延宝〜天和〜貞享年間(1673〜1687)

1673(寛文13/延宝元)

04月03日
隠元(82)没
05月09日
京で大火。禁裏及び仙洞御所が罹災する
   12日
中国・九州地方で洪水
信州松本で、強欲な老婆の生首が消え失せる[新著聞集]

1674(延宝2)

02月26日
夜、江戸で幅1丈ばかりの黒雲が東から西へ、橋のように現れる[武江年表]
初夏
越前藩士・多賀権之佐、麻生如見斎に敗れる<玉光>
権之佐の倅・牛之助、越前を出奔。水戸の和田兵助に入門<玉光>
辻月丹、数年の廻国修行を経て江戸に出る<無外>
10月07日
狩野探幽(73)没

1675(延宝3)

01月03日
浅野長友、嫡子長矩に吉良上野介との因縁を語る<裏返し忠臣蔵>
   23日
浅野長友没<裏返し忠臣蔵>
   26日
浅野長友(34)没
06月21日
代官伊奈忠易、小笠原諸島を探検し、珍獣・奇木を幕府に献じる
   24日
山鹿素行、配流を赦される
08月
加賀藩主前田利常、風神を鎮めるため越中砺波郡に級長戸辺社を寄進する
09月29日
柳生宗冬(63)没

1676(延宝3)

05月19日
幕府、長崎代官末次平蔵父子を密貿易の咎で隠岐国に配流する
07月07日
幕府、関東8ヵ国の鉄砲改めを行い、農民と浪人の鉄砲所持を禁止する
09月22日
増上寺焼失

1677(延宝5)

01月13日
江刺などに赤い雪が降る
04月06日
江戸浅草寺炎上
05月25日
井原西鶴、生玉本覚寺で大矢数俳諧を興業し、1昼夜に1600句を詠む
10月上旬
東国・奥州で地震・津波、民家・人畜の被害甚大
薩摩藩士・竹内市助、帰宅途中に透明な何者かに襲われる[新著聞集]
この年
大岡忠相誕生
「諸国百物語」刊行(怪談集として初の百物語本)

1678(延宝6)

薩摩藩士・竹内市助の家に面3尺ばかりの大入道が現れる[新著聞集]
08月27日
伊予国で大風雨、民家五百二十余戸倒壊
12月
松前藩のお家騒動に関連して、拍巌和尚(門昌)が悪臣一味に殺害されて後、様々な怪現象が起こる(門昌庵事件)[巷説]
この年
宮本伊織没
伊賀の下忍・寺坂吉右衛門、大石内蔵助の下に仕える<裏返し忠臣蔵>
泉州夷島に面三つ手足六つの赤子が捨てられ、大坂道頓堀で見せ物とされる[新著聞集]

1679(延宝6)

04月
奥州で海から無数の下腹は白く頭と背筋は赤い鼠が上がり、津軽・南部一帯に多大な被害を与える[一話一言]
10月19日
越後国高田藩松平家でお家騒動(越後騒動)起こる
11月03日
平井権八、辻斬りの廉で鈴ヶ森で処刑される

1680(延宝8)

05月05日
酒井忠清ら、徳川家以外の朝廷から次期将軍を迎えることを提案し決まりかけるが、堀田正俊らが反対して廃案となる
   08日
徳川家綱(40)没
   20日
堀田正信(50)自害
06月26日
鳥羽藩主内藤忠勝、芝増上寺の家綱法会の場で宮津藩主永井尚長を刺殺
   28日
内藤忠勝、切腹を命じられる
08月19日
後水尾法皇(85)没
   23日
徳川綱吉将軍に就任
黒鍬者又八、縊死体で発見される<芭蕉庵捕物帳>
12月
越前・越後に紅い雪が降る
この年
志道軒誕生
筑前国宗像郡本木村に怪物が出没し退治される[筑前国宗像郡本木村化物退治絵巻ほか]
南部盛岡で百姓の妻が、片足が長い猿猴のような子と、目鼻がなく手が七つ足が四十三本ある子を産む[新著聞集]

1681(延宝9/天和元)

03月27日
幕府、江戸町奉行島田忠政を閉門にする
05月19日
酒井忠清(58)没
   28日
浅草の豪商石川六太夫、将軍の行列を拝見の際、妻が華美な服装を着用していたとして、宅地を没収、江戸から追放となる
06月21日
綱吉、越後騒動を裁断する
   22日
幕府、松平光長の妹婿小栗美作・大六父子を自殺させ、永見大蔵・荻田主馬らを八丈島に配流する
   26日
幕府、松平光長を改易とする
   27日
幕府、越後騒動の裁断不正を理由に大目付渡辺綱貞を八丈島に配流する
09月29日
天和に改元
10月23日
幕府、皇子寛清親王事件に関係がある権大納言小倉実起・公連父子を佐渡国に配流する。
12月13日
伊勢内宮炎上

1682(天和2)

03月28日
西山宗因(78)没
04月17日
朱舜水(83)没
05月22日
池田光政(74)没
07月16日
幕府、「天下一」の字句を使用することを禁ずる
09月
安宅丸解体される
   16日
山崎闇斎(66)没
10月
雖井蛙流の深尾角馬、娘と関係した男らを斬り、切腹<牡丹>
12月28日
江戸で大火
八百屋お七、火災から避難した先で恋におちる
大火で芭蕉庵類焼。松尾芭蕉、甲斐の谷村に疎開
この年
幕府、勘定吟味役を設置
「好色一代男」刊行
堺の豪商万代四郎兵衛、大坂瑞龍寺に河童・人魚・龍のミイラを奉納する

1683(天和3)

01月23日
中村勘解由、火附盗賊改を拝命(火附盗賊改の初め)
02月
浅野内匠頭、勅使・院使のご馳走役を務める
大石内蔵助、寺坂吉右衛門を連れ出府。途中、吉良右近と出会う<裏返し忠臣蔵>
03月02日
八百屋お七、想い人に会うために町に放火し捕らえられる
   05日
田宮坊太郎(34)没?
   29日
八百屋お七、鈴ヶ森の刑場で火刑に処される
山城淀城下の清養院の飼い猫が、近所の猫と人語で語り合う[新著聞集]
折違町の大工・十右衛門が宿で一匹の鼠を殺したところ、無数の鼠が現れ出る[咄随筆]
06月06日
久米平内(68?)没
07月上旬
薩摩白鳥山の麓の真言宗の寺で、大伽藍が一夜にして消滅する。地に沈んだかと[新著聞集]
閏07月03日
松平忠輝(92)没
初冬
多賀牛之助、秘剣「玉光」で麻生如見斎を破る<玉光>
この年
和田兵助切腹
豊川妙厳寺の寺僧の一人が内々に伯楽した罰で馬のような言動を見せるようになる[新著聞集]

1684(天和4/貞享元)

02月01日
竹本義太夫、大坂道頓堀に竹本座を設立
   08日
大島噴火
04月
おりんの山近くの村を3匹の異形の怪物が襲い、20軒96名が殺害される<幻山秘宝剣>
06月05日
井原西鶴、住吉神社の神前で一日一夜に23500句を独吟する
07月11日
社寺境内での勧進相撲再開される
山城屋八兵衛、永代寺の勧進相撲の直後に殺害される<芭蕉庵捕物帳>
08月28日
若年寄稲葉正休(45)、堀田正俊(51)を刺殺、自分も斬られる
御数寄屋坊主玄庵、稲葉正休から事の次第を記した書を託される<芭蕉庵捕物帳>
10月21日
徳川吉宗誕生
12月01日
安井(渋川)春海、天文方に就任
この年
保科正之の元正室お万の方没<柴錬立川文庫 側妾三代・おもん篇>

1685(貞享2)

02月22日
後西天皇(49)没
江戸で強く輝く雷のような音の流星が飛ぶ[武江年表]
07月
幕府、初めて生類憐れみの令を発する
09月26日
山鹿素行(64)没
10月
大坂博労町で、飼い主が亡くなった猫が自分の舌を噛み切って死ぬ[新著聞集]
この年
「野ざらし紀行」できる
さる大藩の侍10人がおりんの山探索に行き、1名のみ生きて帰る<幻山秘宝剣>
紀伊国熊野で、猪ほどの大きな山猫が捕らえられる[新著聞集]
道瑞なる者、夢で痘神と出逢い、これを叱り懲らして痘瘡封じの誓文を手に入れる[砿石集]

1686(貞享3)

吉良上野介、呉服橋の邸から誘拐される<行燈浮世之介>
行燈浮世之介、大小神祗組を退治し、上野介の証文を取り返す<行燈浮世之介>
06月
「好色一代女」刊行
「古今百物語評判」刊行
09月02日
火附盗賊改中山勘解由、府内を横行していた大小神祇組の二百数十名を一斉検挙
この年
竹本義太夫、「出世景清」を大坂竹本座で初演
元御数寄屋坊主の玄庵宅より出火、玄庵とその妻が焼死<芭蕉庵捕物帳>

1687(貞享4)

01月28日
幕府、初の生類憐れみの令を発令
02月01日
幕府台所頭天野正勝、台所の井戸に猫が落ちて死んだ罪を問われて八丈島へ流される
05月
河村瑞賢、淀川の治水工事を完成する

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