坂道じゃ!(サンフランシスコ初日)
ラスベガス・マッカラン国際空港から約1時間半後の午前7時30分、サンフランシスコ国際空港に到着する。 ここでも現地係員の送迎で、空港から街の中心部へと向かう。車窓から見えるサンフランシスコの街並みは、スペインやギリシャなどのヨーロッパの都市を思い出させる。私のサンフランシスコの第一印象は、「伝統のない(歴史の浅い)ヨーロッパ」というところ。良い意味でとてもアメリカの風景とは思えない。 そして、ニューヨークともラスベガスとも違った印象である。大都市なのにかかわらず、なんとなくのんびりしたムードである。 ニューヨークが東京・丸の内ならば、サンフランシスコは神戸といったところか…?(ラスベガスに該当する都市は、残念ながら日本にはまだない。) 早朝に到着したため、チェックインにはまだ早いが、荷物を預かってもらうためとりあえずホテルに向かう。向かった先は「風と共に去りぬ」や、ショーン・コネリー主演の「ザ・ロック」などの映画のロケ地にもなったフェアモントホテルである。 ところで、サンフランシスコは坂道の多いことで有名であるが、これがとんでもない坂道なのだ。傾斜の角度は、雪のないスキー場を連想してもらうと分かりやすいかもしれない。 よくカリフォルニアを舞台にしたドラマや映画で、女性が抱えている紙袋が突然破れて、オレンジが転がっていく…というシーンがあるが、ここでそれをやると、1キロは転がっていきそうである。もちろん、キャッチボールなどとんでもない!(笑) さらに、坂道沿いにも住宅が建てられていて、右と左の柱の長さが違うのである。階段状に整備して建てりゃ〜いいのに…と思うのだが、ルーズなお国柄の為か、それとも観光客を呼ぶためか謎である。(笑)これは1年中14〜24度という温暖な気候だから、可能な建て方である。もし、雪など降った日には、恐くて1歩も外に出られないと思う。 ちなみに、サンフランシスコは、標高が高いほど地価が高いらしい。 フェアモントホテルは、観光スポットであるダウンタウンとフィッシャーマンズワーフの間にあるノブヒル(Nob Hill)と呼ばれる場所に建っている。 ここはサンフランシスコで一番標高が高く、地価も一番高い。「ノブ」というのは、富と権力を持つ人という意味で、それゆえにこの丘の上に家を建てることが人々の夢らしい。 そして、フェアモントホテルは、この地価の高い場所にふさわしい「ひょぇぇぇぇ〜!」というようなデラックスなホテルである。(読んでいる皆さんも私も忘れてるかもしれないが、これは一応新婚旅行である。だから、ラスベガス以外は最高級ホテルを予約したのである。) ロビーは、金と黒と赤を基調にしたアールデコ調の重厚な作りになっている。これまたと同じくタイタニックの一等船室状態である。 ここに着くまでに、現地係員の人にまたオプショナルツアーを勧められる。新婚ということで、ディナークルーズを勧められたのだが、日本ではできない射撃ツアーに参加することにする。しかも、挙式の翌日である。(苦笑) いったんフロントに荷物を預け、朝食を食べるためにダウンタウンの方まで送ってもらう。 そして、日本でいうところの喫茶店のようなところでオムレツ(モーニングサービスのようなもの)を食べる。もちろん、アメリカサイズである。 最初、オムレツだけかと思い、追加注文しようかと思ったのだが、「このセットにもついている。」みたいなことを言われてやめたのである。 しかし、実際に料理が出てくると、追加しなくてよかったと心から思ったのであった。(この時以来、アメリカでは少な目に頼んで様子を見るって方法をとるようになった。) |
のどかやね〜。(サンフランシスコ初日)
| さらにこの日、翌日の挙式のため、海外挙式の代理店のサンフランシスコ店に向かう。当日着る衣装と段取りの説明を聞くためである。 …とは言っても小一時間ぐらいで、ほとんどが衣装合わせの時間である。まずビデオで挙式の様子を見せてもらうが、「あんな感じか〜」と何となく雰囲気を掴むのである。 その後、レンタル衣装を選ぶことにする。日本からでも選ぶことができたのだが、前日まで忙しすぎたのと、そんなに衣装にこだわりのなかった私は「いいや、前日で!」と思っていたのだ。 (挙式をした後日、ウェディングドレスには4種類の素材があるとか、今はシンプルなものが流行などどいうことを知ったぐらいである。) それに、私は平均身長よりも大柄(みのむちくんはいつも「みのこは大形馬だから。」という。笑)なので、サイズもさして気にしてなかったのである。 みのむちくんはグレーのタキシード、私はシャンタンという素材を使ったほとんど飾りのないシンプルなものを選ぶ。 ちなみにイヤリングもティアラも借り物である。(ティファニーなので、挙式当日落とさないかといつもヒヤヒヤしていた。笑) さらに白のパンプスも借り物なのだが、いつも7センチぐらいのヒールをはいている私には非常にラクチンである。 以上で打ち合わせは終了し、後は当日の挙式を待つのみである。このラクさが私達が海外挙式を選んだ理由はの1つである。 私達が海外挙式を選んだ一番の理由は、「披露宴をしたくない!!」という一言に尽きる。それは、2人とも「いつでも自分が人生の主役!」と思っているので、ワザワザ主役になりたくないのである。そして、幸運なことに両方の親が「好きにしなさい。」と言ったからである。 最初は、入籍だけで終わり!ってことにしようかと思ったのだが、私の先輩のIさんの「何か記念になることをしておいた方がいい。」という一言で思い直したのだ。そして、クリスチャンでなくても手軽に出来る海外挙式を選んだのである。 衣装も決まり、それらを衣装ケースに入れてもらい、ホテルに戻る。すると、ホテルのボーイがやってきて、「運びましょう」と言ったのだが、断ってしまった。それは、単にチップ為の1ドル札がなかったからである。(せこ〜!!苦笑) ちなみにこのホテルはサンフランシスコで1番よいホテルであるから、そんな客はまずいない。だから、これはよほど大切なものが入っているのだと勘違いされそうな行為である。(笑)その後、またダウンタウンに戻り、サックスヒフスアベニューに行く。アメリカでもニーマンマーカスと並ぶ有名な高級デパートの1つである。 そして、近くのショッピングセンターにも入るが、なんだかサンフランシスコを象徴するようなのどかな雰囲気である。まるで田舎の巨大なショッピングセンターのようであった。(笑) ここの量り売りのキャンディー(日本にも輸入されているスィートファクトりー)を買って食べたのだが、ハッキリ言ってまずい!! 何をベースに作った味か、さっぱり分からないものもある。(笑)それでも店内にあるベンチに座って、2人で「まず〜、まず〜」と言いながら、ほとんど食べてしまった。(苦笑) その2軒や、ダウンタウンをブラブラしているうちに夕方になる。今日は、みのむちくんの体調がまだ本調子でないので、また日本食の店に入り、うどんを頼む。 一応関西味ということであるが、こんなの関西味じゃな〜い!!単に薄味のコクのない汁である。ハッキリ言ってまずい!!元関西人の私としては許せない味である。(苦笑)他の都市ならまだしも、日本人移住者が一番多そうなこの街でこんなものにあたるとは。。 気を取り直してホテルに戻ると、最初に泊まったニューヨークの「ザ・ウォルドフ=アストリア」ほどではないが、やはりロビーはタイタニックの一等船室状態が繰り広げられていたのであった。 |