| 界面活性剤 |
洗剤を使うと何故汚れが落ちるのでしょうか?
その秘密は界面活性剤にあるのですね。
界面って何でしょう?あまり普段は使わない言葉ですね。
界面とは異質物質同士の接触面の事を言います。洗車で言えば水と油、水と泥などの固体の接触面のことですね。
水と油といえば仲の悪いことの代名詞に使われるくらいですから、確かに洗車でも油汚れはさすがに水をかけただけでは落ちてくれません。反発し合ってしまうんですね。
そこで界面活性剤の出番です。
界面活性剤は、水になじむ親水基と油になじむ親油基の2つの性質をもっており、水と油の仲を取り持つ物質なんです。これがシャンプー洗車した場合、水洗いよりも汚れが良く落ちるわけですね。
基本的な理屈は以上の通りなんです。
ところで界面活性剤にはいくつかの種類、働きがあります。
以下はそれの簡単な説明です。
【界面活性剤の種類】
1.陰イオン界面活性剤(多くの洗剤がこのタイプです)
2.陽イオン界面活性剤(柔軟剤などがそうです)
3.両性イオン界面活性剤(毛髪用シャンプーなど)
4.非イオン界面活性剤(換気扇洗剤など油汚れ用が多い)
上の3つは読んで字のごとく、電気系の特性を持っています。それぞれに特性があり、その特徴にあった製品に使われています。
汚れはプラスイオンが帯電しているものが多く、そこにマイナスイオン(陰イオン)の界面活性剤が加わると汚れの分解・剥離となる理屈ですね。
洗剤だけでなく、WAXやコーティング剤にも界面活性剤は使われているものもありますので帯電して埃が付きやすかったり付きにくかったりとかの効能にも現れてきます。商品の裏面に書いてある成分表示なんか見ますと書いてあります。気を付けてみてみると興味深いですよ。
【界面活性剤の働き】
1.浸透作用
水滴って丸いですよね。水の分子には互いに引き合う力があり、表面積を小さくしようとするからなんですね。例えば、車のボディーに水を落とすと、丸い水滴になり、なじもうとしませんね。水分子は互いに引き合う相手がいる状態では安定していますが、空気と接する面は引き合う相手がいないため、エネルギー的に不安定となり、エネルギーの高い状態が発生します。
ここに界面活性剤を入れると、界面活性剤の親水基が、不安定な状態にいた水分子と結びつき、エネルギー的に安定した状態となります。このため、界面張力が下がり、ボディーにペターっと張り付いたようになります。
2.乳化作用
水に油を混ぜようとしても、分離してしまいます。しかし、界面活性剤を加えると、界面活性剤の親油基、親水基が水と油の仲を取り持ちます。すると水と油が均一に混ざった状態「乳化(エマルジョン)」となります。
油料理で使ったフライパンを洗うときに観察してみましょう。普段当たり前にやっていることに、新鮮な発見ってあるものですよ。
3.分散作用
粉末や粒子を水に入れると、混ざり合わずに表面に浮かんでしまいますが、界面活性剤を入れると、これらの粒子が界面活性剤の分子に取り囲まれ、水中に分散されます。
洗車で言えば雨中走行時の泥汚れを思い浮かべるとわかりやすいですね。

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