獏団トルコ特派員便り (仮)
それは『シナン』のワザだった
1.シナンの故郷
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| カッパドキア地方の風景 |
洞窟教会のキリスト像 |
シナンが生まれたのはカッパドキア地方。キノコ岩等の奇景で有名な地方である。
この地方にはかつてキリスト教徒が数多くすんでおり、シナンも幼少期はキリスト教徒であった。
この地方の岩盤は柔らかく、人の手で洞窟を掘ることも容易であり、多くの洞窟遺構が残されている。
地下洞窟にもうけられたキリスト教の教会遺跡も残されており、観光スポットにもなっている。
シナンはどのような思いを抱いて、この地からイスタンブールに旅立って行ったのであろうか。
2.アヤソフィア
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| アヤソフィア外観 |
アヤソフィアドーム |
6世紀前半にこれほど緻密かつ巨大な石造りの構造物が作られたとは驚きである。
日本同様地震国のトルコで(1999年の大地震の記憶も新しい)、1500年近く崩れる
ことなく存在していることは奇跡と言っていい。
シナンの手により土台に免震工事がなされており崩壊を免れたと言うこともあるのだろう。
地震の揺れを柔構造で吸収して建物を守る発想は、現在の免震ビルの工事と同じである。
シナンの先見性にはただ感服するのみである。
3.シナンの技(仮)
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| トプカプ宮殿 |
スレイマニエジャーミー |
スレイマン大帝のもと、宮廷建築家として数多くの建物を造営したシナン。
スレイマン大帝の在任中はついにアヤソフィアを越えるジャーミー(モスク)を
立てる夢は叶わなかった。しかし、スレイマン大帝をたたえる「スレイマニエ
ジャーミー」はドームの大きさこそアヤソフィアにかなわないものの、その
偉容は圧倒的な存在感を放っている。金角湾から見るその姿はまるで小山のようである。
写真で手前にある建物の大きさと、奥にあるスレイマニエジャーミーの大きさを見比べて欲しい。
参考文献
「シナン」
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おまけ
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| ダイヤモンドリング |
皆既日蝕 |
今回は2006年3月の皆既日蝕を見るためのツアーでトルコに行ったため、シナンの実家
のあるむらや、アヤソフィアを越えるシナンの最高傑作「セリミエジャーミー」を
訪問することは叶わなかった。
いつの日かトルコを再訪し、この「特派員便り」を完成させたい。
このページの写真はすべて大野国の撮影によるものです。