延長〜承平年間(923〜935)
6月2日
村上天皇誕生
晩夏
藤原保輔、藤原忠平に無実の罪を着せられ、伊豆に流される<夢源氏剣祭文>
10月19日
醍醐天皇の大井河御幸の際、雅明親王が舞うも、あまりの美しさを愛でた山の神のため親王夭逝<大鏡>
この年
源融の霊、河原院に現れるも宇田院の言葉に退散する<今昔物語集>
3月13日
檀林寺で火災
8月
紀伊国真砂の清水庄司の娘が変じた蛇が、奥州から熊野詣でに来た僧が隠れた道成寺の鐘を焼く<道成寺縁起>
真砂の庄司の娘清姫、熊野詣の僧安鎮が隠れた道成寺の鐘を焼く<安鎮清姫略物語>
12月1日
藤原忠房没
この年
諸国の風土記成る
4月25日
宮中で牛のような鬼の足跡と青く赤い毛が見つかる<古今著聞集><扶桑略記>
北陣衛士が大熊十三頭が侵入したのを目撃<扶桑略記>
5月21日
対馬に来着した新羅金州王の使から朝貢を受けず、追い返す
この年
比良鳥谷山の山姥・八瀬、金太郎を産む<夢源氏剣祭文>
2月28日
兵庫で怪音が発生<扶桑略記>
3月8日
2月28日の怪音について占ったところ、兵革の兆しと出る<扶桑略記>
5月24日
太陽が「虹色」の光を発す<扶桑略記>
6月25日
宇多院の随身、近衛右近の陣で三位と五位の官人の幻を見る<古今著聞集>
26日
清涼殿に落雷。大納言藤原清貫、左中弁平希世らが没する
天台座主尊意、加持祈祷を行う
29日
貞崇法師、清涼殿において大般若経を読経、を調伏する<古今著聞集>
夏?
良順、怨霊と化した菅原道真に人の心を戻す<火雷天神大戦>
7月5日
右近の陣の者、黒いものを着て太刀を佩き、白い笏を持った鬼神と出会う<古今著聞集>
15日
大きな流星が東北に流れ、世間で人魂と噂される<古今著聞集><扶桑略記>
20日
黒雲が龍尾壇を覆い、大蛇が落ちてきて高欄を壊すも、その姿が消えてしまう<古今著聞集>
21日
常寧殿において天台宗阿闍梨5名が五壇修法を執行<扶桑略記>
9月29日
醍醐上皇(46)没
10月中旬
賀茂忠行、安倍晴明と出会いこれを弟子にする<夢源氏剣祭文>
太白星大将軍の凶星、天より墜ちて茨木に宿る<夢源氏剣祭文>
秋
茨木、袴垂保輔と出会い、行動を共にする<夢源氏剣祭文>
11月21日
朱雀天皇即位
931(延長9/承平元)
2月6日
大炊寮において犬に喰われた小児の死体が発見される<日本紀略>
8日
京に群盗が多いため、近衛・衛門・検非違使などに夜警させる
13日
雷鳴・風雨が修明門前であり、雷公(菅原道真)が侵入したとの噂が流れる
4月10日
内蔵寮の井戸中から死体が発見される<貞信公記抄>
6月20日
鏡の如き円霊が出現<日本紀略>
28日
衣冠を着用した一丈あまりの鬼が弘徽殿に出現。同じ頃、十夜ばかり八省院と中務省の間で人馬の騒音が聞かれる<古今著聞集>
7月15日
牛が外記庁に侵入する怪異<貞信公記抄>
19日
宇多法皇(65)没
4月28日
摂政藤原忠平に命じて追捕海賊使のことを定めさせる
5月23日
牛が正庁に進入した怪異により御卜を行う<扶桑略記>
25日
鼠が印盤の丹綿を食い破った怪異と23日の怪異により御卜を行う<扶桑略記>
6月3日
狐が侍従所へ進入する<扶桑略記>
12月16日
備前国、海賊の起こることを報告する
1月23日
群盗が横行するため諸衛に夜警させる
10月
都欖尼、賀茂忠行を妖術で斃すも、安倍晴明との知恵比べに敗れて消える<夢源氏剣祭文>
冬
袴垂保輔、藤原忠平邸に潜入し忠平の命を狙うも失敗、討たれて龍と化して天に昇る<夢源氏剣祭文>
12月17日
海賊のため南海諸国の警固使を定める
閏1月15日
巳刻に空中から2度、雷に似た声が聞こえる<扶桑略記>
3月11日
山城国、翼が4枚、足が4本、尾が2本の鶏雛を献上<扶桑略記>
5月9日
山陽、南海の諸社に、海賊平定を祈らせる
7月26日
海賊追捕のため、武蔵国と諸家の兵士を派遣する
10月19日
東大寺西塔が雷火によって焼失する
22日
追捕海賊使が定められる
12月21日
紀貫之、「土佐日記」を書き始める
27日
紀貫之、大津を出発して帰途につく
1月
茨木、藤原純友と共に紀伊に向かう<夢源氏剣祭文>
2月
平将門、叔父平国香らと常陸国で戦い、これを破る(承平・天慶の乱の始まり)
土佐国守紀貫之帰京
3月6日
延暦寺根本中堂焼亡
10月21日
将門、叔父平良正らと常陸国で戦い、これを破る