ポリマー加工について

そもそもポリマー加工ってなんでしょう?

ポリマーというのは「高分子重合体」のことを言いまして、まあ簡単に言ってしまえば市販のWAXやコーティング剤もポリマーなわけです。
ですから皆さんがご自分でWAXやコーティング剤を使ってもポリマー加工と言えるわけです。

でもそんな説明じゃ元も子もありませんし、一般の認識もそうじゃありませんね。

一般の方々がポリマー加工に求めるモノは
「塗装面をカバーして光沢を保ち、撥水させて汚れを寄せ付けない。長期間WAX不用のモノ。
放っておいてもそこそこ綺麗で、洗えば凄く綺麗になる」
といったところでしょうか。
なにか特別なすごい液剤を使用しているイメージがありますよね。

改めて考えると結構あいまいな言葉です。ガソリンスタンドやカー用品店、ディーラー、板金屋さんでもやってますし、専門店でも大手チェーン店、独立系のお店といろいろあります。
それぞれ施工内容はずいぶんと違うわけですが、みんな一色単に「ポリマー加工」と呼ばれています。殆どの方はすばらしくピカピカの状態を想像するのではないでしょうか。
ところが仕上がりの状態は施工者によってこうも違うのかというくらい雲泥の差があります。
でも仕上がりの善し悪しは「ポリマー加工」という言葉だけでは判断できませんね。

この「施工内容の違い」をぜひご理解いただきたいと思います。

インターネットが普及して、知識とこだわりを持ったお客さんが増えている一方、やはり大部分の方々は、「ポリマー加工」は何処でやっても同じモノだと思いがちです。

たとえば「お寿司を食べた」という言葉だけでは回転寿司か老舗の名店かはわかりません。
一皿100円から1人前数千円とかいう差がありますよね。
そのくらいの違いが「ポリマー加工」という言葉にもあるということです。
「自分の車はAの店では3万円と言われたがBの店では10万円だったよ」という事が出てくるわけですね。


誤解を恐れず、大雑把に施工内容を分類しますと

【ガソリンスタンド・カー用品店・ディーラー】
洗車→鉄粉・付着物除去(粘土処理)→ポリマーコーティング

【専門業者】
洗車→鉄粉・付着物除去(粘土処理)→磨き→ポリマーコーティング

こう書きますとどちらも大差ないように感じますが(マスキングの有無や、磨きが数工程に及ぶことの違いもありますが)、一つ一つの作業にかける時間と手間は施工者で全く違います。
たとえば「洗車」一つをとってみてもドアヒンジやタイヤハウスの内側、頑固なホイールの汚れ、パネル間の隙間まできっちり処理するかなど、一つの行程とっても手間も時間のかけ方も様々です。
また、「磨き」の有無が仕上がりに大きな差となって現れることは強調したいところです。
「洗車」も「磨き」も奥が深いモノですから、施工者の技術の差が出てしまいますね。

ポリマー液と一言で言っても、その種類はわかるだけでも数十種類もあります。
ポリマー液を塗ってツヤを出すという「ポリマー加工」も存在しますが、私たち専門業者は「磨いて出したツヤを保護するためにポリマー液を塗る」というスタンスです。
使用するポリマー液も、その特性に沿ったモノなのです。

塗って拭き取るだけの単なるボディーコーティングに”加工”という言葉を使うのはちょっと大げさに思いますよね。

あえて定義付けをするならば、磨き+コーティングをポリマー加工と呼ぶべきだと思いますがいかがでしょう。