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南仏プロバンスの2日間 冬と言えばミストラルでしょ 目次 早朝、雪の中を出発。気温3℃。だんだん大雪になり、途中から、高速道路の一番内側が真っ白に。しかし、空がだんだん明るくなるにつれ、空もだんだん青空になり、プロバンスらしくなる。そして、9時過ぎに最初の目的地、オランジュ(Orange、世界遺産)に到着。 少し迷っただけで、古代劇場(Theatre Antique)に到着。近くに駐車して劇場へ。数分歩いただけで体中が凍り付く。入場料は大人7.5ユーロと結構高い。紀元前1世紀に立てられたそうで、この次に行く凱旋門とともに世界遺産。息子を抱えて観客席の上に登り、そして舞台まで降りる。結構大きく、迫力がある。とても紀元前のものとは思えないくらいしっかりした作りで、きれいに残っている。この寒いのに結構観光客がいるのは驚きだ。南仏といえば夏のバカンスのイメージしかなかったけど。
ここで、娘は、1日1個だけ買ってもらえるという記念品として、プロバンスプリントの財布を買う。続いて凱旋門(Arc de Triomphe)に行き、集合写真。
そして、アヴィニョン(Avignon)に向けて出発。 30分ほどで、城壁に囲まれたアヴィニョン(世界遺産)に到着。城壁内は、一方通行の道ばかりで、さまよう。2度ほど城壁外に出るもなんとか、駐車場に到着。早速、ローヌ側に架かる?(途中から洪水で崩れて反対側にたどり着いてなくても架かるっていうのかな?)サン・ベネゼ橋(Pont St-Benezet)に行く。この橋に上るには、子供は必ず親と手をつながないといけないそうだ。息子は自由に動き回れないのが大嫌いで、手をつなごうものなら、無理矢理その手をふりほどく。しかたがないので、コートのフードをつかんだり、だっこしたりしてごまかす。どっちも相当いやがっていたけど。
でも、お約束の「アヴィニョンの橋で〜♪」は、成功!輪になって踊るというよりは、手をつないで跳ねるっていう感じだけど。 しかし、季節風、ミストラルが吹き荒れているのか、風も強くて、かなり冷える。とはいえ、せっかくなので、そのまま城壁をつたって歩き、さらに丘に登り、丘を下り、昔ローマ法王がいた法王宮殿(Palais des Papes)まで行く。 昼時だが、レストランを探して歩く元気は残っていないので、今度の目的地、ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)の途中で「M」を探すことにして、出発。予定の道をそれるが、地図を見ると途中で合流するようなので、そのまま走り続ける。 車内は「まんま、まんま」の大合唱。田舎道になり、もう食事にありつけないかと思っていたら、目の前に「M」の看板を発見。が、入り口がわからず、どこへ行くやら。ぐるっと丘を回って何とかたどり着く。このたび初マック。 ドライブ再開。ポン・デュ・ガール(世界遺産)の案内表示を見つけるが、左岸と右岸のそれぞれが別の方向になっている。橋が美しく見えるという展望台がある右岸に向かうことにする。駐車場5ユーロ。反転、左岸に向かう。こちらも5ユーロ。再度右岸へ。駐車場に車を止めて、橋へ向かう。 全長275m、高さ49mの3段アーチの水道橋。現代でも作るのが大変そうなくらい大きいものが2000年も前に建てられ、しかも、今でもその形が残っている。橋の一番下の段を左岸に向かって歩く。
みんな丘の上に登るので、取りあえずついていく。階段に続いて砂利道が続く、頂上についても何もない。他の人もよくわからないようでふらふら歩いていて、バラバラの方向に進んでいる。あきらめようと思ったが、ここがどこだかもよくわからないし、林の中に獣道があちこちに走っているし、さあどうしよう。無事どこかにつくのだろうか、無事車に戻れるのだろうか... とにかく迷っていると、突然目の前に橋が現れる。ちょうど橋と同じくらいの高さで、こちらからも迫力十分。日本人に声をかけられ、集合写真を撮ってもらう。 娘が「のどが渇いた」の大独唱を始めたので、丘を下り、駐車場へ。今日の宿、アルル(Arles)に向けて出発。 順調にアルル(世界遺産)に到着。とりあえず、ゴッホが描いた跳ね橋に向かう。場所がよくわからなかったが、近くまで行くと、「ゴッホの橋」(Pont Van Gogh)の標識があり、無事到着する。橋の近くに、ゴッホの絵のレプリカが立っている。アルルは、ゴッホの絵のモデルの地にレプリカを建てているそうだ。
絵と見比べるのはグッドアイデア。ミーハーだけど、ありがたみが増す。そしてホテルに向かう。 ここは、今までで一番の難関で、車の幅ぎりぎりの狭い道に一方通行の嵐。ホテルの案内表示に向かっても、一方通行で全く逆に行かされる。さんざんさまよい続けて、ようやく今日のホテル、Amphitheatreに到着。2つ星だが、17世紀に建てられた建物で、きれいな4人部屋。なかなかよかった。 しかし、ホテルの駐車場は、大通りの公共駐車場とのことで、翌日車でホテルに戻れるか、かなり心配。今更どうしようもないので、大きな荷物をおいてみんなで駐車場に行く。ホテルまで歩きながらソレイヤード(Souleiado)というプロバンスプリントの布地を売る店に立ち寄り、明るい柄の布を買った。 そしてホテルに戻る。まだ5時。今日はガイドブックおすすめの7時30分開店のプロバンス料理店、レスカラドー(l'escaladou)に行く予定。子供たちはまたまた空腹の大合唱。テレビアニメを見たりしてなんとか時間をつぶし、レストランへ。 レストランに着くと、開店時間は6時30分って書いてあって、既に何組か食べている。なんでじゃー。待たずに座れたので許してやることにして、大人は、前菜にブイヤベース、メインに肉と魚を頼み、子供はオムレツを2人で1つ頼む。息子は腹が減って、大騒ぎ、パンを渡すとむしゃむしゃ食べる。オムレツが届いても、なぜか「いやいや」攻撃。最近この攻撃がかなり激しい。大好きなオムレツもポテトも一口も食べず、パンや秘密兵器お菓子を食べ続ける。 ブイヤベースは、パンに生ニンニクをすりつけ、謎のペーストとチーズを乗せ、スープをしみこませて食べる。おいしくてたくさん食べ、2人ともメインを前に満腹になり、半分以上残す。メインも残し、デザートも残してしまった。いすにかけていたご自慢の高級コートに、知らない間に汁をかけられ、母怒る、怒る(かなり)。息子不機嫌が続き、いそいで帰って、とっとと寝た。 レストランでのディナーは、8時就寝の我が家の子供たちには超夜更かしになってしまう。 快晴。朝起きて、朝マックに行く。娘は、今日の記念品として、マックの近くにあったガチャガチャのキティーちゃんのキーホルダーを選択(こんなどこでも帰るものじゃなくて、もっていいものがあると思うんだけど、これがいいんだって。結局、家についても、本人は1日目の財布とともに最良の選択だったと喜んでいたから、いいんだけど)。 つづいて、マルシェで名物のマルセイユ石鹸を買い込む。オリーブなどの天然成分のみから作られているそうで、1度使うとやめられないらしい。駐車場に行き、車をとってホテルに戻る...が、マルシェのせいで、通行止めになっていて、ホテルでもらった地図のとおり進めない。 ということで、昨日に引き続き、アルルの街をさまよう。ようやくホテルの前に着くが、娘が寒くて車から降りたくないと言うので、父代表して、荷物を全部持ってチェックアウト。車で、円形闘技場(Arenes)と古代劇場(Theatre Antique)を周り、外から写真だけ撮る。娘も暖まってきたようで、せっかく泊まったのにアルルのどこも見ないのも何だから、ゴッホが療養生活を送った病院(Espace Van Gogh)を見学に行く。
直前の道はまたまた通行止めで回り道をしようとするが、どうやってもたどり着けない。あきらめてちょっと離れた駐車場に行くがそこも進入禁止で入れず、道の脇の駐車場も満車。夜止めた駐車場に戻ろうと左折レーンで待っていると、警察にこっちこいされる。何にも悪いことしてないのに。さっきから同じところを回っているから怪しまれたのかな。免許証と車の登録証を見せろと言われる(想像だけど、受け取ってくれたからあっているのだろう)。そして、更にいろいろよくわからないことを言われる(完全に不明。)。父、何を言われたかよくわからないのに、片言のフランス語で頑張って会話する。何度もやりとりをし、なんじゃーかんじゃーよくわからないことを言われた後、最後には、解放される。父頑張った!!駐車場への道は大渋滞で、再びさっきの交差点に戻るのはイヤだったので、次の街へ向かうことにする。結局1時間もさまよっていた。 次は、作家ドーテの「風車小屋だより」の舞台になった風車小屋があるフォンヴィエイユ(Fontvieille)に行く。寒風吹き荒れる丘の上に登ると、普段はいやがって絶対に帽子をかぶらない息子なのに、今回は、とっとと帽子をかぶった。それだけ、寒かったということだろう。
丘の上は開けていて、その真ん中に風車小屋がぽつんと建っている。すごく印象的だったけど、あまりの寒さに、余りよく見なかった気がする。風車小屋の絵を買ったので、帰ってよく見ることにした。この村は風車小屋だけ見て、次へ出発。 続いて到着したのは、レボードプロバンス(Les Baux de Provence)という山の上の城塞の村。敵の攻撃に備えて、山のてっぺんに村がある。まだ、体が温まっていないので、車内から写真だけ撮って、はい次へ。 次の目的地に向かっていると、突然、凱旋門が左手に見え、急遽停車。なんと、ガイドブックにも載っている街で、ゴッホの絵の世界がそこら中にあるというサンレミ(St-Remy de Provence)という村だった。 せっかくなので、凱旋門の写真だけ撮る。予定外の街を見られてちょっと幸せ。
これから先は、ベストセラー「南仏プロバンスの12ヶ月」で世界中に有名になったリュベロン(Luberon)地方。その前に腹ごしらえのため、お決まりのマクドナルド。中華料理のレストランとかがあればいいんだけど、なんにもないんだよね〜、山の中は。 父子が席を取り、その間に母が注文。13.30ユーロのお買いあげで、23.30ユーロを渡すと、お釣りを9.80ユーロくれる。???になりつつも母フランス語で、誤りを指摘する。 しかし、店員は「お釣りはあっている」と一言言って次の人の相手をしようとする。それをつかまえ、鉛筆を出して、計算して見せたが、相手にされず、母怒る、怒る、怒る(おさまらない)。あまりの怒りに、買ったばかりのジュースをぶちまける!店員がぶちまけられたジュースを掃除する(店員にかけた訳じゃなくて、不慮の事故でジュースのコップを倒してしまっただけだよ。)。母、お釣りが足りないショックに加え、ジュースを失った悲しみから、もう、マクドナルドで外食はしないと娘に言い聞かせる。娘は、「今度はお父さんに買いに行ってもらおうね」と、母を慰める。 食後のドライブは、しばし、「フランス人と計算」についての哲学談義。 食後、最初に訪れたのは、この地方でもっとも有名なゴルド(Gordes)。ここも、山の上にある村で、山の上の古城を中心に、家屋が階段状に広がっている。山全体が、石造りの建物で覆われていて、「天空の城ラピュタ」の天空城を思わせる。母、御機嫌になる。
ここが、今日最初に家族で降り立った村。山の中の小道をちょっと降りると、まさに、中世の街そのものだった。さらに山の奥に、片側は崖の車がすれ違えない道をドライブすると、セナンク修道院(Abbaye de Senanque)。1148年といわれる創建時に建てられた建物がほぼそのまま残っているそうで、初夏には、ラベンダーの花に囲まれるらしい。
最後の村は、ルシヨン(Roussillon)。赤土の山の上にある村で、建物もすべて赤色。近くには、土の採掘場跡の真っ赤な谷があり、とにかく真っ赤。子供はさっきから就寝中で、両親交代で見学。
この村を楽しみにしていた娘は、最後に起きて、「あーホントだ、真っ赤だー。」と感動。 ほかにも、いくつか行く予定だったが、夕方になってきたので、家路に。今度は、いい季節にいくことになるでしょう。 |
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