ちょっと古い冊子なんですが活動の様子がよく解りますので。。。

 

埼玉県環境生活部消費生活課発行 彩の国 くらしレポート 平成9年11月25日号より

消費者団体活動レポート みどりの里グループ

地元の農作物を食べることは

       地元の水と土を守ること

地域で積極的に活動している消費者団体を紹介する今回の「消費者団体活動レポート」は

志木市を中心に活動する「みどりの里グループ」の登場です。

安全で美味しい食を求めて6年前に入会した会員の「みどりの里」体験を語ってもらいます。

旬の味を取り戻す

皆さんはいつもどんな野菜を食べていますか?

近所の八百屋さんの?スーパーの?それとも家庭菜園で自作の品を?なににしろ、旬の野菜を食べていますか?

この会に入るまで私は、長い間、旬の味というものを忘れていました。野菜の味というものも忘れていました。

子供のころ食べていた野菜は確かに味がありました。

でも、いつのころからか巷の店先には旬とは無関係に色々な野菜が並び、見た目は良いのに味のない野菜が売られていたのです。

6年前、子供のアトピーをきっかけに食について考えるようになり、みどりの里を知りました。

入会してみて驚いたのは、お米と野菜のおいしさです。それから、この会の存在自体が驚きでした。

安全で安価な食べ物を

みどりの里とは、地元(志木・富士見)の環境保全型農業を目指す生産農家と信頼関係を結び、

新鮮で、安全な旬の食べ物を購入している15年の歴史をもつ自主グループです。

安全な食べ物を手に入れたいと思った当時、色々な業社の宅配サービスシステムを調べました。

安全な食べ物の配達を売り物にしているものの、野菜を他県から運んでいたり、

遠くからトラックで配送に来るのでは環境にも悪いし鮮度も落ちていると思いました。そしてとても高価なのです。

そんな中で、みどりの里は営利目的ではない自主グループとして安全で安価な食べ物を自分たちの手で供給していたのです。

生産者の顔が見える野菜と米

野菜も米も地元のものです。その畑も田んぼもいつでも見ることができます。

生産者の方たちの顔もわかります。野菜は旬のものしか配送されません。

出来る限り低農薬、あるいは無農薬の野菜は、天候次第で出来るときは出来るし旬にさからうことはありません。

出始めの小さなものから旬を経て終わりの筋っぽいものまで価格は一定です。

普段自分では買わない野菜も旬の出盛り時には配送されることもあります。

そういうものが意外に美味しかったり、たくさん出来てしまった野菜を上手く食べていこうと料理のレパートリーが増えたりするのもうれしいものです。

食べ方のわからない野菜の調理法を生産者から教えていただいたこともあります。

イベントで農作業を実体験

農業については何も知らない私でしたが、会のイベントで田植え、草取り、稲刈りなど貴重な体験をさせて頂きました。

身近なところに水を湛える田んぼがあり、小さな命を育む畑があるというのはすばらしい事です。

環境問題を考えていくと、みどりの里の活動はじつに意義深いものだと思います。

地元の農作物を食べることは地元の水と土を守ることです。水田は川の氾濫を防ぎ、畑は自然界の食物連鎖を保ちます。

コンクリートに覆われた街は、大雨が降れば川があふれ、生き物と言えばゴキブリやカラスでしょう?

生産者に感謝して食べる

みどりの里の農作物を食べるようになってから感謝して食事をいただく意味が実感できるようになりました。

生産者の心意気の入った美味しい作物を食べることができるのは有り難いことです。

会の運営は何かと手間もかかりますが、この画期的なグループを始めてくださった諸先輩に敬服しつつ楽しく続けていきたいものです。

 

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