仮装大会の翌日(サンフランシスコ・3日目)


さて、仮装大会(それでいいのか?笑)だった前日とはうって変って、今日は射撃ツアーの日。サンフランシスコに着いた当日に申し込んだものである。

私もみのむちくんも、当然のごとくライセンスなど持っているワケがなく、射撃など生まれて初めてである。当たり前の話だが、けん銃は危険な武器なので、ライセンスを持っていない場合は、絶対にインストラクターの指導のもとでしか、撃つことは出来ない。(当然だ〜。苦笑)

…と言うわけで、このツアーのインストラクターとも、ホテルのロビーで待ち合わせする。やって来たのは、何だか元自衛隊員のような兄ちゃんだった。

しかも、このホテルに足を踏み入れたのは、今回が初めてだったそうで、やや緊張気味である。 車で移動中に「サンフランシスコでこれ以上のホテル(フェアモントホテルのこと)はありません。」と言ったのである。(それを証明するような出来事が、次の日に起きた。)

しかも、普通新婚旅行で、こんなツアーを申し込む人は、あまりいないだろう。

さっそく、車で射撃場へと向かうのだが、途中まるでゴーストタウンのような、荒れ果ててほとんど人がいない怪しげな場所を通る。通称「テンダーロイン」と言われ、ステーキと同じ名称がついているらしい。

なぜ「テンダーロイン」かと言うと、ここは警察官も行きたがらないような治安の悪い場所で、配属された警察官は、他の部署よりも給料がよいらしい。それで、「テンダーロインステーキを食べられるぐらいの給料をもらえる。」ということで、その名が付いたそうだ。

ちなみに場所は、空港とサンフランシスコの中心地・ダウンタウンの中間ぐらいにある。(裏覚えです。)だが、めぼしい観光スポットはないし、まず車以外で通ることはないと思うので、そんなに気にする必要はないだろう。

けん銃を構える私 そして、しばらく経ったところで射撃場に到着する。ホンッットに射撃場以外は、何にもない場所である。もし、ここから自力で帰れと言われたら、かなり困る。(笑)

まず手渡されたのは、ベレッタ。ガンマニアではないからよく知らないが、いわゆるバッグなどに忍ばせてある護身用というヤツである…と思う。(いい加減な知識ですいません〜。)

これまた当然のことであるが、けん銃は絶対人のいる方向に向けてはいけないし、射撃場ではイヤーマッフルのようなもの(で分かるかな?)を必ず着用する。

みなサイレンサーをつけてやっているわけではないので、発砲したときに、すごい音が鳴り響くからである。

ところで、射撃を体験したことのある方ならご存じだろうが、けん銃というものは、引き金を引いただけでは発砲しない。安全弁(げき鉄)を下ろして、初めて引き金を引けるのである。

けん銃を構える私 そして、発砲したと同時に、げき鉄が上がる。そこで正しい持ち方をしていないと、げき鉄が上がるショックで、爪が剥がれることもあるらしい。

そんな説明があった後、的に向かって構えてみる。何だか、色々言われたので、構えるだけでひと苦労である。(笑)

…う〜〜ん、なかなか当たらない…。

ハッキリ言って、私には射撃のセンスはない。(笑)

そして、他のけん銃も撃ってみる。(名前は忘れました〜。) またまた構えて引き金を引いてみるが、発砲しない。

どうもけん銃の種類によって、引き金の感覚が違うらしい。すぐに発砲するもの、ある程度遊びがあるもの等、様々な仕様があるのは、きっと用途が違うからだろう。

そして、みのむちくんはダーティハリーが愛用している44マグナムや、ゴルゴ31でおなじみのライフル銃にも挑戦する。
ライフルを構えるみのむちくん
44マグナムはその威力について、色々と噂を聞いていたが、やはりかなりの衝撃があるらしい。そしてライフルは、かなり命中しやすく出来てるらしいが、みのむちくんの結果はイマイチ。(笑)

インストラクターの兄ちゃんに、「まあ、そういうこともあるでしょう。」と慰められていたのであった。

何だかんだで100発以上撃って、これは日本の警察官の2年分の量に相当するらしい。 でも、生まれて初めてけん銃を持った私の感想は、「日本に生まれてよかった〜!」である。

慣れもあるかもしれないが、突然、街中で銃撃戦が始まって、こんなものを手渡されても、とても応戦なんかできない。(苦笑)でも、ツアーの料金自体はそんなに高くないので、話のネタに1度体験するのもよいだろう。

午前中で射撃ツアーは終わり、一旦ホテルに戻る。すると、自分たちの部屋の前でメイドさんらしき人が、何やら話しかけてくる。どうもお礼を言っているらしい。

…というのも、前日の挙式に使ったブーケを日本に持ち帰ることが出来ないが、捨てるに忍びず、「差し上げます」というメモを残して部屋を出たからである。 昨日の牧師さんといい、こういう時は英語がほとんど話せないことに歯がゆく感じる。細かいニュアンスが伝わらないからである。





金門橋?!(サンフランシスコ・3日目)

再びホテルを出て、チャイナタウンのバンクオブアメリカに入る。今回の旅行の所持金を、私は半分ぐらいトラベラーズチェックで持ってきたので、それを現金化するためである。

建物の内に入ると、中にいる銀行員らしき人が私に話しかける。

「*@#$#」

中国語のような気がするが、さっぱり分からない…。どうも私達を同じ中国人と思ったらしい。怪訝な顔をしている私とみのむちくんに向かって、今度は英語で話しかけてくる。

やっとなんとなく理解できるようになる。それで、私の方も片言の英語を使って、無事両替できたのである。ここで、みのむちくんは「サンフランシスコで、日本人のみのこと中国人の銀行員が、英語で話してるよ〜!」と言って笑っていた。(う〜ん、インターナショナル…か?笑)

そして、昼食は近くの中華料理の店に入る。私がチャーハン、みのむちくんはラーメンを頼んだ。これが独特の調味料を使ってそうな味だっだが、とってもおいしい!!!何となく入った店なので、場所も名前も覚えてないが、どの店でもそれなりにレベルは高いと思う。

ケーブルカーから見た坂道 しかも、値段も1人5ドルぐらいだったので、とってもリーズナブル。アメリカのまずいクセに量だけはめちゃくちゃ多い料理がイヤになったときは、チャイナタウンに行かれることをぜひオススメする。

その後、ケーブルカー博物館に向かう。特に行きたい場所ではなかったが、ケーブルカーとバス乗り放題のチケットを買うためである。名前の通り、ケーブルカーの歴史が分かる博物館である。

「へぇ〜、ほぉ〜、ふ〜ん」と見て、そんなに記憶に残ってないのだから、特に行かなくても後悔しない場所と思われる。

さらに、ゴールデンゲートブリッジへ向かうことにする。それには途中で、バスに乗り継がないと行けない。

ところで、ケーブルカーの車内にあるヒモらしきものは、降車を合図するのではない。 車内にも「引っ張るな」と書いてある。それを降車を合図するものだ思っていた私とみのむちくんは、つい引っ張ってしまった。

もちろん、止まってくれない。だが、周りの人たちが「降りたいって言ってるんだろ!」「下ろしてやれよ。」みたいなことを言ってくれる。

さらに、ケーブルカーは乗車すると、車掌が検札に来る(いつも超満員なので、かなり適当)のだが、私がなかなかチケットを出せないでいると、「待ってやれよ!」みたいなことを、周りの人が言ってくれるのである。

サンフランシスコは大都市なのに、まるで田舎のバスのようなノリである。(笑)ここは観光都市なので、地方からやってくる人が多いせいだろう。そして、とても大都市とは思えないこののんびりとしたムードが何とも言えず、日本人移住者が多いのもうなずける。

ちなみにバスは地元民が多く、ケーブルカーは観光客が多い。ケーブルカーに至っては、毎回「落ちるんじゃないか?」と思うぐらいの満員電車状態である。

ゴールデンゲートブリッジ 「いつか誰か落ちるんじゃないか?」と思っていたら、私の間の前でなんと!乗客が1人落ちてしまった!!

「あ〜〜!!!」

思わず、叫んでしまった。 まあ、走ったら追いつけるぐらいの速度でしか走っていないので、ケガはしていないと思うが、本当に驚いた。

バスを乗り継ぎ、辿り着いたゴールデンゲートブリッジだが、「夜来ればかなりキレイだろうな〜。」と思う場所である。

だが、サンフランシスコはすごく治安がいいわけではないので、ナイトツアーとか、タクシーを待たせておいて…という方法でないと、行けないかもしれない。(私達が帰国後の翌日、チャイナタウンで銃撃戦があったらしいし。)

みのむちくんが、ゴールデンゲートブリッジのことをやたら「金門橋、金門橋」と連呼してたが、金門橋って言うなというに!(笑)英語を日本語にしただけで、えらくイメージが違うぞ!

その後、ロンバードストリートにも行く。ここは世界一曲がりくねった道路として、ギネスブックにも載っているらしい。

まるで、自動車教習所のS字コースを、いくつもつなげたような感じである。 全く道路としての実用性はない(というか、初心者ドライバーだったら、通り抜けできないかも?)ので、きっと完全に観光地のつもりなのだろう。

ロンバードストリート そんな感じで、サンフランシスコ3日目は終了。

その夜、初の海外旅行だったみのむちくんは、「海外旅行って、色んな体験が出来るんだなぁ。」という感想を漏らしていた。

確かに、カジノには行ったし、海外挙式をしたし、射撃もしたし、ケーブルカーにも乗ったし、日本でなかなかできないことばかりである。

昨日の海外挙式では笑いを取るようなことをしていたが、結構感動したらしい。

今まで旅行と言えば、温泉とか飛騨高山と言ってたみのむちくんだったが、「よしよし!私の思惑通りになってきたぞ。」と、心の中で私はちょっとほくそ笑んだのだった。