オールペンの車

オールペン、つまり全面塗装はご存じですね。
塗装が古くなってサビや剥げが出てきたときや、色を塗り替えてしまって気分も変えてしまおうというときにやるパターンですね。
金額もピンからキリで、安くても20万円、高いものでは100万円とか200万円とかあります。
あまりにも安いのは、やはりそれなりの仕上がりのようですね。
オールペンもポリマー加工も車を綺麗にするということでは共通しているわけですよね。
新車の気分を味わえる点では同じ目的だと思うのですが・・

磨き屋の立場で言わせていただけるならば、とにかくバフ目がひどい仕上がりが多いです。


こんな蛇が這ったようなダブルアクションポリッシャーの跡、酷いですね。


オーロラ、ユラユラとか言われているバフ目、わかりますか?
街中を走っている車でもサイド面はこんなのはたまに見かけます。


以前お客様から 「オールペンしたからポリマー加工してくれ」 との依頼がありました。
納車から2週間、乗ってもいないし洗車もしていないから磨きは必要ない・・との話だったのですが、持ってきてもらうと・・



バフ目の嵐でした。
ボンネットがわかりやすかったのですが、撮り忘れです。Cピラーの比較ですみません。
車はセルシオ、色は磨き屋泣かせのトヨタ202ブラック、ソリッドの黒です。料金は40万円だったそうです。
さすがにそのままポリマーを塗って納車では気が引けましたので、オーナーとの話し合いの末、磨きでバフ目の修正と相成りました。



塗装も技術職ですから、上手なところと下手なところは当然あります。
塗装も仕上げはバフで磨くわけですが、基本的に塗装屋さんは色合わせ、肌合わせに気を配っているますから、バフ目はあまり気にしないところが多いのかも知れません。

板金屋さんの磨きと、磨き屋の磨きは似て非なるものなんでしょう。

上記のバフ目修正、私は10時間ほどかかりました。オーロラ程度の軽いモノだけでなく、深い傷も多かったですからたまりません。
これを板金屋さんがやるとすると、費用対効果で合わないかも知れませんね。

ちょっと塗装が荒れているなとか、色褪せが我慢できないといった程度なら、磨きで修正出来るケースも多いです。
オールペンを考える前にご一考されるのも良いかも知れませんよ。
何しろ値段がかなり違うと思いますから。