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2003/01/02 (木)
▼ 「百鬼夢幻 河鍋暁斎妖怪日誌」(橋本純 光栄)
幕末の天才絵師河鍋暁斎は、幼い頃から常人に見えないものを見る力を持ち、それらを絵の中に封じる術法を会得していた。その力で不忍池の河童・川太郎と知り合った暁斎は、彼を通じて妖怪たちと交流を結ぶようになる。妖怪たちと共に移りゆく時代の流れを目撃する暁斎だが、それはやがて、江戸の世や妖怪という古き良きものたちとの別れにつながっていく。
本日読了。妖怪と対等の交わりを結んだ変人(というか快人)絵師を通じて幕末〜明治という時代の変遷を描いた作品ですが、とにかく登場する妖怪たちが楽しく(水木しげる的というより大映の妖怪映画的と表現すればよいでしょうか)、暁斎ほどでないかもしれないにしろ妖怪を愛して止まない私のような人間には非常に楽しく読めました。と、その一方で、消えゆく江戸時代と妖怪への真情を込めた鎮魂歌とも言うべき終章は圧巻の一言で、それまでのユーモラスさを脱ぎ捨てたような哀切極まる(いや、本当はユーモラスさの中に哀しさもずっと内包されていたのですが)ラストには、思わず泣かされました。今更私が言うまでもなく、妖怪という存在もまた時代というものを反映した存在であるわけですが、そういった妖怪たちが激動の時代をどう生きて、何処へ行ったかというのは実に面白い視点で、これも一つの時代伝奇のあり方と言うべきでしょう。何はともあれ、妖怪を愛する人には是非読んで欲しい佳品であります。
この作者は架空戦記が今はメインのようですが、これまでも何作かなかなか面白い時代伝奇ものを書いていて、この作品を見るにやっぱり架空戦記ばかり書かせておくには勿体ない人だと思います。
しかしこの作品を読んでいると非常に川越に行きたくなります。まだ行ったことがないので今年は是非行ってこよう。▼ DVDドライブ
TVをパソコンで録画するようになってからHDDが幾らあっても足りないので、バックアップ用に記録型DVDドライブを購入。ほとんどの動画ファイルをavi形式で保存しているので、扱いが簡単なDVD-RAMを使用できるマルチドライブ形式のものを選びました。早速DVD-RAM書き込みに使ってみましたが、正直書き込み速度は結構かかるし、動作にもかなりメモリを食いますが、それでも扱いがやたらと簡単なのと、1枚でCD-R約7枚分の容量は助かります。作業してない時に地道にファイルを整理していこう。