃力がVTの守備力をわずかに上回った。ラリーとともにPittのエースQBロッド・ラザフォード(4年生)がパス31回24コンプ303Ydsを獲得。Pittはウェストヴァージニア大とともにビッグイースト残留組としてのプライドを賭けて貴重な勝利を手に入れた。

+ ヴァージニア工科大戦惨敗からの立ち直りが期待されたAP6位のマイアミ大(FL)だったが、この日も先週と同様に悪夢のような試合運びでテネシー大に敗れた。マイアミ大は総獲得距離、第3ダウンコンバージョン成功率でテネシー大を圧倒しながらも、4つのターンオーバー(テネシー大:0)と度重なる反則(罰退距離-マイアミ大:121Yds, テネシー大:60Yds)でまたもや自爆。6対10(0TD!!)というスコアは、マイアミ大の標榜する攻撃フットボールではあり得ない数字。ここまで被サックがわずか6回にもかかわらず、パスTD:9個/被インターセプション14個というベルリーンの成績は、残念ながらQB大学では完全なる落第点と言えよう。マイアミ大の華麗なIフォーメーション・パス攻撃がついに終焉の危機を迎えた。

+ ACCで注目されたのは5度目となった『バウデン・ボウル-ヘッドコーチ親子対決』。これまで偉大なオヤジに4戦全敗の息子トミー・バウデン率いるクレムソン大だったが、この日は攻守ともに別人のような奮闘ぶりをみせて父ボビー・バウデンのフロリダ州立大(AP3位)に快勝。フロリダ州立大(FSU)はラン攻撃を完封され、相変わらず不安定なQBクリス・リックスが、2インターセプション、1ファンブルロストを献上、こちらもマイアミ大のB・ベルリーン同様に司令塔失格の烙印が押されることになりそうだ。
 クレムソン大の不振でバウデン・ボウルも今年で最後かといわれていたが、パパ・バウデン74回目の誕生日にトミーは息子として、ある意味最高で最低のバースデイ・プレゼントを贈ることになった。これまで息子のクレムソン大に圧勝するたびに、『フィールドでは親子関係など関係ない』と冷たく言い放っていたパパ・バウデンだが、『親が息子をやっつけることほど辛い戦いはない』という本心をESPNの番組で洩らしていたのが、私には今でも印象的。FSUが加盟する前はACCを完全支配していたクレムソン大にとって、この大金星は1989年以来14年ぶりの対FSU戦勝利で、同時に対FSU戦の連敗を11でストップさせる大きな1勝となった。

+ ビッグテン注目となった首位攻防の巴戦第2ラウンドは、AP7位のオハイオ州立大が今季初めてとも言えるバランス・アタックとタイム・コントロールでミシガン州立大に快勝。オハイオ州立大のエースQBクレイグ・クレンゼル(4年生)は分子生物学専攻で将来医科大学院進学を目指す秀才。その冷静な判断力、集中力やリーダーシップはもっと評価されるべきだろう。
 一方パック-10の首位攻防巴戦第2ラウンドはAP12位のワシントン州立大が相変わらず粗い試合内容ながらもUCLAを一蹴、2年連続ローズボウル出場に望みをつないだ。また、大混戦が続くSECではダークホースのミシシッピ大が、NCAA規則違反疑惑浮上の危機にもかかわらず、ハイズマン賞候補QBイーライ・マニング(4年生)の活躍と粘り強いレッドゾーン守備でオーバーン大に敵地で競り勝って西地区首位をキープ、今後に期待をつないだ。


☆シュガーボウル出場権争い☆
全勝オクラホマ大を追う1敗の第二グループ6校のうち3校がまさかの総崩れ。これで今後オハイオ州立大との直接対決を残す2敗のミシガン大や全勝の非BCS校テキサスキリスト教大(TCU)などにもシュガー出場権獲得の現実的な可能性が一挙に高まってきた。今年のトレンドは、よく言えば『敗者復活の年』。ただし、悪く言えば結局『1強以外全部蚊帳の外』だった、というシーズンにだけはならないことを強く期待したい。冬の気配が漂う今日この頃だが、カレッジフットボールファンにとっては来週もホットな週末となるだろう。

[第1グループ] -- オクラホマ大(無敗)
[第2グループ] -- 南カリフォルニア大、オハイオ州立大、LSU(以上1敗)
[第3グループ] -- ミシガン大、ジョージア大、テネシー大、パーデュー大、ネブラスカ大、ミシシッピ大(以上2敗)
TCU(全勝)


[今週の↑] -- アリゾナ、クレムソン、コロラド、デューク、マイアミ-OH、ミシシッピ、ノースカロライナ、
オハイオ州立、オクラホマ、ピッツバーグ、パーデュー、テキサス、TCU、ウェストヴァージニア

[今週の↓] -- ボウリングリーン、フロリダ州立、ジョージア工科、アイオワ、マイアミ(FL)、ミシガン州立、ミズーリ、
オクラホマ州立、ウェイクフォレスト、ワシントン

ランキング校同士の対戦

ピッツバーグ(25) 31 - 28 ヴァージニア工科(5)
マイアミ,FL(6) 6 - 10 テネシー(18)
オハイオ州立(7) 33 - 23 ミシガン州立(14)
パーデュー(16) 27 - 14 アイオワ(10)
オクラホマ州立(21) 16 - 55 テキサス(11)


ランキング校その他の対戦

オクラホマ(1) 77 - 0 テキサスA&M
クレムソン 26 - 10 フロリダ州立(3)

ワシントン州立(12) 31 - 13 UCLA
11/5 ルイヴィル 28 - 31 TCU(13)
11/4 マイアミ,OH 33 - 10 ボウリングリーン(15)
フロリダ(17) 35 - 17 ヴァンダービルト
カンザス 3 - 24 ネブラスカ(19)
オーバーン 20 - 24 ミシシッピ(20)
コロラド 21 - 16 ミズーリ(22)
バッファロー 9 - 40 北イリノイ(23)
ミネソタ(24) 37 - 34 ウィスコンシン


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その他注目の対戦

空軍士官学校 31 - 3 陸軍士官学校
アリゾナ 27 - 22 ワシントン
11/6 アーカンソー 28 - 6 サウスカロライナ
ベイラー 14 - 62 テキサス工科
ボストンカレッジ 28 - 35 ウェストヴァージニア
コネティカット 38 - 31 ラトガーズ
デューク 41 - 17 ジョージア工科
アイオワ州立 0 - 45 カンザス州立
ルイジアナ大モンロー 26 - 28 北テキサス
ノースカロライナ 42 - 34 ウェイクフォレスト
ノースウェスタン 17 - 7 ペン州立
ノートルダム 27 - 24海軍士官学校
オレゴン 21 - 17 カリフォルニア



第11週 10/30-11/1

+ シュガーボウルを目指して上位校対決が大注目の第11週。無敗のオクラホマ大(全米1位)は完勝、同じく無敗のマイアミ大-FL(全米2位)は自滅気味の完敗、と明暗がはっきり分かれた。これで残る全勝校はオクラホマ大とTCUの2校。ランキング校対決も含め、全体的には予想以上に大差の試合が目立った。


++ 注目のオクラホマ対決は、オクラホマ大(OU)の完勝だった。OUは立ち上がりから強力守備陣が圧力をかけてオクラホマ州立大(OSU)からターンオーバーを奪取。パスを警戒するOSU守備陣にはランを多用し、要所でWRマーク・クレイトン(3年生)へのパスを絡めて着実に得点を重ね、序盤から一気に試合の主導権を引き寄せるOU得意の勝ちパターンで、そのままOSUを圧倒した。テキサス大戦、OSU戦とここ一番で抜群の集中力を発揮し圧勝を続けるOUの強さは、スキームこそ全く異なれ、2年連続全米王者にも輝いたトム・オズボーン政権全盛時のネブラスカ大(1993〜97)を彷彿とさせる。

++ ビッグイーストの頂上対決は、マイアミ大が序盤から試合を優勢に運びながらも、ヴァージニア工科大(VT)のCBディアンジェロ・ホール(3年生)のファンブル・リターンTDでVTが先制。後半早々マイアミ大QBのB・ベルリーンが献上した2つのインターセプションをVT守備陣がそれぞれ53YdsリターンTDと45Ydsリターンで応酬、これを起点にVTがリードを広げて試合の流れが決まった。マイアミ大は致命的なターンオーバーに加え、FG失敗、フェイクFGのイージーなTDパス落球、相変わらずのふかし気味パント、とキッキングチームの失態で自らの首を絞めた。VTは開始早々インターセプト病再発のB・ランドールに替えてマーカス・ヴィック(1年生)をQBに起用、ヴィックは後半ダメ押しのTDパスを決め、大活躍の守備陣とともに勝利に貢献した。マイアミ大はこの今季初黒星によりレギュラーシーズン39連勝(ビッグイースト27連勝)がストップした。

++ パック-10では、昨年リーグ同率優勝のワシントン州立大とUSCが激突。USC『ワイルド・バンチ II 』を中心にワズーのQBマット・キーゲルに5サックを浴びせるとともに、4つのターンオーバー(TO)を奪い、試合の主導権を握り続けた。攻撃陣は前半こそ相手レッドゾーンでもたついたものの、後半エースQBマット・ライナート(2年生)が手堅く3パシングTDを決めるなどTDを量産し、ワズーに圧勝。また、先週のレジー・ブッシュ(RB)に続いてランデイル・ホワイト(RB)-12キャリー149Yds/1TD、スティーヴ・スミス(WR)-2キャッチ60Yds/1TDと、1年生から週替わりでヒーローが出現、USCの層の厚さと力強い勢いの象徴となっている。また、USCはシーズンでも試合でも後半に強く、コーチ陣の分析・アジャスト能力の高さを見せつけている。

++ ビッグテン注目のミシガン対決は、総合力で1枚上のミシガン大が敵地で好調ミシガン州立大に貫禄勝ちを収め、ついにビッグテン首位に躍り出た。ミシガン大のエースRBクリス・ペリー(4年生)はこの日51キャリーで219Ydsを獲得、QBジョン・ナヴァール(4年生)もパス31回17コンプの223Yds/3TDsと、ライヴァルのQBジョン・スモーカーに投げ勝った。オハイオ州立大はハードヒットで司令塔クレイグ・クレンツェルが退場、ペン州立大に終始リードを許す苦しい展開ながらも、持ち前の驚異的な粘りで4Qの逆転劇を演出。ビッグテン唯一の1敗を死守してシュガーボウルへなんとか望みをつないだ。

++ ハイズマン賞有力候補のWRラリー・フィッツジェラルド(ピッツバーグ大2年生)は、この日も7キャッチで156Yds/1TDを獲得し、14試合連続TDパスキャッチのNCAA I-A新記録を樹立。ピッツバーグ大はヴァージア工科大、マイアミ大との注目対決を残しているだけに、今後ラリーの活躍次第では16年ぶりとなるレシーバーのハイズマン賞受賞も夢ではないだろう。
 また、この日のケンタッキー大対アーカンソー大戦では7OT(NCAA I-Aタイ記録)、4時間56分に及ぶ死闘のすえ、71対63 (両軍合計134得点はNCAA I-A新記録)!!という、これこそバスケスコアでアーカンソー大が鉄人レースを制した。アーカンソー大はなぜか延長戦好きで、2001年にもミシシッピ大と7OT、昨年もテネシー大と6OTを戦っており、延長戦の通算成績も5勝1敗と好成績。ヒューストン・ナット・ヘッドは延長戦ならいつでも大歓迎だとか・・・。


☆シュガーボウル出場権争い☆
第3のヤマだった第11週が終わり、いよいよシュガーボウル出場権争いも、先週の12校から7校に絞られた。ESPNは今週を『サヴァイヴァル・サタディ』などと宣伝していたが、本当の胸突き八丁はいよいよこれからなのだ。

[無敗] オクラホマ
[1敗] フロリダ州立、マイアミ(FL)、ヴァージニア工科、オハイオ州立、南カリフォルニア、LSU

[脱落] ミシガン州立、ネブラスカ、オクラホマ州立、ワシントン州立、ジョージア(以上BCS所属校のみ)

オクラホマの強さが際立っており、スケジュール的にも完全に全勝モードに入った。残り1枚の切符を巡る熾烈な2番手争いでは、USCが一歩リードでフロリダ州立がこれに続く。マイアミはフロリダ州立に勝っているため、まだチャンスはある。オハイオ州立、LSUは今後の日程が厳しいものの、うまく乗り越えれば逆に有利となる可能性も。ヴァージニア工科は他チームの自滅を待つのみ(ミシガン州立とオクラホマ州立の敗北でシュガー道からシンデレラが消えたのは、夢見る30代の私として非常に残念。やはり生存競争の現実は厳しいのだ・・・)。


[今週の↑] -- ボイジー州立、カリフォルニア、LSU、ミシガン、NCステイト、オクラホマ、ピッツバーグ、テキサス、
ヴァージニア工科

[今週の↓] -- マイアミ(FL)、ネブラスカ、オクラホマ州立、テネシー、ヴァージニア

ランキング校同士の対戦

オクラホマ(1) 52 - 9 オクラホマ州立(14)
ヴァージニア工科(10) 31 - 7 マイアミ,FL(2)
南カリフォルニア(3) 43 - 16 ワシントン州立(6)
フロリダ(23) 16 vs. 13 ジョージア(4)
@Jacksonville
ミシガン州立(9) 20 - 27 ミシガン(11)
テキサス(16) 31 - 7 ネブラスカ(12)


ランキング校その他の対戦

ノートルダム 0 - 37 フロリダ州立(6)
LSU(7) 49 - 10 ルイジアナ工科
ペン州立 20 - 21 オハイオ州立(8)

アイオワ(13) 41 - 10 イリノイ
パーデュー(18) 34 - 14 ノースウェスタン
テネシー(19) 23 - 6 デューク
ミシシッピ(20) 43 - 40 サウスカロライナ
北イリノイ(21) 48 - 23 ボール州立
ミネソタ(24) 55 - 7 インディアナ
ボストン・カレッジ 13 - 24 ピッツバーグ(25)


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その他注目の対戦

空軍士官学校 43 - 45(OT) ユタ
アリゾナ州立 23 - 51 カリフォルニア
10/30 BYU 12 - 50 ボイジー州立
カンザス州立 38 - 10 ベイラー
ケンタッキー 63 - 71(7OT) アーカンソー
海軍士官学校 35 - 17 テュレイン
NCステイト 51 - 37 ヴァージニア
北テキサス 21 - 0 トロイ州立
オレゴン州立 52 - 23 アリゾナ
スタンフォード 21 - 14 UCLA
テキサスA&M 45 - 33 カンザス
テキサス工科 26 - 21 コロラド
ウェイクフォレスト 45 - 17 クレムソン
ワシントン 42 - 10 オレゴン



第10週 10/22-10/25

 10月最後の週末となった第10週。全勝校5校のうちオクラホマ大(AP1位)とTCU(AP15位)は、番外校に予想外の苦戦を強いられたものの無敗をキープ。しかし、ヴァージア工科大(AP3位)と北イリノイ大(AP12位)が完敗を喫し、全勝校はわずか3校を残すのみとなった。なお、ボビー・バウデン・ヘッドコーチ(フロリダ州立大)は、この日通算339勝目となる勝利を収め、ジョー・パターノ・ペン州立大ヘッドを抜いて、ついにヘッドコーチ(I部A)の歴代最多勝記録単独首位に躍り出た。


++ 来週マイアミ大との決戦を控えるヴァージニア工科大(VT)だったが、ビッグイーストの刺客ウェストヴァージニア大(WVU)に完敗、念願の全米王座獲得への道が非常に険しくなった。VTは立ち上がりからQBブライアン・ランドールが乱調気味でファンブル、被インターセプトを連発した上に、得意のQBランも不発。守備陣も最後までWVUのスピードに翻弄され続けた。『ノーハドル・スプレッド・オフェンス』と『3-3-5ディフェンス』というトレンドの最先端を駆使する若きカリズマ、リッチ・ロドリゲス・ヘッド率いるWVUの勝利は、今後のカレッジフットボール界に意外と大きな波紋を投げかけるかも・・・。

++ 大混戦のビッグテンでは、ようやく勢力地図が見えてきた。ミシガン大守備陣は、パーデュー大QBカイル・オートンに激しいプレッシャーをかけ続け、パーデュー大攻撃の核である空中戦の封じ込めに成功。エースQBジョン・ナヴァール(4年生)を中心とする攻撃陣も、ビッグテン最強を誇るパーデュー大守備陣から着実に得点を重ね、ランキング校対決に勝利した。これでビッグテンの優勝争いは、リーグ戦無敗のミシガン州立大と1敗のミシガン大、オハイオ州立大との激しい三つ巴の展開となりそう。そして、ありがたいことに、この3チームの直接対戦は全て来週以降に残されている。

++ これまた例年通り大混戦のパック-10。AP5位のUSCはピート・キャロル・ヘッドが懸念していた第3ダウン・コンバージョン成功率もこの日は54.5%とまずまず。エースQBマット・ライナート(2年生)がパス29回中19コンプで351Yds/4TDsを獲得し、ワシントン大に快勝。AP6位のワシントン州立大は本拠でオレゴン州立大と対戦、両軍合計でターンオーバー12個、反則罰退191Yds、と胸焼けしそうな乱戦に辛うじて逆転勝利を収め1敗をキープ。パック-10の優勝争いは、リーグ戦無敗のワズーとUCLAに1敗で追う大本命のUSCを加え、こちらも3つ巴の様相。そして、ビッグテン同様この3校の直接対決も全てこれから、というおいしい状況。

++ 同じく大混戦の続くSEC。西地区ではAP9位のLSUが最近絶好調のオーバーン大(AP17位)を一蹴して1敗をキープ。また、ミシシッピ大は守備陣が予想外の健闘をみせてフロリダ大、アラバマ大、アーカンソー大と強豪を次々に倒し、台風の目となりつつある。一方、東地区では相変わらず多くのケガ人を抱えるジョージア大(AP4位)が、アラバマ大バーミングハム校に大苦戦の末なんとか1敗をキープ。テネシー大はアラバマ大との5OT !! に及ぶ大激戦を制し、辛うじて東地区優勝争いに踏みとどまった。

++ いよいよシーズンも佳境に入り、ハイズマン賞争いも本格化。ピッツバーグ大のWRラリー・フィッツジェラルド(2年生)は8キャッチで150Yds/2TDsとこの日も絶好調。全米1位オクラホマ大のQBジェイスン・ホワイト(4年生)は、勝負どころでWRマーク・クレイトンへのキラーパスを通し、クレイトンが豪快なラン・アフター・キャッチを決めてオクラホマ今季最大の窮地を救った。


[第11週の大一番] さて、シーズンもいよいよ7合目となる来週は、第5週、第8週に続いて今季3度目の大きなヤマ場を迎え、各カンファランスとも今季の命運を握る大試合が待ち受けている。運命の第3ラウンドのゴングが鳴るまであと7日・・・。
ビッグイースト: ヴァージニア工科大(6-1) - マイアミ大(7-0)
ビッグテン: ミシガン州立大(7-1) - ミシガン大(7-2)
ビッグ12: オクラホマ大(8-0) - オクラホマ州立大(7-1)
パック-10: USC(7-1) - ワシントン州立大(7-1)
SEC: フロリダ大(5-3) vs ジョージア大(7-1) @ジャクスンヴィル


[今週の↑] -- ボウリングリーン、LSU、ミシガン、ニューメキシコ、ノースウェスタン、南カリフォルニア、
ウェストヴァージニア

[今週の↓] -- オーバーン、ジョージア、ネヴァダ、北イリノイ、パーデュー、ヴァージニア工科、ウィスコンシン

ランキング校同士の対戦

LSU(9) 31 - 7 オーバーン(17)
ミシガン(13) 31 - 3 パーデュー(10)
ボウリングリーン(23) 34 - 18 北イリノイ(12)


ランキング校その他の対戦

コロラド 20 - 34 オクラホマ(1)
10/22 WVU 28 - 7 ヴァージニア工科(3)
ジョージア(4) 16 - 13 UAB
ワシントン 23 - 43 南カリフォルニア(5)
ワシントン州立(6) 36 - 30 オレゴン州立
フロリダ州立(6) 48 - 24 ウェイクフォレスト
インディアナ 6 - 35 オハイオ州立(8)

ネブラスカ(14) 28 - 0 アイオワ州立
ヒューストン 55 - 62 TCU(15)
アイオワ(16) 26 - 14 ペン州立
テキサスA&M 10 - 38 オクラホマ州立(18)
ベイラー 0 - 56 テキサス(19)
ノースウェスタン 16 - 7 ウィスコンシン(20)
ミシシッピ 19 - 7 アーカンソー(21)
アラバマ 43 - 51(5OT) テネシー(22)
ユタ(24) 35 - 47 ニューメキシコ


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その他注目の対戦

ボール州立 38 - 14 トレド
ボイジー州立 77 - 14 サンホゼ州立
ボストン・カレッジ 27 - 25 ノートルダム
デューク 21 - 28 NCステイト
東カロライナ 20 - 36 ルイヴィル
10/23 ジョージア工科 7 - 3 メリーランド
イリノイ 10 - 36 ミネソタ
カンザス州立 42 - 6 カンザス
ケント州立 30 - 38 マイアミ,OH
ミズーリ 62 - 31 テキサス工科
海軍士官学校 17 - 21 デラウェア
ネヴァダ 34 - 42 ルイジアナ工科
ピッツバーグ 34 - 14 シラキュース
南ミシシッピ 27 - 6 南フロリダ
UCLA 20 - 13 アリゾナ州立



第9週 10/16-10/18

 いよいよ後半戦がスタートの第9週。ビッグテンでは上位校同士の激しい接戦が演じられたが、全体的には上位校が順当に勝利を収め、第2週以来はじめてほぼ波乱のない穏やかな(?)秋の一日となった。来週の対戦予定を見る限りではこの凪がもう1週続きそうにも思えるのだが、さて移り気な勝利の女神の心はいずこに・・・。


++ 3つのランキング校対決で注目されたビッグテン。名キッカー&強力守備陣同士が激突のトップテン対決は、オハイオ州立大(AP8位)がKマイク・ニュージェント(3年生)の53ヤードFG、WRマイクル・ジェンキンズ(4年生)の54ヤード・パントリターンTDなど全得点に守備陣とスペシャルチームが絡み、アイオワ大(AP9位)とのビッグテンらしい骨を削る守備戦を制した。ここまで4連勝と波に乗るミシガン州立大(MSU)は、開始早々のファンブル・リカヴァリーとキックオフリターンTDなどで一気に主導権を引き寄せ、今季トータルオフェンス全米2位のミネソタ大による終盤の反撃を振り切った。なおMSUは、パーデュー大とともにビッグテン内で無敗をキープ。

++ 全米1位のオクラホマ大(OU)は、ビッグ12北地区の伏兵ミズーリ大に対し今週も完勝。ハイズマン賞争いをリードするOUのQBジェイスン・ホワイト(4年生)が、パス攻撃でロングゲインを連発。一方、CB/PRアントニオ・パーキンズ(3年生)も今季4個目(通算7個目-ともにNCAAのI部A最多タイ記録)のパントリターンTDをマーク。そして、元ボスのS・スパリアーを彷彿させるボブ・ステュープス・ヘッドの超強気な第4ダウン・ギャンブル攻勢が、ミズーリ大を心理的にも大きく圧倒する重要な鍵となった。

++ カンザス州立大はじめビッグ12北地区有力校の力不足が露呈する中、打倒OUの一番手グループ対決となったビッグ12南地区対戦。バランスアタックのオクラホマ州立大(OSU)が、圧倒的全米1位のパスオフェンスを誇るテキサス工科大スプレッド・オフェンスの猛追をなんとかしのぎ、総獲得距離がともに650Yds超という乱戦を制した。OSUのQBジョシュ・フィールズ(3年生)が29回18コンプの320Yds、RBテイタム・ベル(4年生)が28キャリー/238Ydsの3TD、WRラシャーン・ウッズ(4年生)が6キャッチ/147Ydsを記録、やや地味めのメンツ揃いとはいえOSUオフェンス三人衆の活躍も要チェックだ。

++ 混戦が続くSECでは、このところ攻撃陣の好調で復活の兆しを見せる西地区オーバーン大が、エースRBカーネル・ウィリアムズ(3年生)の大活躍などでミス州立大に圧勝。この日ウィリアムズは15キャリー/161Ydsでなんと6ラッシングTD !!を獲得、偉大な先輩ボー・ジャクスンの持つチームのラッシングTD記録を破るゴージャスな『キャデラック・ドライヴ』を披露した。一方同じ西地区のアーカンソー大は本拠でフロリダ大に敗れ非常に痛い連敗となり、西地区連覇が苦しくなった。

++ 先週全勝校の多くが撃沈したことにより、一時は全米王座争いから脱落しかけていたパック-10の各校にも再び復活のチャンスが巡ってきた。総合力でパック-10を一歩リードするUSCは、着実に成長をみせる主力QBマット・ライナート(2年生)がこの日も34回26コンプの351Yds/4TDsを獲得、主力WRマイク・ウィリアムズ(2年生)ケアリー・コルバート(4年生)がともに100リセプション・ヤードを超える活躍をみせ、ノートルダム大に今年も圧勝。ライナートは体格、肩、視野など素質はいずれも一級品で、昨年のハイズマン賞男カースン・パーマーを超えてUSC史上最高のQBとなる可能性を十二分に秘めている。


[今週の↑] -- フロリダ、LSU、ミシガン州立、ミシシッピ、NCステイト、南カリフォルニア、シラキュース、UCLA、ユタ
[今週の↓] -- アーカンソー、ボストンC、クレムソン、ジョージア、オレゴン州立

ランキング校同士の対戦

オクラホマ(1) 34 - 13 ミズーリ(24)
オハイオ州立(8) 19 - 10 アイオワ(9)
ウィスコンシン(14) 23 - 26 パーデュー(13)
ミネソタ(25) 38 - 44 ミシガン州立(15)


ランキング校その他の対戦

マイアミ,FL(2) 52 - 14 テンプル
ヴァンダービルト 8 - 27 ジョージア(4)
ノートルダム 14 - 45 南カリフォルニア(5)
スタンフォード 14 - 24 ワシントン州立(6)
ヴァージニア 14 - 19 フロリダ州立(7)
サウスカロライナ7 - 33 LSU(10)

アーカンソー(11) 28 - 33 フロリダ
北イリノイ(12) 37 - 10 西ミシガン
TCU(16) 27 - 24 アラバマ大バーミングハム
ミシガン(17) 56 - 14 イリノイ
ネブラスカ(18) 48 - 12 テキサスA&M
オーバーン(19) 45 - 13 ミシシッピ州立
アイオワ州立 19 - 40 テキサス(20)
オレゴン州立(22) 17 - 38 ワシントン
オクラホマ州立(23) 51 - 49 テキサス工科


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その他注目の対戦

ボール州立 3 - 49 マイアミ,OH
中央ミシガン 13 - 31 トレド
10/16 コロラド州立 30 - 20 空軍士官学校
デューク 13 - 42 ウェイクフォレスト
東ミシガン 20 - 33 ボウリングリーン
ヒューストン 14 - 45 メンフィス
カンザス 28 - 21 ベイラー
カンザス州立 49 - 20 コロラド
10/17 ルイヴィル 47 - 28 テュレイン
ミシシッピ 43 - 28 アラバマ
UNLV 10 - 28 ユタ
ノースカロライナ 31 - 33 アリゾナ州立
10/16 NCステイト 17 - 15 クレムゾン
ライス 6 - 38 海軍士官学校
ラトガーズ 32 - 42 ピッツバーグ
南メソディスト 3 - 45 ボイジー州立
シラキュース 39 - 14 ボストン・カレッジ
タルサ 21 - 28 ネヴァダ
UCLA 23 - 20(OT) カリフォルニア