
羊のポスト
この間、友達ののんちゃんに誘われ、トールペイントの体験をやってみた。
わたしの持っていったものは、桐の小さいタンス。
引き出しが4つある。
新聞屋さんからいただいた物。
ビギナーなのに、大物だね、と言われた。
でもそんなに大きいものではなくて、アクセサリーボックスくらいだ。
ペパーミントに塗ってデイジーの花を描いた。
のんちゃんの家でお弁当を持って集まって、みんなでワイワイ話ながらやるのでとても楽しかった。
先日は、ステンレスのポストをフェンスから外して、のんちゃんの家まで持って行き、塗ってきた。
初心者なのに、またしても大物を塗るね、と言われた。
ほかの人は眼鏡ケースや小物入れを塗っていたりする。
のんちゃんは、手芸店で木のお雛様を買い求め、
雛壇と人形を塗っている。
去年からやっているそうだ。
わたしは、生活に密着したものを、今現在使っているものをかわいらしく変身させればいいなと思った。
気に入ったものに囲まれて暮らしたい、それがわたしの希望だ。
羊とミニバラを描きたい、と先生にお願いすると、
上が水色で雲をふんわり描き、
下はペパーミントの牧草地にみたてての2色使いを提案された。
4人家族なので4匹の羊を描いた。
こんもリとしたピンクのバラの茂みもある。
先生のおかげで、想像以上のかわいい作品に仕上がった。
いっしょに塗っていたのんちゃんはとうとうお雛様を完成させた。
「これはもう家宝だね。末代まで伝えなきゃ。」
わたしはそう言って、のんちゃんの力作に感心した。
何かをつくり出すことは、エネルギーがいる。
なにもないところに何かが生まれる。
それを自分の手で作っている。
そのことがうれしい。
やはりつくるなら、人がそれをみて、しあわせな気分になったり、
元気や勇気がでるものがいい。
夢や希望がつまっているものがいい。
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