音楽夜話

「ある音楽」

ある音楽に出会った。
それは初めてのはずなのに何故か懐かしかった。
あたかも、自分の中から生まれた音楽のような気がしたほどだった。

いつの間にか音楽に入り込んでいる自分がいた。
打ち出されるリズムに身体が自然に踊りだし、感情が宙に舞う・・・。
魂が肉体を離れ、浮遊し、落下する。
その繰り返し・・・何という快感!!

ある音楽に出会った。
それは遥か昔・・・そして今ふたたび。



(音楽との)出会いのきっかけは、きっと重要ではないでしょう。肝心なことは「出会ってしまった事実」ですね。
私は「ひと聴き惚れ」を大切にしています。(ファースト・インスピレーション!)



「音楽って・・・?」

音楽は私にとって、かなり重要なものです。それと同時に、言葉では表現しきれないものであるとも痛感しています。(その音楽を作り出した人自身にでさえ…。)
私は音楽に関しての専門的な知識もありません。ただ、音楽が大好きなだけの人間です。偉そうなことは何ひとつ書けません。でも音楽に対してのスタンスは「十人十色」、私なりに思ったことを書けたら…と思いました。

インターネットを始めて多くのかたとお知り合いになり、音楽に関しても色々教えていただきました。お粗末ながら、サイトまで立ち上げてしまいました。少なからず私がお薦めした音楽を気に入ってくださった方もいらっしゃいます。そのことにひとすじの光を見出して、拙い文章を書き記す原動力(ちょっと大げさですね。)にしたいと思います。


さて、どういう展開になるか?・・・自分でもわかりませんが。


「ロックとの出会い〜ポール・マッカートニー、そしてビートルズ」
人生山あり谷あり…といいますが、ポールを知る前の私は「どん底」でした。いえ、少なくとも当時の私は、そう思い込んで落ち込んでいました。ま、悩み多き年頃(笑)だったわけです。そしてある日、ポールに夢中になりました。『バンド・オン・ザ・ラン』は私が初めて買ったロック・アルバムです。そしてポールのルーツであるビートルズに興味を持つようになりました。衝撃的でした。まるで金脈を掘り当てたような。。。好きな音楽を聴いて感動できる自分は、なんと幸せだろうと思いました。

だから、私にとってのポールは特別な人です。あのとき彼の音楽を聴くことがなければ、今の自分は存在していないから。


「マイク・オールドフィールドを初めて聴いた日のこと

アルバム『オマドーン』を初めて聴いたときのことは、現在でもはっきり思い出せます。鳥肌が立ちました。ビートルズのときとはまったく違う衝撃でした。歌、詞、演奏ではなく、ただ音楽そのものに感動したのです。「ツボ」といったら安易な表現かもしれません。初めて聴く音楽であるにも関わらず、その先の展開が読めてしまうような印象すらありました。それから20数年の歳月が流れても、彼の作り出す音楽は素晴らしい!!

そして、マイクを聴いたときと同じ感動をふたたび味わうことができました!

「音楽家・伊福部昭との遭遇!」

もちろん、実際にお会いしたわけではありません。ネットでお知り合いになった人に薦められたのがきっかけです。(それまでは、お名前すら存じあげませんでした。)そして初めて聴いたときの衝撃は、マイクのそれとまったく同じものだったのです。こうして言葉にすると、なんだか陳腐になってしまいますが・・・本当に自分の文章力の無さがうらめしいです。

そんなこんなで?伊福部氏について書いていこうと思いましたが、挫折するかもしれません(汗)。
*伊福部氏については全然ビギナーですし、各作品についての背景もあまり理解してません。(私はライナーノーツというものにあまり重点を置かない人間なので委細を知ったとしても、音楽から受ける「質量」は大して変わらない気がします。)ミーハー感覚で書いていきますので、無礼な表現がありましたらお許しくださいませね。



「日本狂詩曲」
・「夜曲」
初めて聴いたとき、いかにも日本的なメロディであると感じました。
で、いきなり話は横道にそれますが、日本的とはどういうことなのかと考えてみたりします。そういうものを感じるのは特に意識することなく日本語を話せるようになったのと同じで、ごく自然に自分の中に染みていったものか。それとも、それ以前の血とか遺伝子レベルのものなのか。おそらく両方が複雑に絡み合っているのだ、と思います。

どういうことを指して「日本的」なのか、詳しい話は私には無理です。そして、日本人だから「日本の音楽」が好きになるか?といえば決してそうではないでしょう。私自身、どちらかというと外国の音楽に夢中になっています。私にとって音楽はパーソナルなもので、いわゆるナショナリズムといった要素が好みを左右するポイントではないので。。。もし仮に異国で生まれ育っていても、ビートルズ、キンクス、マイクに夢中になっていただろうし、ある日なんの予備知識もなく伊福部音楽を聴いたとしても(異国情緒などという概念抜きに…)惚れ込んでいたと思います。

それが自分の音楽に対する感性だと信じたい。。。

・「祭り」
これはまぎれもない「ロック」です!少なくとも私にとっては何の違和感もなく…そう思いました。
打ち寄せるリズムに大興奮!!のけぞって聴きました。いちど聴いただけで伊福部音楽の虜になってしまった次第です。死ぬまで聴き続けていきたい音楽家がまた一人増えました。

あぁ、感動の嵐!!!


「交響譚詩」
・「第一譚詩」
私はクラシックには疎くて学校で習うようなスタンダード?な曲しか存じません。「譚詩」の意味もわかってませんが。。。最初聴いたとき「剣の舞い(ハチャトゥリアン)」とか「天国と地獄(オッフェンバック)」といった、思わず身体が反応(踊りだしたいような…)してしまう曲を連想しました。

思わず身体が反応してしまう・・・それは音楽の原点のような気がします。
『オマドーン』のときも、まずアフリカン・ドラムやマリンバのリズムに惹かれましたし。。。

「第二譚詩」
曲調が一転して魂が揺さぶられるような、そんな哀しげなメロディで始まります。途中に激しいリズムが打ち寄せ、再び静かに曲は終わります。