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イタリア、サンマリノ、スロベニア、クロアチア 目次 朝暗いうちの出発。秋の旅行は朝日が出る前に出発になる。夏ならもう明るいのだけど。 車は順調にフランスの高速道路を走り、国境のフレジュストンネル。このトンネルは片道約30ユーロ、往復約40ユーロと往復がかなりお得。7日以内の往復であれば往復切符がお勧めだ。 イタリアに入ると道路は工事中だらけ。やはりフランスの高速道路が走りやすい。といってもこの辺り交通量は少ないので、スイスイ進める。 そしてトリノからジェノヴァ方面へ。しばらくトロトロ運転となるが、その先はまた快調に走り続けることができた。山の中をくねくね走ると地中海が見える。ここから東に進路を変える。片側2車線の狭い道でトンネルだらけ。 ぎゅーん... ぴた。 ??? 車、動かない? キュルキュルキュル... ここは高速道路のトンネルの中。 キュルキュルキュル... むなしくセルモーターの音が響く。そしてクラクションも。 高速の真ん中で故障! 仕方がないので押して、押して。 トンネルの出口はすぐそこ。上り坂をがんばって押す。 故障して押しているのは一目瞭然でしょ? クラクションを鳴らしながら通り抜けなくても... トンネルのすぐ外は高速の出口。ここで助けを求めることにしよう。 トンネルの中にSOSボタンがあるかとトンネルのほうを覗いて見るが、とても人が通れる雰囲気ではない。出口のしばらく先にSOSボタン発見。故障と救急のボタンが並んでいる。故障のボタンを押す。 そして、待つ... 故障のボタンは故障中? 知り合いにSOSダイヤルの番号を聞いて電話。 イタリア語... 英語で話してみよう。 答えはイタリア語... フランス語で話してみよう。 少し理解してくれているようだ! 「フランス語はしゃべれるのか?」 「少し。高速道路で車が動きません。Genova estの出口のところにいます。」 「方向は?」 「東。Pisa方面です。」 「Pisa? あぁ、OK.」 フランス語万歳! ひたすら待つ、待つ、待つ。 黄色いランプをつけた車が到着。 おじさんが出てきて、 「ゴニョゴニョゴニュ」 ??? どうもここでレッカー車に乗せるのは危険なので仲間を待つようだ。おじさんが交通整理をしてくれる。 しかも、突っ込んできそうになる車に「よく見ろ!」というジェスチャーで怒鳴ってくれる。おまけに走り去ってもしばらくそっちをむいて文句を言っているし。 「次の車来ていますよ、おじさん。」と言いたい。 とそこにもう一台到着。でっかい電光掲示板を着けた車のようだ。 ようやく、おじさん作業開始。車の前のワイヤーを引っ掛け、ウインチで引っ張る。車はトラックの荷台を登っていく。
ついに出発。 昔の映画の撮影のようにトラックの荷台の上でハンドルを握る。 いつもは見られない景色を堪能しつつ、ビデオ撮影。 予定外にジェノヴァ(Genova)に到着。ガレージまで運んでくれた。 車を降ろされ、おじさん、英語がしゃべられる会社の人につないでくれる。??? 本当に英語をしゃべっているの? どうも、保険会社のことを知りたいらしく、会社の名前を伝えると、後で自分で請求してくれとのこと。まあこの際何でもいい。料金100ユーロ。ニコニコ現金払いで。 ガレージのおじさん、車のエンジンをかけて動き出す。 一同、「???」 つぎはガレージのおじさんとお話。というよりジェスチャーゲーム。 まずは、症状について。 「うぅぅぅ〜んっていう感じで止まったのか。うぅぅぅ〜んか?」 「そうそう、うぅぅぅ〜んっていう感じ」 次は車の修理について。 「これから昼休憩なので2時半から車を見る。それまで待っていてくれ。外を出て右のほうに軽食屋がある。」 紙に1430と書いてくれる。 「4」の字が読めない。おじさん、時計を指差して教えてくれる。 「了解」 レッカー車のおじさんと手を振って別れ、レストランを探す。予定外のジェノヴァでランチだ。ここでもイタリア語。なんとかピザとパスタを注文。格安のメニューでまずまずの味。イタリア人とのコミュニケーションもできてよしとしよう。 食後は川原でさんぽしたりして時間をつぶす。 ところで、この先どうなるのだろう? 数日後に車をとりに来いとか言われるのかな... そうなるとレンタカーで旅をつづけることになるか。原因不明で、まあ大丈夫と言われるのが一番怖いか。 とにかく2時半にガレージに戻る。おじさんがこれから車を見るといって車を奥に走らせていく。なんで動いているの? 待合室でひたすら待つとおじさんが呼んでいる。行ってみるとエンジンの辺りから出ている黒い管を押さえながら、 「原因が分かった。これがペコンペコンでしょ、くちゃっとなったから車がうぅぅぅ〜ってなって止まってしまった。だからこれをこの新しいのに交換するよ。」 という雰囲気の説明をしてくれる。もうすっかりイタリアンコミュニケーションに慣れてしまった。 再び待っていると、うちの車が外に走っていく。試運転かな?待てど暮らせど帰ってこない。まさか、レッカー車で帰ってこないだろうな... と心配していると帰ってきた。 めでたしめでたし。 ということで料金を支払い、再び旅を。高速まで戻って、本来の最初の目的地ピサ(Pisa)を目指す。ジェノヴァを過ぎると道は平坦になり、順調に走る。 そして、ピサに到着。高速を降りると遠くにピサの斜塔(Campanile o Torre Pendente)が見える! 街中の道は混んでいる。なんとか斜塔のありそうな辺りにたどり着くが、進入禁止や一方通行で肝心の中のほうには入っていけない。 グルグル回ってにっちもさっちもいかなくなったので、車を停め、目の前のホテルに飛び込む。 「ピサの斜塔に行きたいのだけど」 「2ブロック進んで曲がったところにある。車では行けないのでその先の駐車場に停めて行ったらいい」 そのとおり歩いたけれど、ピサの斜塔は見えないよ〜。次は花屋で聞くと、 「そこをまっすぐ行って左に曲がったところ」 持っている地図を見せて現在位置を聞くと(実は現在位置が良く分かっていない)...かなり歩きそうだ。 メインストリートのようなところを30分ほど歩いて、ようやくピサの斜塔とドゥオモ(Duomo)の裏側が見えた。しかも、その辺り、駐車スペースがいっぱい空いている!といっても、自力でここまで運転できないに違いない。 ところで、肝心のピサの斜塔、傾いている。 うれしくなるくらい。 土台ごと傾いていて、最初から傾けるように作ったのでは?と疑いたくなるような出来栄え。
もちろん、子供たちをモデルに斜塔を支えている写真や斜塔を押している写真を撮る。デジカメなので画像を見せると子供たちも大喜び。 ぜひ覚えておいてくれ。社会の時間に出てくるから。 イタリアンジェラートで一息つき、フィレンツェ(Firenze)に向かって出発。そのまえにホテルに遅れていくことを連絡しておこう。 さて、すぐ近くの高速からくるりと回るか、途中まで一般道を行くか。一般道は狭そうだから高速を回ろう。高速の看板を目指してあちこちさまようと、高速のマークとフィレンツェの文字。進もう。が、高速への矢印はなくなった。そして道から中央線も消えてしまう。一般道ルートを走っているっぽい。 給油ついでに聞いてみると、一般道を進んでいるようで、あと10kmでフィレンツェに行く高速が走る街に着くようだ。では、このまま行こう。 高速に乗るとディナータイム。サービスエリアにはオートグリルというレストランが入っている。リゾットにパスタとイタリアンなディナー?を軽く済ませる。 そして、フィレンツェに突入。特に渋滞もなく市内に入る。今日のホテルは駅の近くだから、まず駅を目指す。 多分駅の近くの辺りをグルグル回っているようだ。どっちに行っても「駅あっち」ってどっちだ? 30分ほどさまよい、駅前に。それっぽいとおりを見つけたけど一方通行で入れない。さらにさまようこと30分。駅前からホテルに電話。 「ここから車で行くには、そこで曲がって、ここで曲がって...」 とても覚えられない。一方通行の道の上流を目指して脇の小道に突入。一方通行の細い道をさまようと、ホテルがある独立広場に! しかし、ホテルが見当たらないまま一方通行の出口へ... 再挑戦! 広場に車を停めて歩いて探す。そして、発見。ぜんぜん看板出ていないホテルだった。今日の宿は、☆☆☆ホテルアンドレア(Hotel Andrea)。アパートの3、4階を利用したホテルだ。中は普通のホテルで景色はよさそう。
駐車場は路上駐車か24ユーロのプライベートガレージか選ぶようだ。路上駐車を勧められるがガレージをお願いする。ガレージから人が車を取りに来てくれるようだ。 無事チェックインを済ませて就寝。 第3話 2日目 ボッティチェッリ、レオナルドダヴィンチ、ティツィアーノ! 早起きして一番に朝食。ホテルの部屋から外を見るとドゥオモ(Duomo)がうっすらと見える。霧が出ているようだ。 そして歩いてフィレンツェ観光に。途中、カウパレードの牛を発見。 ニューヨーク、プラハに続いてフィレンツェで3度目の対面。子供たちは牛の数を数えながら歩く。 ドゥオモの前に着くと、先端は霧でかすんでいる。ドゥオモの前を通り、最初の目的地のウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi) に向かう。古い建物がきちんと残されていて、高級店が並ぶ通りに溶け込んでいる。 フィレンツェの美術館は事前予約を受け付けているようで、出発前にウフィツィ美術館に予約の電話を入れたけど、もう受け付けてくれずに列に並べといわれていたところ。8時15分からのところ8時30分に到着。 通常の入り口には既に人が並んでいる。急いでその後ろに。予約済の人は別の入り口から入れるようだ。待っている間に後ろに人がどんどん並んでいく。そしてようやくこの列が動く。わが家のちょっと後ろまで中に入れてくれた。 しかし、入場券を買って進もうとすると目の前でロープが引かれる。あと3歩だったのに。予約の人がどんどん入っていく。しばし悔しがる。 そしてようやくロープが外され、入り口に向かって歩くと、その直前でまたまたロープが...ディズニーランドならこうやって一部屋進むごとにテレビ画面から冒険の説明をしてくれるんだけど、ここではただ待つだけ。 そしてついに最後のロープが外される。みんななだれのようにゲートに押し寄せ、子連れの我が家は取り残されそうになる。ようやく入場。そして階段を登って美術館内部へ。 ボッティチェッリの「春」、「ヴィーナスの誕生」、レオナルドダヴィンチの「受胎告知」、ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」...といった超有名どころを見る。
それからヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)を目指す。この橋の上、両脇には金銀財宝を売る店が並んでいる。対岸にあるピッティ広場(Piazza de'Pitti)まで行き、ドゥオモまで戻る。
今日は午後からしかドゥオモには入れないようで、近くのレストランでランチ。なかなかおいしかった。そしてホテルに向かって歩く。途中ホテルに電話して、車を回してもらう。そして、預けていた荷物を積み込んで出発。 次の目的地はサンマリノ共和国(San Marino)。ボローニャを回って高速でいくことに。ボローニャまでは山の中のくねくね道。そしてボローニャで渋滞。そしてボローニャからリミニ(Rimini)までは快調。よく見ると所々、緊急避難所に車が止まっている。今まで気にしていなかったけど、今ではその人達の気持ちが分かる。同士だもんね。 と思っていたら目の前の車が突然減速していく。ここにも同士が! 閑話休題。 今日の空はうっすらとかすんでいる。リミニから一般道をサンマリノまで走る。途中から坂を上っていく。だんだんうすい霧の中に入っていく。 知らない間にサンマリノに入国。そのまま坂を上っていくと途中ロープウェイ駅を通過。この上がサンマリノだ。更にくねくねと坂を登っていき、途中駐車場がいくつも現れる。ホテルを探しながら登り続けると、城壁のすぐ内側に☆☆☆☆ホテル セザール(Hotel Cesare)を発見。 その脇の第6駐車場に車を停め、ホテルに行く。ホテル宿泊客は4ユーロで駐車券がもらえるそうだ。 チェックインして部屋から外を見ると、第2の砦(Montale(II torre))が見える。窓からの景色がまるで額にかかった写真のよう。麓のほうが霧の中で見えないのは少し残念。
荷物を置いてまず向かったのは第1の砦(La Rocca(I torre))。ホテルから坂を上っていったところにある。入場時間は過ぎているようだがまだ入れるみたい。 チケット売り場のおじさん、息子に「サンマリノグッバイ」と言う。入り口でチケットを買って入場。そして再び「サンマリノグッバイ」 サンマリノの挨拶??? 大パノラマなんだけど、ふもとがかすんでいるのが残念。でも十分きれいな景色。砦に上ってあちこちの写真を写す。そして自由広場(Piazza della Liberta)まで下りると夕日がちょうど沈むところだった。夕日が青空から地平線ではなく、霧の中に沈んでいく。 途中の酒屋でサンマリノワインを買う。サンマリノでワインを作っているようだ。さあ、夕食。レストランはまだ始まっていないようなので、ホテルに戻り風呂に入ってからホテルのレストランへ。 サンマリノワインは買ったのでトスカーナワインを頼み、子供たちはスパゲッティ、大人は肉料理やシーフードを。味はまあまあかな。雰囲気は良かった。 部屋に戻ってすぐに就寝。ホテルで食べると後が楽チン。 朝食は7時半から。ゆっくり起きて8時15分に朝食を食べに下りる。まだ誰も来ていないようだ。 一番乗りだ。パンを取ろうとしていると、 「すいません、まだ準備ができていないのですが」 ??? 「あと数分待っていただけませんか? 今7時15分です。」 ... またやってしまった。 そう、サマータイム終了。1時間余分に寝ていられる日だった。とりあえず食べ始めても良いとのことだったので、食べる。 そして、第2の砦(La Cesta(II torre))を目指す。ゆっくりのつもりが、早すぎだったので第2の砦はまだ閉まっていた。仕方がないから、砦の裏に回ったり、砦の階段で遊んだりしてしばらく待つ。 9時前に数人の人が登ってきた。この人たちが砦を開けるようだ。9時の鐘の音がなると中に入れてくれた。砦1箇所券、2箇所券、団体券とチケットの種類があるようだ。もう第1の砦には入ったので1箇所券を買って入場。 ここから見ると第1の砦が絶壁にそびえ立っているのが分かる。よく崩れないものだ。まだ他の客がほとんどいないので貸しきり状態。景色を眺めたり記念撮影をしたり、そして、写生をしたり。
せっかくサンマリノに来たのだから絵葉書を出そう。ということで、葉書を売っている売店で切手を買おうとするがタバッキでしか売っていないようだ。タバッキは10時まで開かないらしい。もう少しで10時なので街を散歩。そして、切手と葉書買ってポストに投函。 広場でちょっと遊んでホテルに戻る。 チェックアウト。 ホテルにF1のイベントのポスターがあり、今日の11時から始まると書いてある。聞いてみると、「ちょうど11時からその写真にある広場でイベントがある」と教えてくれるが、イマイチ何があるのか良く分からない。 まあ、諦めて出発しよう。 荷物をつめて出発。坂を下っていると突然ロータリーが閉鎖されていて車が2台止まっている。 そしてお兄さんが何か説明しながら坂を上ってくる。どうしたのか聞くと12時まで閉鎖とだけ教えてくれる。引き返していく人や車を残して歩いていく人や。例のF1のイベント? 昨日までならもう12時だから、そろそろランチタイムにするか。ロータリーにピザ屋があるようなので、ピザでランチ。まだF1カーは来ない。 食べ終わって車の近くに戻ると ドッドッドッドッドッドッドッ...グギャー!ゴギャー!ドギャー! と轟音が。
急いでカメラやビデオを構える。 F1カーが走ってきた。轟音をとどろかせながらロータリーを回っていった。大迫力。息子は耳をふさいで父にしがみつく。 しばらく待っても何もないから、もう終わりかさっきのお兄さんに聞くが、12時まで閉まっているというだけで言葉が通じない。 すると又々やってきた!!! ドリフトしながら駆け抜けていく。息子もようやく慣れてきて最前列に。また来ました! 今度は1台目がスピンして停止。2代目が走り抜けた後で再出発。すると人々が車に戻っていく。うちも負けずに車にダッシュ。全員乗ったら丁度すぐに出発。いいところでF1カーを見られた。 次の目的地は、スロベニアのピラン(Piran)。ボローニャまでは昨日来た道。そしてヴェネチア(Venezia)方面に曲がり、ヴェネチアを抜けるとトリエステ(Trieste)方面へ。トリエステを抜けた辺りで高速終了。一般道に下りる。 が、細い道をあっちやこっちにまがらさせられる。途中工事中だったりと複雑な道でスロベニアへの矢印だけが頼り。ピランは有名ではないのか一度も案内が出ない。代わりにコペール(Koper)への矢印が時々出てくる。 そしてスロベニアへの国境。ここはパスポートコントロールがある。が、イタリア出国、スロベニア入国ともにパスポートの表紙だけ見てOK。EU内だけあってあっさりしている。 国境を越えると両替所がある店を発見。が、閉まっている。 ということで現在、無一文。道はアドリア海の脇に出る。このまま海辺の道を進むのだろうか。しかし、道は途中から山の中に入っていく。一度もピランの矢印が出ないので、ちょっと不安になる。 するとホテルピラン(Hoteli Piran) の案内看板発見。どうも合っているようだ。もう少し進もう。すると突然ピラン右の看板。 右折。そして山を下っていくと海辺に。ピランの中へはゲートがある。そしてその脇に駐車場が。他の車の動向を観察すると、チケットをとって市内に入っていく車がいる。後について中に入ろう。 ホテルの前まで行くが駐車場はないようだ。とりあえず荷物を降ろしてホテルの人に聞いてみると、ゲートの外の駐車場に車を停め、15分毎に出る無料のシャトルバスで街の中心にあるタルティーニ広場に行くしかないようだ。 キャッシュコーナーでとりあえず現金を入手しよう。 と思ったけど、スロベニアの通貨って何? 1ユーロいくら? ホテルに戻るとカウンターは人だかり。カウンター脇にホテルの料金表発見。この一番安い料金の8掛けくらい下ろしておこう。 と、9000なんとかを持って車をゲートの外に向かう。このゲートの中の滞在は高額のようだ。お金をおろしていてよかった...と思ったらここは1時間以内無料のようで、そのまま外の駐車場に。 そして、バスには乗らずに歩いてホテルに戻る。チェックインして夕食を食べに出よう。レストランの料金表を見ると9000ピラン(とりあえず、家族内で通貨単位をピランに命名。正しくはトラールのようで、1ユーロ≒240トラール)あれば、かろうじて4人食べられそう。 とりあえず岬の先端まで行き、戻りながらレストランに入る。パスタ1皿1000〜1500ピラン(正式名称:トラール)。しっかり計算してから、パスタ4皿にカツレツ、スロベニアのビール(多分)と水を頼む。結構おいしい。今回の旅のナンバーワンだ。 合計7000ピラン(トラール)。足りた。 そして、ホテルに戻って就寝。 展望食堂で外を見ながら朝食。外にはカモメがとまっている。 食後は、市内を散策。まずは、タルティーニ広場に。途中小さな市場が出ている。 タルティーニ広場から坂を登っていくと時計台についた。魔女の宅急便ほど大きな町ではないけど時計台がある町。 そういえば、魔女の宅急便は隣の国、クロアチアにモデルとなった町があるらしい。
時計台の次はさらに丘を登って城壁へ。ここから町が展望できる。残念ながら曇り空だ。青空なら、青い空に青い海、そして茶色い屋根に白い壁のきれいな風景が楽しめただろう。しばし景色を楽しんだ後、再びタルティーニ広場に戻る。そして、スロベニアって珍しいだろうから、軍資金を補給してから、カードを買ってポストに投函する。
チェックアウトしてタルティーニ広場で記念撮影。その間に駐車場行きシャトルバスが出発。駐車場まで歩いていこう。大荷物を持って出発。途中時々休憩しながら町の風景を楽しむ。のんびり歩いていくのも良いかもしれない。 さて、駐車場で利用料金を払い、今度はクロアチアにむけて出発。どんどん行こう、この旅の4カ国目を目指して。 隣町のプエルトローチェ(Portorose)は高級リゾートのようで、高そうなホテルが並んでいる。更に南に進みクロアチアを目指す。結構山の中を走り、国境に到着。 スロベニアの出国はノーチェック。クロアチア入国もパスポートを見せたら日本語で「こんにちは」と言われた。恐るべし日本語。 こんな田舎の国境を越える日本人がそんなにいるのだろうか。本当はプーラ(Pula)という町を目指したかったのだけど、ちょっと遠いので、近くの海辺の町を目指そう。 地図を見るとSavudrijaという町があるのでそっちを目指すことに。走っているとウマグ(Umag)という町を宣伝する看板をたくさん見かける。これは、ウマグに目的地を変更した方が良さそうだ。 何にもない田舎道をのんびり走る。車は少なく快調に走る。そして、ウマグに到着。道路脇の駐車スペースは全て満車。そしてたくさんの車が駐車スペースを探しているようだ。とりあえず町中をグルグル回ってみる。が、駐車スペースなし。 駐車場があるようなので入ってみる。ゲートの前にいた車がバックして出ていく。中には空きスペースがあるけど真っ暗。休みなのだろうか...仕方がないから戻ろうか。 でも、せっかくだからカードくらい買っておく?と、車を脇に止め、母が代表してユーロとピラン(トラール)を持って売店に行ってみる。 が、見事玉砕。 郵便局でクロアチアの通貨に替えるように言われる。 ちょうど駐車スペースが空いたので、みんなで郵便局へ。両替をお願いすると...停電で両替できないそうだ。そして、いつ停電が終わるかも分からないらしい。 そういえば薄暗い。駐車場も停電だったのか。周りの店も電気が消えていて、キャッシュディスペンサーも停止中だ。 念のため日本に送る切手の代金を聞くと5クーナだと教えてくれる。切手代だけでなくクロアチアの通貨単位まで知ることができた。ラッキー。といってもそのクーナを手に入れることができるかどうかもあやしいのだが。仕方がないから、無一文で海まで散歩に行くことにする。途中市場を覗いたりする。別の銀行で両替を聞いてみるが、こちらも停電で両替できないそうだ。
海辺に出て見るが特に見るものがない。もっと先端まで行かないと行けないかもしれないけれど、まあ、もういいやっていう気分。歩いて車に戻ろう。 歩いているとショッピングセンターの電気がつく。もしや!と郵便局に入ると活動している。とりあえず手元にある1000ピラン(トラール)札を出すと30クーナ弱くれた。何か寂しい。 それで、葉書や切手を買うと残りは9クーナほどになった。これでクロアチアはおしまい。車に戻って国境を目指す。来た道は戻らずコペール方面へ。 そして国境。クロアチア出国はあっさり。そして、スロベニア入国。申告するものを聞かれ、パスポートにスタンプが押された。 そういえば、今回の旅で初めてのスタンプだ。スロベニアもEUになったとはいえ、シェンゲン協定国ではなかったと思ったのだけど、あっさりしたものだったなぁ。まあ、楽に出入国できるに越したことはない。 さて、コペールに戻るとそこから高速道路。トリエステの外をぐるりとスロベニアの高速道路が走っている。行きはゴチャゴチャと走らされたので、帰りは高速道路を行こう。きれいな高速道路が整備されている。しばらく走るとゲートがありチケットを取らされる。 ちなみに350ピラン(トラール)しか持っていない。 まあ、なるようになるか。途中で首都のリュブリャナ(Ljubljana)とトリエステに道が分かれ、トリエステ方面にしばらく走る。するとイタリアとの国境の手前で料金所。 料金は420ピラン(トラール)。 ありません。 ユーロで払えるか聞くとOKだそうだ。 ユーロの料金が表示される。 1.90ユーロ。 ってことは、2ユーロ分も持っていなかったってことだ!ははは。 さて、お金が無くてランチできなかったが、イタリアに来ればもう大丈夫。 早速サービスエリアに入り、ランチ。フランスだとこの時間レストランは閉まっているのだけど、イタリアは開いているようだ。助かる。またまたパスタ。子供達も大喜び。パスタ好きで助かる。 腹ごしらえも済んだので、出発。ヴェネチアを通過してミラノ方面へ。この辺りから車が多くなる。ヴェネチアの旅のときもここは車が多くて大変だった。まあ、のんびり行こう。 夕方になって今日の宿泊地ヴェローナ(Verona)に到着。今日の宿は、☆☆☆ホテルイタリア。旧市街のちょっと外にあり、かなりお値頃だった。チェックインしてみると、トリプルルームを頼んでいたのだけど、2部屋ひっついた部屋をくれた。 荷物を置いて、徒歩で街の中心を目指す。ロミオとジュリエットの舞台となった街なので、まず、ジュリエットの家(Casa di Giulietta)に向かおう。 サマータイムが終わったので夜が早い。まだ夕方だと思ったけど、すっかり暗くなってきた。薄暗い闇土色の建物がライトに照らされている。歩いているとエルベ広場(Piazza delle Erbe)に出る。薄暗い空にランベルティの塔(Torre dei Lamberti)という時計塔が浮かんでいる。そしてたくさんの土産物屋の屋台が並ぶ。たくさんの観光客。中にはハロウィーンの仮装をした子供達も歩いている。どこかでハロウィーンのイベントでもあるのだろうか。
そのまま歩いてジュリエットの家に到着。例のバルコニーに女の人が立っている。モデル?と思ったらただの観光客だった。次から次へと入れ替わる。我が家も入場券を払ってジュリエットの家にはいる。まずバルコニーから顔を出してみる。
下からフラッシュが何度も焚かれる。 ジュリエット家一同の写真を撮っているのかな?ジュリエットの家の中には衣装がいくつか展示されているだけでなので、我が家は足早に済ませた。そして、外に出る。子供達がジュリエットの像と記念撮影したいというので、写してやる。何だかみんなジュリエットの右胸に手を掛けて写真を撮っているので、何か御利益でもあるのだろう。 プラハのカレル橋、ベルギーのグランプラス、ディジョンのノートルダム教会と同じような儀式があったなぁ。触られる側の像はいい迷惑だろう。 次に向かったのは円形劇場(Arena)。夏の間はオペラが上演されたりと今でも使われているらしい。ライトアップされていて眩しいくらいだ。目の前で記念撮影を済ませ、ディナータイム。 いくつかこの辺りにもレストランがあるが、食後に長い距離歩きたくないので、もっとホテルの近くで食べよう。ということでレストランを探しながら戻る。エルベ広場まで戻ってしまい、旧市街の出口はすぐそこ。ちょっと回り道をしようとサンタナスタシア教会の辺りまで行ってみるが、まだ開いていないレストランが少しあるだけの寂しいエリアだ。仕方がないので、ホテルに向かって歩き出す。緊急事態に備えて閉まりかけたパン屋でピザとデザートを買う。そしてスーパーでお総菜を。これで部屋に帰ってディナーとしよう。と思ったそのとき、ホテルのすぐ近くにピザ屋が。 「あーあ、ここにすれば良かったかな。」 「ここにしようよ。」 「いろいろ買い込んだのは?」 「食べれる食べれる。」 ということで、店に入る。店内は行列。目の前から選んでそれを焼いてもらう仕組みのようだ。順番が来たので、美味しそうなのを4つほど選んで焼いてもらう。ジッと待てない子供達を母がホテルに連れて帰り、父ができあがりを待つことに。料金を払っておいて、出来上がったらそれを受け取る仕組みらしい。 しばらく待つとうちが頼んだ4切れが出てきた。それをもらおうと声をかけると、その前に注文していたおじさんが、うちのだと言って持っていった。我ながら良い選択だったのかなと更に待っていると、3切れ載せたプレートを出して、 「これか?」と聞いてくる。 「違う。」 だれも手を挙げない。 おじさんが若い兄ちゃんに「誰の注文か」と聞くと、その兄ちゃんこっちを指さしている。 おじさんまたここに来るが、「違うものは違う。」ということで、容疑者はさっき目の前で取っていったおじさん。店内で食べている。若い兄ちゃんはおじさんの所に行って、うちのを取り返してきた。 そして、「数分待ってくれ。」だそうだ。 おいおい、しっかりしろよ。 ピザ食べたいし、素直に待つ。ずーっと待ってようやく出てきました。 どれも一まわりでっかくなって。お詫びのつもりなのかな。まあ、許してやろう。 部屋に戻ってみんなで食べる。熱々のピザは大人気で子供達もどんどん食べていく。が、どれも大きすぎ! 食べきれない。パン屋のピザやスーパーのお総菜も広げ、あと大人数人来ても足りそうな雰囲気。みんな頑張ったけど、食べきれなかった。 お腹を壊すわけにもいかないので、あきらめよう。 就寝。 ホテルで朝食。ヴェローナはもういいかということになったので、チェックアウトして出発。途中ミラノ(Milano)によって帰る予定。高速は昨日より空いている。今日は祭日だ。 イタリアの高速は、トラックが少ない休みの日のほうが走りやすい。みんな休日は休みなんだね。途中から雨が降ってきたので最高速度が130kmから110kmに変わる。それでも日本の高速より早いのだけど。みんなフォグランプを前後につけたりしていい子で走っている。北イタリアはマナーがいいのかな。 とミラノに到着。高速を降り、中心部を目指す。そして中心部らしき辺りで行ったり来たり。地図にある道路で場所が判明するまでの勝負だ。としばらくして現在地確認。後は、地図を頼りにドゥオモを目指す。受胎告知は予約が取れなかったので、ドゥオモをちょっと見るだけにする予定なのだ。 近くの駐車場に車を止め、歩いてドゥオモに。幸い雨は止んだが、曇り空だ。ドゥオモの後ろが見えてくる。後ろから見ただけでも大迫力。晴天だったらもっといいのだろう。そして、そのまま正面まで歩いていくと... 工事中。
工事が必要なのは分かるけど、がっかり。ドゥオモ前の広場に面したガレリア・ヴィットリオ・エマヌエレ2世という商店街?に入ってみる。 そして、そこにあったレストランでランチ。注文してしばらくすると2皿目(メインディッシュ?)が目の前に...そして1皿目(前菜?今回はリゾット)が出てきた。てっきり1皿目を食べてから2皿目を食べるから順番が付いているかと思ったらそうではないみたいだ。まあ、日本人としてはその方がありがたい。イタリア流なのだろうか。 と思っていたところメインディッシュに頼んだイカとエビのフライが塩辛すぎ!最初の何口かは食べられたけど、だんだんげんなりしてくる。とそこに隣のテーブルで接客していたウエイターがやってきて...「エクスキューズミー」の声とともにうちのワインのボトルを取って隣に説明し始めた。観光地の安レストラン(安くはなかったが)だからワインを注いでくれとは言わないが、勝手に持っていくな! かなりげんなりしたのでとっとと食べて会計を頼む。レストランチャージ(なんだこれは)までしっかり取られ、今回の旅で一番高い食事になった。 もうミラノは充分。駐車場に戻り出発。ミラノの環状高速道路からトリノ方面行きの高速へ上手くのれず一般道に一回降ろされたり、トリノでフレジュストンネル方面に上手く曲がれなくてUターンしたりしたけど、無事国境まで到着。 行きで買った往復のチケットが見つからず、汗々...しながらレシートを出してみたが、「黄色いチケットは?」とあっさり言われてしまう。結局すぐに見つかって無事トンネルへ。 フランスにはいると晴天だった。そして、無事家に帰ったとさ。めでたし、めでたし。 |
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