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堤  緑(法則化サークル桜真風/法則化句読点)

*「日本人の気概」と板書した。
1.      指示 気概と言う言葉を辞書で引きなさい。 ・困難に立ち向かっていく強い気持ち

2.      説明 3年間で地球4周半。これはある人が、飛行機や車や自分の足を使って移動した距離です。

3.      発問 ある人とはこの女性です。(緒方さんの写真)この女性の仕事は何だと思いますか。自分の考えに一番近いものに、手を挙げなさい。
:ボランティア 2:役人 3:医者 4冒険家

  ・1 3名  2 0名  3 3名  4 多数 (手を挙げた人)

4.      説明 正解は2です。緒方貞子さんといって1991年から2000年まで国連難民高等弁

務官という国際的な役人でした。この緒方さんが、3年目にはすでに地球4周半にもなるほど世界の多くの国を訪ねました。

5.      指示 (物資山積みの写真)この写真を見て気付いたことや思ったことを3つノート に書きなさい。(列指名)

  ・人が並んでいる。集まっている。砂漠みたい。袋が一杯ある。缶のようなものがある。貧しい感じ。

6.      説明 この山積みの物資は、難民といわれる人たちに届けられた、食料や薬や毛布です。難民とは、戦争や考え方の違いで国を出て行ったり追い出されたりした人々のことを言います。今世界には2000万人もの難民がいます。(地図)この物資のおかげで多くの難民の命が助かっているのです。

7.      説明 この物資を世界から集め、難民のいるところまで届けるのがそれまでの難民高等弁務官の主な仕事でした。8.      説明 しかし、緒方さんはそれまでの難民高等弁務官とは大きく違うところがありました。

9.      発問 それはどのようなことだと思いますか。自分の考えと近いものに手を挙げてね。     1:難民のそばにいた  2:戦争をやめさせた 3:難民の国を作った

    2,3が多数

10.  説明 正解は1です。緒方さんは自ら難民がいるキャンプに何度も出かけ、難民と話しをしてきたのです。出かけた国は40カ国。同じ国に何度もいくこともありました。それで3年間で地球4周半、1年では地球1周半も動いたことになるのです。でも、難民のいるところは危険なところが多く、命がけです。

11.  説明 1992年はサラエボという戦争真っ最中の国に行きました。このときは防弾チョッキを着ていきました。(写真)1994年のルワンダ難民キャンプは、コレラが流行し死体の山を見ました。コレラは恐ろしい伝染病です。難民を安全なところに非難させようとしたら、反対する兵士たちに「助けたらお前を殺す」といわれました。(銃を持った写真)

12.  説明 20003月、緒方さんは10年間の国際難民高等弁務官の任期を終えました。    やめるときは各国の大使が、残念がりました。その中の一人、アフリカ、ウガンダの大臣が、このように言っています。

「任期中に31回もアフリカを訪れた高等弁務官は今までにいませんでした。緒方さんはたとえ政治的問題であっても難民の命がかかっていると知ると迷うことなく、大胆に行動する人でした。私たちにとって、緒方さんはいつも『そばにいた』のです。」

13.  説明 そしてさらに、緒方さんは物資を届けるだけでなく、難民が自分の国に帰って安心して暮らせるようにと、学校を作ったり、家を作る材料をあげたりどんな人も人間として幸せに生きて行けるようにと行動したのです。(画像)

14.  説明 さらに、緒方さんは若い人にこんなメッセージを送っています。
世界平和は日本列島の中で戦争反対を唱えているだけではつくれない。
汗を流して、人の役に立つような経験を少しでもすることが大切。
国際協力を日本の文化にしていこう。

15.  指示 今日の感想を書きなさい。    

     日本人でこんなに行動力ややさしさのある人がいるなんてびっくりしました。私も緒方さんのようにいろいろな困っている人を助けてあげたいと思います。緒方さんはとても勇気のある人だと思いました。

     緒方さんはすごいなあと思いました。ほとんどの人は自分よければいいっていう人がいるけど、緒方さんは難民のために働いて難民の国に帰してあげることができてすごいと思った。

     僕は緒方さんの優しい心に感激しました。優しい心があれば100万人の命を助けられる。そういう人に僕もなりたいなと思いました。

     私は難民と言う人はどんな人かよく分からなかった。緒方さんは、難民の気持ちをよく分かっていると思う。私も緒方さんを少しでも見習い、友達と仲良くして思いやりを持ちたいです。

     緒方さんは貧しい人のために食べ物尾を持っていったり難民の人に勉強を教えたりしてすごいと思いました。日本の人はみな勉強がいやなのに、難民の人は勉強を教えてもらっている写真をみてすごいと思った。これからも勉強したいです。他の国より日本は平和でよかったです。

     私は緒方さんにとっても尊敬しました。日本人で初めて、女性で初めてにもかかわらず難民がいる場所に行き、難民と話をしたり教えてあげたり国に帰してあげたり難民としてもとても助かったと思います。私も緒方さんのように命を大切にしたいです。

     女性として初めてでも日本人として初めてだったから不安だったと思うけど難民の命がかかっていると知るとすぐに命をかけて現場に行き100万人の命を救った緒方さんはとても勇敢でやさしさを持っている人だ。日本人としてこういう人がいることは日本人の誇りだ。僕もこういう人になりたいと思う。民族的な争いなどがなくなって平和になれば困る人はいないから世界が平和になって欲しい。日本も行動を起こして世界中を平和にしたい。

実践を終えて
難民という言葉、イメージが難しかった。感想を書きながら、難民って何?と聞く子どもが 3名いた。
 緒方さんの授業案はいくつか作った。どれが子ども達にわかりやすいか考えてこの案を採用した。しかし、説明が多すぎた。どちらにするか悩んだほうにしてもよかったかと思う。そちらのほうが、子どもの活動が多い。次回のチャンスがあればそちらを実践してみたい。
    *参考までに、そちらの授業案(第2案)も載せておく。                               

日本人の気概  総合的な学習 高学年
緒方貞子 難民のいない世界を目指して
                            実践記録 6年      
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