AYUMI'S エッセイ


ジャマイカ報告2〜便秘と幼児体型(2000.10.3)


もとが根っからの貧乏人ですからね。金持ち風に装っても、お天道様が顔出しゃ起
きない訳にはいかない性分なんだよね。
とにかく前日の疲れは置いといて、元気にベッドから飛び出しました。
この日のブレックファースト(ぶれぇっく、と強調してね)はジャマイカで食べら
れる日本食。ハネムーナーの多い、ジャマイカ。高級ホテルまでが日本人にスリス
リしているんだよね。
指定した時間にはまず来ないとは言われていたから、早めの時間に頼んでおいたん
だけど、正確さを追求する日本人以上にピタリ約束の時間。「ハロー」の声とにこ
やかな笑顔は、パンフレットのあの光景。私もいっぱしのマダムの仲間入りね、と
ほくそえみながらトレーに乗ってた日本食に目をやりましたよ。「ちょっと何これ
!」そうお盆(やっぱり日本人はトレーよりお盆よね)に乗っかっていたものは、
ぱさぱさのご飯と塩気の薄い味噌汁、味の全くしない鮭と思われる魚(網目がすご
すぎて、初め何だかわかんないんだもん)に、厚ぼったい手切りの海苔。人口甘味
料いっぱいの漬物が一番まともだったんだから。
まあ、旅は何でも経験だからとそりゃ食べましたよ。でも、もういいわ、私のこと
は忘れて頂戴・・・と思い切り叫びたくなるほど、寂しい味。
これが日本食と思われているとしたらちょっと情けないかも、と朝っぱらから深く
考えさせられる問題がそこにありました。
経済大国にっぽん。真の理解はまだまだ遠いぜ。
文句を言いながらも、腹を満たした私めは颯爽と水着を身にまとい、憧れのビーチ
へ走ったわよ。
青い海、白い砂。私を待っているのはカリブの風。ところがどっこい、そうは甘く
はなかった。だって考えてみて。20時間近くの乗り物続きで私のおなかは、中年
おじさんの仲間入り状態。太鼓腹まではいかないけど、晩酌のビールで成人病を気
にし始めたおじさんといった感じなのよ。くそ〜。
とはいっても時間は過ぎる、腹は引っ込まない。見てみい、外国人はどんな体型で
も隠さず堂々と泳いでいるんだぞ。こんな程度のおなかが何さ。
そうよ、幼児体型だと思えばいいのよ。私の開き直りは立派なもん。誰にも文句は
言わせないぜと、「カリビンアンの風に〜」(昔のアイドルの歌だったはずよ)と
口ずさみながら、カメラに向かって髪をかきあげていたのでした。



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