成田空港のど真ん中、出来たばかりという『マロウドインターナショナルホテル成田』で、2004年夏合宿は行われました。例年は直行で会場へと行っていたのですが、今年は千葉の幕張、銚子経由で成田に入りました。
1日目。全体講演は内田良子さん(モモの部屋主宰)が、現在のスクールカウンセラー導入に至る不登校対策から、子どもにとって最善の方法とはどういうことなのかという事を問いかけられました。
開口一番、「スクールカウンセラー制度が当事者(不登校の子ども)から遠い存在である。体調不良を訴えた段階で自分が出会った子ども達は、明らかに学校のある日、ある時間がリンクしていて学校に原因がある。厳しくてきつい指導(登校指導)がある時には、子どもは休む。子どもに不利益があるときには、大人(親)が不利益をこうむらないようにしなければならない。」と話されました。
不登校は『学校嫌い、怠け』と言われ、『親の育て方が悪い』と親も子も治療の対象になり、『誰でもなり得る』と言われ、手引書が出た時からは専門家の手に委ねられた。現在は学校が心の居場所にする為に、別室登校やスクールカウンセラーが、電話や家庭訪問をする。果たして、誰の立場に立つものなのか?教育する側、子どもを心配する親の側、子どもの立場なのか?
スクールカウンセラーは、教育行政の中にあって、子どもの立場にはなれない。親が良かれと思って子どもを追い詰めているケースがある。家庭は不登校の子どもにとって、最後のシェルターである。
見守るということは、ただ見ていることではない。子どもを理解してこそ見守ることである。子どもにとって、今の辛さを解ってもらえる場所がなければ、今を越えられない。越えられなければ、光(明日)はない。自分がある子どもは、納得がいかない事には、テコでも動かない。しかし、自分に必要なことはやる。親が加害者としていた時期がある。過去を清算して和解したい・・・。
最後に、「子育てはなぞとき」と結ばれました。
今は落ち着きを見せている息子ですが、10年の歳月が走馬灯のようにめぐりました。ホッとした家庭のぬくもりの一端が、やっと感じられるようになったこの頃ですが・・・やっぱりお話の言葉が、グサリグサリと胸にささります。
毎年『目からウロコ』の合宿です。今回は内田良子さんのお話の要約を。次回は、『この人と話す』の小沢牧子さんのお話とテーマ別分科会の内容を、2回に分けてお伝えしたいと思っています。
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