
サスペンスは現実逃避?(1999.11.3)
サスペンスもの、それも最初から犯人が簡単にわかってしまうようなテレビの2時
間ものをよく見る。
テレビ局によって、少々差はあるとはいえ、まあ、決まった範囲に犯人がいるのだ
からしょうがないが、それにしても、もう少しマシな作りができないかと、思って
しまうような物が多い。
先日の土曜日には「船長シリーズ」というのをやっていた。
高橋英樹主演。一般的な殺人は行われないが、心理的な人間模様を描いた作品
として、シリーズ化されているらしい。
主人公は妻子持ち。それでも船乗りらしく、結構いろんなところでもてている。
今回は多岐川裕美演じるヒロインと不倫の関係にあるが、すったもんだの末、最後
は綺麗に別れていた。
登場人物すべてがヒロインと主人公の関係者で、それらのごたごたを解決するため、
主人公が活躍するのだが、桃太郎侍の印象の強い高橋英樹が多額の借金をした
上で、それでもなおヒロインや周りの人物を守るべくいい人間として描かれていたが、
最終的には多額の借金だけが主人公とその妻に残された訳である。
あたしなら、すっきり別れるでしょうね。
どんな理由があるにせよ、自分は裏切られ、2千万以上の借金をこれから返してい
くんだよ。
それに耐え、さらに笑顔を見せる妻の音無美紀子さん。
あなたはそれでいいのだろうか。
妻の立場にいる人たちも、この番組に、何の疑問も感じないのだろうか。
それとも、それほどの状況下でも周りの人間を守ろうとする、主人公に男らしさを
感じたのだろうか。
あたしにゃ、わかりません。
やっぱり火サスや土曜ワイドはバッサ、バッサと人間が殺されなきゃ、一週間の疲
れはとれませんよ。
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