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□正伝 後藤新平3 著 鶴見祐輔 
 2011/10/3

 




後藤新平の台湾時代1898〜1906をまとめた本である。台湾に民政局長として赴任して、台湾の近代化を推し進めた功績は、彼の後世を飛躍させたターニングポイントといえる。
台湾の統治の考え方であるが、「台湾を統治するときには、まず島の旧慣制度をよく科学的に調査してその民情に応じるように政治をしたのだ。これを理解せんで、日本内地の法制をいきなり台湾に輸入実施しようとする奴らはひらめの目を鯛の目に取り替えようとする奴らで本当の政治ということがわからん奴らだ。」
植民地政策は生物学(バイオロジー)である。というかつて医者だったことによるものと思うが、彼の哲学には、科学的な分析が常に基本となっている。このあとの東京復興計画も同様である。
台湾のおもな業績として

  1. 土匪招降
  2. 台湾公債の発行
  3. 築港、縦貫鉄道、土地調査
  4. 専売法 (阿片、樟脳、食塩、煙草)
この政策を在任9年の間に成果をだしていくのであるから、猛烈に仕事をこなしたといえる。気性の荒い性格であるが、とても才能のある部下を育て、また気を配り、後継者を育成したことがわかる。その後の台湾の統治をうまく仕切っていく礎を築いていたことがわかる。




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