
プレゼントは口紅(1998.11.17)
指輪にネックレス、毛皮に車(そんなの普通ないか・・・)と、プレゼントと言っ
てもいろいろありますが、結婚する前、あたしの一番欲しかったプレゼントと言え
ば口紅だった。
おフランスでは、「女はつきあう男が変わったら香水が変わる。
香水とは、相手の男からプレゼントされるものだからだ」という話だ。
というのも、恋愛が生き甲斐というようなお国柄のおフランスでは、妻以外の女性
とのおつきあいも派手らしい。
といっても、妻が不倫を容認するわけでもないというのだから、こりゃまた大変。
妻と恋人の香りが違うと、いろいろもめ事のきっかけとなってしまう。
そんなわけで、男は女にせっせ、せっせと香水をプレゼントするらしいのだ。
理由はともあれ、男が好みの香りをプレゼントするというのは、やっぱり悩ましい。
あたしが口紅を欲しがったというのも、理由がちょっと似ていて、相手の男性があ
たしに求めている色とはどんな色なのかを知りたかったから。
最近じゃカラーアナリストなんという職業も、耳にするようになったが、あたしの
学生時代は「黄色は精神的に***」とか、「紫は欲求不満だ」とかそんな程度の
情報しかなかった。そう、口紅の色で相手の性格を分析してしまおうという腹だっ
たのだ。
もし、相手の男性が見るからにかわいらしいピンク色の口紅を選んだら、「こいつ
はかわいい子ぶりっ子(この言葉も今は死語なのね)タイプが好きなんだな」とか
真っ赤な濡れ塗れカラーを選んだら、「う〜ん、こりゃ年上のお姉ちゃまタイプが
ホントは好きなんだな」とかわかるでしょう!
ところが、良くも悪くもみなさん日本男児。一向に買ってくれる気配がない。
一応、かわいらしくねだってみても答えは一緒。「他のモノにしたら・・・?」
そうそのときあたしは悟ったのだ。
性格分析ができると、密かにほくそ笑んではみたものの、ここは日本。
色分析する前に、もうちょっと男全般の性格を考えなきゃいけないということを!
結局、どんな色が手に入ったかって?
フン!あたしの口紅はすべて自前で買ったんです!
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