D先生へ
D先生、自分は正直言ってこの手紙を書くの非常に迷いました。書こうか書くまいか、またこれを書いても出さないかもしれません。自分の宗教的信条からそう思っていました。あれだけ以前お世話になっていながら自分は自分の宗教的信念の下、書くのをやめていました。でもD先生のは宗教ではありませんし、今はもう同盟関係にあるのかもしれません。また以前のような対立関係は解消しているのかもしれません。また自分が信じるこの宗教では恩知らずのようではだめだというふうなことを説いてもいます。
自分は医学部の最終学年が始まるころ創価学会に戻りました。その一年前に当たるD先生の病院でアルバイトをしていた頃、創価学会に戻ろうか戻るまいか激しく煩悶していた一年間でした。自分は小さい頃から大学一年の十一月まで創価学会の信仰をやっていました。とても熱心にやっていました。でもその熱心にやっていたのは苦しかったからでした。毎日の学校生活や小さい頃の苦しい家庭環境、そのために熱心にやっていました。小さい頃、僕の家は貧乏でした。果物屋と衣料品店を日見市場の中でやっていましたが僕が小学三年生の頃までは夜逃げ寸前の毎日でした。父は賭事などでほとんど仕事はしていませんでした。ただ朝、果物の仕入れをやるくらいでした。母が一人で苦労していました。母の苦労する姿を見るにしのびず僕や姉はよく自分から店の仕事を手伝ったり家事をしたりしていました。
小学三年から自分は創価学会のお祈りを自分から始めました。学校も苦しかったですし家庭も苦しかったからでした。
次第に家は経済的には困らなくなってきました。でも学校での苦しさは依然として続きました。また母の苦労もあまり変わらなかったような気がします。
話は変わりますが、今自分は青年海外協力隊やそういうふうなものに応募しようかと考えています。佐賀医科大学の精神科に勤めていますが全く今まで挫折知らずの奴から(そいつは研修医一年目です)いじめられていると言うか、佐賀にはもう居たくないくらいです。佐賀は長崎とはかなりシステムが異なります。長崎から来た人間がやってゆくのは厳しいところです。
以前思っていた(大学一年の頃)青年海外協力隊かそういうふうなものに応募しようかと考えています。分裂病を治す方法をほぼ考えついていますが今の日本でそれを行うのはかなり難しいような、また本当に効くかも分かりません。(低出力レーザーを後頭部の“亞門”というところに照射する方法です。)
佐賀での毎日は本当に厳しいです。でも脳外に居た頃に比べると肉体的にははるかに楽です。佐賀はバイトもあまりなく月収は30万あまりです。長崎の半分です。そして長崎の2倍ぐらいきついところです。
外国の医学にも恵まれない可哀想な人たちのために僕はこれから生きてゆこうかと考えています。でもそれはとても厳しいものでしょうし、親が寂しいと思います。
基礎は交通事故で頭蓋骨骨折などをし人の名前を憶えきれないくらいですからとても無理だと思います。本当に迷います。精神科の病院に入院している人たちを救ってゆく方を選ぶか、外国の医療に恵まれない貧しい人たちのために生きるか、煩悶しています。
これは一太郎のバージョン4で書いています。外国に行くとこれを使うこともできないのかと思うとやっぱり寂しいです。いや、こんなことより、青年海外協力隊か精神科で新しい治療法を確立するか、煩悶しています。
どちらをするか、早く決めようと思っています。
D先生、お元気で。自分も人のために生きます。人の幸せのために生きます。
2日経ちました。しかし時代は変わりつつあるはずです。自分はやはり低出力レーザーで分裂病に苦しんでいる人たちを救ってゆくんだという思いに変わりはないようです。青年海外協力隊は楽でしょう。みんなからちやほやされると思います。しかし低出力レーザーで分裂病は治るはずです。みんなを見捨てて外国へ行くか、日本でまだ邪道ではあるけれど低出力レーザーで分裂病の人たちを治してゆくか。
今、もう7月になりました。3月20日にここまで書いて出さないでいました。今日は7月の1日です。僕はまだ佐賀にいます。でも今日は金曜日ですから夕方か夜には長崎へ向かって帰ろうと思っています。毎週、長崎に帰るとき、嬉しいです。
佐賀は給料も安く、仕事もあまりやらせてもらえず、居心地はよくありません。長崎に帰って、自分の家の応接間を診療所にしようかとも考えています。この頃“歯の噛み合わせで病気を治す”に凝っています。一ヶ月半前から自分がその治療を受けています。毎週水曜日に博多までその調節をしに行っています。自分の自律神経失調症はかなり軽くなってきています。もっと早く(医師国家試験が終わった頃、その治療を受けようかと迷いましたが20万円もかかると聞いてやめました。)始めていたら良かったのに、ととても後悔しています。またこの治療法の普及に尽力しようかと思っています。
分裂病は遺伝子とはいってもこの治療法で治る可能性高い気もします。
思い切って今日出します。お久しぶりですみません。
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