主水血笑録

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2003/01/17 (金)

「江戸古川柳の世界」(下山弘 講談社現代新書)
 本日読了。川柳の原型ともいうべき前句付(まえくづけ)の世界を解説した本。前句付というのは二行詩で、一行目にその名が表すとおり前句(いわゆるお題)があり、それに五七五の付句をつけていくというものだそうで、主催者が前句を用意して、それに付句を応募していくというコンテスト形式で大変な人気を博したとのこと。流行のピーク(だいたい宝暦の頃)には、十日毎の募集に数万の句が集まったということで、考えてみれば大変な話。
 …が、まことに恥ずかしながら、私はこの本を読むまで前句付というものの存在を全く知りませんでした。実はこの前句付のうち、付句単独で意味を成すものを取り出していったのが、今で言う川柳になったということなのですが、その事実もまた、初耳でした。時代劇オタとして、やはりその時代を構成する文化というものも勉強していかなくては、と思っていますが、いやはやまだまだこの辺りは高校時代の日本史・古文レベルの知識しかありません。精進精進。