AYUMI'S エッセイ


飲み屋のおねエちゃん(1998.10.28)


バブル期に就職したあたしにとって、ススキノは毎日の遊び場だった。
5時30分に仕事終わって、着替えたら向かうはススキノ。ストレス発散にはこれっ
きゃないとばかり、
まっすぐ家に帰ったことってあんまりなかったもんなぁ。
高校時代にススキノデビューしたこともあって、取りあえず恐い者なし。
毎日毎日、財布の中身と相談しながら、今日はカラオケ、明日は焼鳥屋、日曜日は
競馬と
当時一世を風靡したおやじギャルの典型だったのである。
他の子と違っていたところといえば、飲み食いが好きというよりは飲むことが好き
だったということ。
そうはいっても対して酒が強いわけではないから、雰囲気に酔うタイプなんでしょ
うねぇ〜。
会社関係の面子でどっか行こうかということになっても、
女の子があたしだけだと、カフェバーのようなタイプの店じゃなくスナックのよう
な女の子がいる店。
当然、酒代もしっかり割り勘になって、おごってもらった経験はあんまりなかった
気がする。
何件かそんな店を渡り歩いているうちに、飲むよりも店のおねエちゃんを観察する
ようになってしまった。
こちとらお代はしっかり取られているわけだから、「サービスもしっかりしてもら
わなきゃあきまへんでエ」
とばかり期待膨らまして店に行くのに、大半の店が女とみるとどうでもいい対応に
なっちゃう。
そりゃ、女にサービスしてどないすんねん、といわれるかもしれませんけどねぇ、
別に胸触らせてくれないとか、タバコに火イーつけてくんないとか(ちなみにあた
しゃタバコは吸いません)そんなんじゃなくて、
やっぱりプロはプロらしく、男であろうと女であろうとリップサービスは必要なわ
けよ。
バブルブルブル状態で、サービスなんてしなくても、お客の方が勝手にお金落とし
ていってくれた時代だから
プロ意識の高い女の子を求めることじたいが無謀だったのかもしれないけど、
中にゃいましたよ、「おっ!さすがだね、このおねエちゃん」という人。
ほれぼれしちゃうような徹底したサービスぶりに、ぴしっと決めた身なり。若すぎ
ず、年寄りでもなく・・。
女でもほれぼれしちゃいますよ、そんな人の隣にいると。
でもねぇ、高いのよ。やっぱりそういう女の子のいる店ってのは。
まあ、高い授業料払って、接客マナー習いに行ったってことかな。人生の師ってい
ろんなとこにいるもんよ。



AYUMI'S MAIN PAGE