AYUMI'S エッセイ


あんころもちころころ  その2(1998.10.9)

ななかまどは7回かまどに入れても燃えないところから、付いた名前だという。
ホントに7回燃やした人がいたのかどうか知らないけれど、もしホントにいたのだ
とすると驚いてしまう。
もはや、執念と呼ぶにふさわしい・・・。やったとすると、絶対女だね。
道内では36の市町村で、まちの木に選ばれているらしい。
冬になって雪をのせた赤い実は、
綿帽子をかぶった花嫁さんの、チラリと見える紅の口元のように、愛らしさとうい
ういしさで
見る者の気持ちを虜にしてしまうところおエラ方に愛されるところだろう。
ところが外見のかわいらしさとはうらはらに、食べると想像を絶するほど苦い。
「もうダメ。私の口は一生ひん曲がってしまうに違いない」と思うほどの苦さだ。
何で知ってるの?と聞かれると答えに窮するのだが、
かわいらしさにつられて、つい、口にしてしまったのである。
これって、何か嫁さん探しの男に近いと思いません?
かわいいと、ついつまんじゃうんだよね。
そして後から「どよ〜ん」って後悔する。
でも今じゃ、女の方がつまみ喰いしてポイって男捨てるからね。
おっと、私?私はロシア産の黒いななかまど。
見栄えは良くないけど、味では騙さないもんね。



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