一眼レフに魅せられて…


これは長年頑張ってくれたマイカメラRICOH・RX7に対し、「14年間どうもありがとう。ご苦労様でした。」という感謝と愛を込めて書いたものです。


1. 出会いは、必然?それとも偶然…?

私が生まれて初めて手にしたカメラは、短大入学時に教材用として購入した一眼レフである。(芸術系短大・映像専攻だったので。)それまで、私は全自動カメラでさえも一度も使ったこともない…という不思議な人間であった。

ところで購入時には、MINOLTA・13万円、Nikon・FE2・7万円、RICOH・3万5千円という学校側指定の3つの選択があった。(全て売値、RICOH以外の2つのメーカの値段はウラ覚え)

しかし、特に欲しくて買うものではなく、あくまで学校の教材としてである。「どうせ大学時代にしか使わないでしょう?」という親の言葉に素直に同意し、一番安いRICOHを選んだのである。

…というわけで、一目惚れをして買ったMacとは対照的に「ふ〜ん、これが一眼レフか〜。」と醒めた調子で、RICOH・RX7を手にしたのだった。 そして、RX7は短大の2年間しか使用せず、あとは埃だらけ、カビだらけとなって、押入の隅に追いやられるだけ。。という運命を辿る…と思われていた。


ところが!!

2001年の12月、新しい一眼レフを購入するまで、 フィルムにして少なく見積もっても100本(200本か?)は撮影した。しかも、引退するまでの14年間、押入の隅どころか、バリバリの現役であったとは、私自身もまったく予想もつかない展開であった…。

2.初のマイカメラ・RX7

そんなワケで手にしたカメラだが、操作方法は今と違ってすごくシンプルである。説明書は薄っぺらいし、ちょっと目を通しただけですぐに理解できる。

しかし!

フォーカスが、マニュアルしかない! 何だかいきなり、突き放されたような気分である。 でも、カメラはそれしかないのから、慣れるしかない…。

そして、私は慣れるまで、ガンガン撮影した。2〜3日にフィルム1本撮るペースで、2〜3ヶ月ぐらい経った頃、ようやく「あ〜、こんな感じかな?」と思うようになったのである。

だが、そんな 一眼レフカメラのもっともよい点は、「ファインダーから覗いた通りに映る」ことである。 だから、この手のカメラに慣れてしまうと、全自動カメラはコワイ。決して見た目通りに写るとは限らないからである。


だから、私は普段はもちろん、「ここぞ!」という時にも絶対使わない。(っていうか、使い方もしらなかったりして〜。笑)

私の超初期の作品。Web上ではあまり目立たないが、あちこちにキズやゴミがある。(苦笑)

3.写真の世界にのめり込む!

ちなみに私が最初に熱中したのは、実は撮影ではなく、現像の方である。

当時、実習のため、これまた生まれて初めてモノクロフィルムを使用した。

なぜ、モノクロが実習用に使われたかというと、フィルムの現像からプリントまですべて自宅で可能なせいもある。

今は、写真の補正はパソコンソフトでかなり融通が利くのだが、この当時は撮影と現像でやっていくしかなかったのである。 細かな補正など、要は何でも自分の好きなように変えられる世界である。

ちなみに、カラー写真は温度管理(水温を一定に保たないと仕上がりの色の調子が変わる。)、液剤管理(クロロフォルムなどの劇薬を使うため、普通の下水管には流せないし、人体に有害なので、出来るだけ密閉する必要がある。)などの問題があって、自宅でやるのはなかなか難しい。


こちらはカメラ歴・約1年目の作品。やはり表面の粗さが目立つ。ちなみに原版はカラーフィルムだったりする。

4.私の無駄遣いの品々

初心者の時は、自分がどういう写真を好んで撮るか分からないので、「欲しい!」と思ったモノを闇雲に買ってしまう。以下の70%はハッキリ言って無駄遣いである。でも、初期投資ということで自分を納得させていたりして…。(笑)

望遠レンズ
カメラにも慣れて半年が過ぎた頃、みんなが通る道「望遠レンズが欲しい!!」と思いだした。もちろんレンズは、純正モノの方がいいに決まっている。一眼レフは本体も大事だが、レンズも大切である。

だが、私のその当時の経済力では、望遠レンズはとても買えない値段だった。(今も値段はそんなに変わらないけどね。)

それで、メーカーものより安いレンズメーカー(シグマ、タムロンなど)の製品、しかもバーゲンセールの時、さらに望遠より安いズームレンズを買ったのである。(後でみのむちくんに「シグマはね〜。」と言われたもんである。)

後から考えると、これこそ一番の金のムダ使い!!(苦笑)私は望遠を使用する写真をあまり好まないので、この14年間で20回ぐらいしか使ってなかったと思う。


フィルター
フィルター売り場に行くとついついいろんなものが欲しくなって、数種類を買ったが、頻繁に使ったのはクロスだけである。しかも、私が一番好んで撮る風景写真には欠かせない円偏向フィルター(余計な反射光や、青空のにごりの原因となる偏光成分を取り除く)が、高くて買えなかったのだから、ちょっと情けない。(口径にもよるが、他のフィルターの2倍以上の値段)

現在はパソコン上で補正できる場合が多いので、撮影時にしか出来ない効果を出すものだけを買っている。(今のところ、円偏向フィルター、クロスフィルターのみ。)


三 脚
私は不精モノなんで、今までほとんど三脚を使わずに撮影してきた。

だが、初めての海外旅行(ヨーロッパ)に行く時、「やっぱり、あった方が便利だな〜。」と思って、伊丹空港(当時)に行く1時間前に買ったのである。

しかし!!三脚は絶対に、軽さと値段だけ選んではいけない!その時私は、5千円ぐらいのものを買ったのだが、ハッキリ言って全然使い物にならない!!

何故かというと、一眼レフは、基本的に重心が前にあるので、安い三脚では常に手で支えていないと簡単に倒れてしまうのである。(つまり安定性が全くない。)

そんな役立たずの三脚も、現在はデジカメ用として使用している。(そのぐらいの重量はなんとか支えられる。)




〜続く〜